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168.海賊討伐2

 ■ ガード ■


 盾や防具や武器等で相手の攻撃を受ける事をさす。

 ガード判定が出るとダメージを減算する。

 そしてそこからスキルによる判定が3種類発生する。

 ブロック- ダメージ減算及び硬直デバフ

 パリィ- ダメージ回避及びカウンター攻撃

 バッシュ- ダメージ減算、無効化及びノックバック

 

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



 村を回り衛兵が5人になったところで、今度は町攻略に乗り出す。


 農村と違い、サトウキビに姿を隠すことが出来ない。


 建物の影に隠れ、様子を伺えば、今度は巡回が二人一組だ。


 こっちは自分と衛兵が5人。


 しかし、この衛兵達ちょっと・・・大分弱い。コレは相手の海賊と比べてと言う事だ。


 海賊とタイマンで戦わせようと思ったら、圧倒されていたので、自分が割って入らざるを得なかった。


 二対一なら戦えるので、少しでも兵力を温存するためには確実に二対一の状況を作ってやらねばならない。


 ということで、最初は自分が攻撃を仕掛けていく


 二人組の巡回の後ろから忍び寄る。


 一人を後ろから攻撃。急所に入り、硬直が発生する。


 すかさずもう一人が攻撃してくるので、避けて、5人に任せる。


 硬直した方を自分が相手取り、急所攻撃を中心にダメージを与え、倒す。


 もう一体は流石に5人で囲めば、何もさせずに倒しきる。


 慎重に隠れながら進みつつ巡回を狩り、町中を探索していると、


 一軒の大きな家に併設された倉庫の前に海賊が、今回は5人待機している。


不意をつくにも隠れる場所が無いため、自分が前に自分の後ろに5人が横隊で続く。


 こちらに気が付き、5人一斉に攻撃を仕掛けてきたところに


氷剣術 霜界


 相手全員の速度を緩める。左手で地面に刺した剣を抜き、中心にいる敵を急所攻撃。


 右側にいる一体の攻撃をかわしつつ、剣を持つ手を掴み、左にいる一体の急所を攻撃。


 自分の後ろにいた5人の衛兵の内、両側4人は二人で一人を狙うように左右に分かれ外側から攻撃を始める。


 右側の海賊が強引に自分の手を振りほどいたところで、正面の海賊の硬直が解けたので、一歩飛びのく。


 左の海賊も続いて硬直が解ける。


 右側の海賊が攻撃を仕掛けてきたところで、自分と組んでた衛兵が自分の後ろから短槍を突き出し、攻撃を開始する。霜界が効いているので何とか戦えるか、と言うところだ。


 左と正面の海賊がタイミングを合わせて振りかぶってくるので、ブロックする。


 どちらもガードで防げたが、ブロック判定は出なかった。攻撃に対して、うまく受け止めきれなかったようだ。


しかし、相手の動きが遅いうちに少しでもダメージを与えるべく、左の海賊の足に剣を突きたて地面に縫いつけ、


 右手で正面の海賊の首を掴み


吸う右手


 生命力と精神力を吸収する。


 吸収攻撃で痛みがあるのか、うめく正面の海賊。


 左の剣を引き抜き、相手の攻撃に合わせ、カットラスの刃を滑らせるように斬りつけ、指を切る。


 ぎりぎりで頭を傾けカットラスを掠りながら避ける。


 そして、指を切られた左の海賊はカットラスを取り落とす。


 部位破壊が成立したようだ。


 よくよく見ると、片足も部位破壊が発生していた。


 最近理解してきたのだが、攻撃を与える場所が末端であるほど、部位破壊が発生しやすい。


 多分ダメージ許容量が設定されていて、末端に行くほど許容量が低いのではないだろうか?


 つまりピンポイントで、指を狙えば、足や手の部位破壊が発生する。因みに目なら高確率で盲目デバフが発生する。


 そうなると、狙ったところにほぼほぼ当てられる自分は結構攻撃できる場所があるな。


 そんな事考えていると、正面の海賊が自分の手を振りほどき、右の海賊と衛兵がこう着状態だ。


 一歩下がり衛兵も下げ、剣を右手に持ち、左手の平を正面に向け、


吐き出す左手


 熱閃で焼けば、三人同時に倒し、捕縛状態になる。


 残り二人は流石に二対一で戦わせていただけあって、優位に運び、倒してくれた。


 そして、今更気が付いたのだが、いつの間にか衛兵の装備が増えている。


 短槍と革冑と革鎧と最低限装備で、衛兵と言う名の民兵どころか自警団くらいにしか見えない装備だったのに、


 いつの間にか腰にカットラスを下げている。


 ぱくったんか?と思ったら、どうやら戦闘経験の低い、衛兵達が戦闘に参加するたびに成長しているらしい。


 衛兵は正規兵ではなく、地元のお巡りさんポジションなので、一応街道に出る普通の魔物位を倒せる位が基準らしい。もちろん日本のような犯罪対策組織ではない。畑に出る害獣を退治したりする人だ。


 つまり衛兵を戦闘に参加させて育てつつ、都を奪い返すまでの一連のクエストだった訳だ。


 どうにも弱いから、自分が前線に立って戦いすぎた。


 ここからは積極的に参加させて、育てなければ。


 そして、倉庫を開けば5人の衛兵が、組み込まれる。


 こいつらもうまい事育てなければな。


 町を開放した事で、領主の息子が話しかけてくる。


 「ありがとうございます。コレで、海賊を追い払う拠点が出来ました。この町では衛兵用のアイテムを購入できます。衛兵用装備を整える資金は開放度に合わせて自分から支給できます」


 「えっと?限界まで整えたいので、自分が出しましょうか?」


 「まさか!領地を救って下さる御仁にお金を出させるなどもってのほかです!」


 そう言われて、一軒の店に連れて行かれると、回復丸とブーツが売っていたので、10人に装備させて、資金が底をついた。


 「すみません。十分な戦力を整えるには資金も兵力もまだ足りないとは思います。近隣の村や町を開放し、街まで開放できれば、もっと選択肢も増えますのでよろしくお願いします」


 うん、地道にやるしかないなこりゃ。にしても開放できる街やなんかも数が限られるだろうし、装備もある程度考えていかなきゃなぁ。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「まさか!領地を救って下さる御仁にお金を出させるなどもってのほかです!」とか言ってるのに。  「すみません十分な戦力を整えるには資金も兵力もまだ足りないとは思いますので、近隣の村や町を…
[一言] 自己資金によるブーストにストップをかけられた隊長 砂漠の際には、自己負担で楽をしたように見せて、実はソヘイラ様なしのハードモードに自ら突っ込んでたんだろうな… もしかしたらあれを見てた運…
[一言] いろいろ言ってるが、 10人分の装備を整える状況で資金がジャストなので、 主人公が資金を出したとしても、物資が無いとか理由をつけて なんだかんだで育成要素に持っていきそうだ。
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