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206.【王国】騎士達と

 ■ 飲酒 ■


 本ゲームでは未成年は飲酒できない

 ゲーム登録時の情報により必ず、飲めないように設定されている

 ゲーム内でお酒を飲んだからと言って、本当に酔うわけではない

 また酔い状態には未成年でもかかるが、本当にお酒に酔っ払った状態ではない

 あくまで行動が阻害されるだけである


////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



 「隊長、靄がかかってたけど、どうだったんだ?」


 「え?結構な時間経ってたのに待っててくれたんだ?」


 「まあな、近場で適当に狩りしながらだったがな。連れてきた【兵士】と交代でここにいたぞ」


 なんとも義理堅い事に青騎士は待っていてくれたらしい。なんだかんだそれなりの時間戦闘していたと思ったんだが。


 「そりゃ、何か悪かったね。一応100人長クエストもここみたいだよ」


 「え?そうなのか?だから【兵舎】で100人押し付けられてたのか?でも既に中隊長だった筈よな?何で今更?」


 「分からないけど、世界旅するようになってから国ごとに100人長のボスと出会うんだよね」


 「分からないのか・・・まあ、そういう事もあると思えば、今後の為になるか。しかしいつも色々教えてもらってすまんな」


 「いや、自分はあまりそういうの秘密にする気ないし、聞いてくれれば答えるよ。自分で分かって無いこともあるだろうし」


 「そうか、とりあえず【王都】戻ると言う事でいいか?」


 「そうしよう。ボス戦は流石に疲れたし」


 そう言って二人とNPC達と【王都】に帰り【兵舎】に【兵士】を帰して、報告だけして、騎士達のクランハウスに帰る。


 すると、赤騎士が帰ってた。


 「よう!隊長。すれ違いで、寂しかったぜ」


 「別に寂しいとか無いだろうに」


 「いや!隊長と一緒だったら何か楽しい事あるだろうがよ」


 「何だよ、楽しい事って?」


 「うむ、隊長は【王国】の100人長クエストクリアした様だぞ」


 「ほらな~。でもこれで俺達も100人率いる筋道が見えてきた訳だ。その話聞かせてくれよ」


 「おい、赤よ。何もなしにそんな情報ばかり貰おうなどよくないぞ?」


 「まあ、な。じゃあ、隊長も聞きたいことあればなんか聞いてくれよ」


 「いや、今は特にないな。そういえばこの小手さっきのボスで手に入れたんだが」


 「おっ鑑定か?うちにも出来るやついるぜ?」


 「いや、金属っぽいから自分装備出来ないし、赤に上げるよ。青は見たところ全身揃いで装備してるみたいだし、片手だけじゃ変な感じだろうし」


 「なんでだよ!急にくれるとか言われても困るだろうが!」


 「いや、なんか剣筋って言うのかね?振り回すようなタイプの攻撃とか似てた感じだったから」


 「何のことだ?」


 そう言うので、敵将とその攻撃の仕方の雰囲気を話すと


 「ああ、なるほどな~一応俺は剣道ベースで動いちゃいるが、両手剣で斬るのと竹刀で打つのじゃ別物だからな。そこはどうやったらダメージが出るのか【訓練】を参考にしてる部分もあるさ」


 「ふーん、つまりあの攻撃は【王国】式だったのか。前に見てたから、部位破壊できて小手貰ったんだよな」


 「んで、金属装備だから持て余してると・・・うし!じゃあ、交換と行こう!」


 「別に装備とか困ってないけどな?」


 「そういうなって!ただで貰ったら、何か気になるだろうがよ」


 「それもそうか、何と交換する?食材?お酒?」


 「なんでだよ!この前のイベントで貰った賞品とかどうだ?」


 「イベントで貰ったもの貰えるかよ。自分は鞄拡張した」


 「え?他にもいい物いっぱいあっただろうに・・・いや隊長じゃ、寧ろ必要無さそうだな」


 「自分お酒でいいんだけど」


 「それならブランデーがこの辺りの特産らしいぞ。俺はあまり現実だと仕事がら飲み過ぎ注意なんで、ここで飲むんだが、飲んでるうちに教えてもらえたんだ。紹介するぜ。でもそれは情報と交換だ」


 「それはありがたいな~十分なんだがな~」


 「ん~しゃあねえ!ちょっと待ってもらっても良いか?実は例のボス覚えてるだろ?【馬国】の」


 「嗚呼、あのでかい虫?」


 「そう!あれの攻略進めてるんだわ。100人率いれるやつ育ってからになるが、いい物手に入ったら、交換しよう」


 「分かった。鞄も100スタックあるし、鞄の肥やしにしておくわ」

 

 「悪いな。もし、交換してくれる奴いたら、交換していいからな。そういうのは早い者勝ちだ」


 「そう?じゃあ、そうするわ」


 「ところで隊長は何しに来たんだ?」


 「なんでもマスターと酒でも飲もうと来たらしい」


 「先に言えよ!俺が付き合うぜ!青は学生だから飲めないだろう」


 「青、学生だったのか」


 「ああ、だがあまり現実の事言うものじゃないぞ」


 「そうだな、悪かったな。青と白は学生だから、気をつけてくれ」


 「そうか、分かった。そういうのは大事だな」


 「さて、そういうわけだし、飲むか!」


 「どういうわけか知らんけど、飲むか!」


 「折角だから【王都】の飲み処教えてやるよ!」


 よ~し酒が飲める!酒が飲める!!酒が飲めるぞ~!!!


 そうして、赤騎士と連れ立って【王都】の飲み処で飲みながら、最近の近況について語りあう。


 赤騎士はなんだかんだクエストがんばってるらしい。


 自分は最近ガイヤと闘技場で戦って、今度船で外海に行く事になったことを伝えれば、かなりうらやましがられたが、


 ちゃんとクエストやっていれば、その内きっと面白いクエストに出会えると、結論付けて、その日は飲んで、更にブランデーを買い付けて終わった。


 ちなみに魚人街の海草酒がアイテムバッグを圧迫してたので、必要な分を残して売ったら、中々市場に出回らない幻のお酒だとかで、またお金になったが、一度に払えないとの事で、後日ちゃんとお金を預けておいてくれるらしい。

 

 NPCを通した取引は信用しているので、お任せにした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 王国はブランデーですかぁw良いですねぇ(^q^) [一言] 主人公の職業が【将官】になってしまったら、流石に騎乗のスキルが必要になってしまうんでしょうね。本人は望んでないでしょうが。
[一言] 隊長、いつの間にやらプレイヤーの中でも中々の富豪になってるんでなかろうか 少々特殊なルートに加えて隊長が色々してるのもあるけど、極貧といわれてる兵士の先にこんな富豪ルートがあるとは誰も思う…
[気になる点] 酒を飲もうとするとただのジュースに、じゃなくて口に入れられない? [一言] そのうち隊長の財産放出すると経済が混乱する規模に…w 幻の酒は大量に出回りすぎて大変なことになってるような気…
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