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136.ダンジョンアタック-ファーストトライ-

 ■ ダンジョントラップ ■


 イベントダンジョンが発生した事で、より明確な悪意を持ったトラップが実装される。

 これまではあくまで、自然発生する現象の一部だったが、

 イベントダンジョンについては邪神やその手先の悪意により設置される

 どんな効果があるかはプレイヤー自ら体験する事になるだろう


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ダンジョン攻略って事で【帝国】に一回帰ることも考えたが、


 【馬国】が過疎らしいし、とりあえずこのまま行くとする。

 

 正直混んでる場所って苦手なんだよねーってね。


 まずは、ダンジョンアタックに当たってのスキルを選択する。


  <剽剣士><不動心>

<防衛域><野泊者><索眼>

  <古樹><解除>

控え

<言語><跳躍><疾走><登攀><ダガー><水泳><威圧><採集><擒拿術><分析><氷剣術><軍率士>


 戦闘力に不安しかないんだが、どうだろうか?


 せめて<野泊者>は、外すか・・・・しかし長いダンジョンなら途中で休憩も必要だろうしな。


 まあ、駄目なら駄目で一回目は仕方なしか


 そういえば、装備品だがこの前の羽の蛇から手に入れた靴は<空駆の長靴>だった。


 革素材に羽の文様の入ったロングブーツだが、どうやら精神力を込めると一瞬足場が出来るというか、空中で、止まったり、ジャンプしたりできる。


 足場は本当に靴の底サイズだし、本当に一瞬力をこめた瞬間に消えるので、空中2段ジャンプが出来る程度だし、精神力も結構食うので、どこまで使えるんだか、微妙な性能だ。

 いや、凄いのは本当に凄いとは思うのだが、使いどころが分からない。


 まあ、後はほとんどいつも通りだ。食料や薬のような消耗品は買いこんでおいて、修理や手入れなんかは専門のお店に任せてお終い。


 そして、ダンジョンに行くため、案内を頼みに行けば、荷馬車が出てるらしい。


 馬車に揺られて現地まで行くらしいのだが、自分は正直飽きちゃうので、歩いて行きたいと申し出れば、馬車に乗る人があまりいないとの事で、寧ろダンジョンキャンプ地に荷物を届ける任務に就くことに。


 ダンジョンアタックついでに、小遣い稼ぎできて、一石二鳥、ラッキー!


 そうして、案内してもらい、さらには大人数で動く事で、旅の安全も確保でき、安心安全さらには安定の移動で、ダンジョンに辿り着く。


 ダンジョンの周りはキャンプ地と聞いていたが、そもそも【馬国】はゲルみたいな移動式住居に住んでる人ばかりなので【馬国】奥地に行く途中、見慣れた景色。


 ゲルごとに買い物や装備メンテや【教会】など役割があり、ログアウトできる宿泊用のゲルも揃っている。


 一度宿泊用ゲルで、死に戻りした時のリスタート地として登録しなおす。


 さあ、ダンジョンアタックだ!!と思ったのだが、ダンジョン入り口上部の文字が気になるので、一回<言語>を付けなおし確認すると

 『暴食』のダンジョンと言うらしい。


 海産物も暴食な気がするんだがそうでもないのかね?


 まあ、いいか


 面倒だが<言語>を外して、ダンジョンアタックに赴く。うん、このスキル付け替えの面倒くささよ。


 入り口は下に下りる階段から。2~3人が横に広がって歩けそうな道幅の階段。


 降りれば、森。


 道幅は相変わらず2~3人が同時に歩ける程度。多分パーティで挑むダンジョンなんだろうな。


 仮に100人連れてぞろぞろ歩いたら・・・めんどくさい


 道間違えたりしたら、どうやって反転するのか、魔物が出てきても対応できるのは精々3人、後ろに止まれの指示が出る前に押し込まれて転びそう。


 そんな事を考えていたら、頭に角の生えたウサギが一匹、やや大きめだが、精々犬くらいのサイズ。


 シンプルに真っ直ぐ角で突いてくるので、ブロックからの硬直したところを地面に縫い付けるように刺し殺せば<解体>せずとも光の粒子になり、大きな葉っぱにくるまれた肉を落としていく。


 前に聞いたとおり本当に肉ダンジョンか


 しかし、自分の<察知>だと殺気しか感じられないので、周りに魔物が居るかなとかそういうの分からないんだよな~。


 どうしたもんかなと思いつつ、手に入れたばかりのスキル<索眼>を発動すれば、赤くなった世界。

 周りに動くものは無いが、少し先に赤さが他の周りの植物とは明らかに違うひも状の物が見える。


 適当になんか投げるものは無かったかなとアイテムバッグを探れば、氷が無駄にいっぱい入ってたので、一個投げてみると、


 蔓のような物が、氷に巻きつき空中に吊るし上げて、止まる。  


 ふむ、逆さ吊り系のトラップだったようだ。


 流石ダンジョン、これだよな~トラップとか


 それからは、視界の切り替えを行いながら、トラップに気をつけて進んで行く。


 とは言え、まだ一階。


 トラップも蔓だけだし、魔物も兎ばっかり、たまに2匹3匹出るが、ひたすら兎の肉らしき物が貯まるばかり、本当に肉しか出ない。

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 とりあえず、うろうろしている内にドーム状に開けた場所に出る。


 来た道と進む道が草や蔓で埋まる。現れたのはパーティボスサイズの大兎。


 顔はまん丸で小顔、後ろ脚でお座りして、前足2本で挟んで細長い草を持っている。


 じっと、観察していると、唐突にドーム上フィールドの天井近くまで跳び、細長い草を振り下ろしてくる。


 横に転げ避けると、地響きが鳴り、盛大に地面が揺れる。


 多分立っていたらバランスを崩していただろう。


 立ち上がると今度はその草を思いっきりバットのように横にスイングしてくるので、咄嗟にまたその場に伏せて避ける。


 すぐに立ち上がり、スイングを振り切って、体を捻りきり後ろを向いている大兎の片足を


 掬うように切りつけると


 よろける大兎、そこにもう一発適当に切りつけて、一旦下がる。


 体勢を立て直し、こちらに正対する大兎、よく見ると草を正眼に構えているようにも見える。


 また、唐突に、トンッと一歩踏み込んできたかと思うと唐竹割りに振ってくるので、ブロックする。


 大兎に硬直が発生するが、草とは思えない一撃の重さに、自分も足が動かない。


 硬直が解け、今度は袈裟懸けに切りつけて来たため、避けると


 すかさず逆袈裟に切りつけてくる。


 二連撃に避けきれず、また反射でブロックしてしまう。


 そして再び硬直する大兎と自分。


 その後も、避けて避けて避けきれない時にブロック、


 攻撃に転じる事が出来ずに15分ほども経っただろうか、大兎が突然ホール中央に戻り、


 そこから大ジャンプ。ホール中央天辺からどこかに行ってしまう。


 そして道が、開かれる。自分が元々来た道のみだ。


 ん~これ以上進む権利が無いから帰れってことかね??


 こりゃ、もしかすると一人じゃきついかもな

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― 新着の感想 ―
[一言] プレイヤーでも屈指の自衛力を持つであろう隊長でこれだと、そこらのタンク役は大変なことになってそう…
[気になる点] 今回は、 途中の文章で句読点の位置とか、いろいろおかしいような。 2つの句読点の間で、主人公と兎の行動が混じってたり。 文の最後に句読点が無い部分が多いように見受けられる。 ---…
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