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王道を行って何が悪い!  作者: 地味に中二病
9/22

初成功

遅くなりました。

「しまった……声について聞くのを忘れてた」


 大急ぎで宿に戻ってきたユウは、宿に入ろうというところで自分にとって大事な案件の一つを思い出した。狼の亜人の声についてだ。せっかく知るチャンスだったのに棒に振ってしまった。


「結局自分で調べるしかないのか……」


 図書館のあの膨大な数の本を思い出し、辟易する。


 しかし、そんなことでいちいち落ち込んでいられないと思い、ユウは気持ちを入れ替えた。思考をプラスに。魔法のことを知ることができたのだからいいと。


 整理がついたユウは宿へと入る。一階には、三組ほどの宿泊客とナシャがいた。宿屋といえば客が多いのは夕時のはずなのだが、今日はやけにお昼なのに客が多い。


 部屋の鍵を受け取りにナシャと宿泊客のいる受付に向かう。近づいてくるユウに気づいたナシャが軽く会釈する。本当は声をかけたいが、客が目の前にいるから自重しているのだろう。


「鍵を受け取りに来ました」

「はい……どうぞ。……少し待っていてください」


 鍵をユウに渡すとき、聞き取れるぎりぎりの音量でナシャが話しかけた。それにユウは軽くうなずいて応える。客の邪魔になるのでそれ以上長居はできず、ユウは自室へと戻った。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ユウが自室へと戻ってしばらくしてからナシャはやって来た。


「すみません、ユウさん。お待たせしてしまいました」


 ナシャは部屋に入るや頭を下げる。


「そんな頭を下げないで……勝手に魔法の練習を切り上げちゃったのは俺の方なんだし、それにお客さん優先でしょ?」

「ユウさん……ありがとうございます」


 そう言ってナシャはまた頭を下げる。ユウが内心、ナシャが自分に対し頭を下げることに少し困っていると、ナシャが「それで……」と付け加えた。


「戻ってきたっていうことは魔法について何かわかったんですか?」

「あ、あぁ、バッチリだよ」


 それがユウが外に出た理由である。さすがに理由が何も分からない状態で戻っては来ない。


「ばっちり?……つまり分かったってことですか?」

「あ、うん」


 ユウはまた元の世界の言葉を使ってしまった。ある程度まではこの世界の人にも通じるのだが、英語や和製英語、現代語などは通じないことがある。ユウとしてはその言葉を使うのが常識なので、少々困っている。


「やったじゃないですか!」


 ユウが魔法についてコツを掴んだと聞いたナシャは、まるで自分の事のように喜んでいる。その喜び様は、当の本人を越えるほどだ。


「あはは……ありがとう、ナシャちゃん」

「……?どうしたんですか?」


 親身になって魔法の練習に付き合ってくれているナシャに何となくお礼を言いたかったユウ。だけどナシャには伝わらなかったようで、小首を傾げている。


「あ、それじゃユウさん!魔法を見せてもらってもいいですか?」

「えぇ、いきなり?」


 確かにいきなりだが、そう言われるのは当然だろう。ユウが外に出てからナシャはずっとそのことばかりが気になっていたのだから。


「お願いします、ユウさん」


 まるでおもちゃをねだる子供のような目でナシャに見られる。そもそも魔法を教えてもらっているユウに、見せないなどという選択肢はない。


「まぁ、まだ成功するか分からないけど、それでいいなら」

「ぜひ!」


 変な所でユウは逃げ道を用意する。まるでチキンだった。


「それじゃ……」


 ナシャから少し離れた位置に立つ。ユウは一呼吸入れ右手を前にかざす。そしてカムに教えてもらったことを思い返した。


 ――詠唱が大切だよ~。


 正直、頭で理解はしていても言うのは憚られる。それはユウだけではなく、元の世界の人ならば誰もがそうだろう。


 それでもユウは『王道』を行くために恥を捨てて言う。自分の考えた魔法の詠唱を。


『み、水よ じょ、浄化の聖水を分け与えよ』


 ユウの最初の詠唱は噛みまくりで終わった。


 ユウは赤面し顔を隠す。その間も魔法は発動する。かざした手のひらに水が集まり、一つの球を形成する。それだけで見れば今までと変わらないのだが、今回はしっかりと丸い形を保っていた。


「わっ……ユウさん!やりましたよ!」

「え?……あ」


 ナシャの声に、隠していた顔を出して自分の手のひらを見てみると、今までで一番の出来の魔法が出来ていた。


「やった……やったよ!」


 ユウは自分自身でも信じられなかった。まさかいきなり魔法が成功するとは思っても見なかったのだ。


「あ……でもこれどうしよう」


 ユウは自分の手のひらの上に浮かぶ水の球を眺めて言う。実戦で使えるような威力の魔法は危ないと思い、害のないものを選んだが、ユウはこの後の処理を考えていなかった。


「そうですね……飲みます?」

「え……飲めるの?」


 思いもしなかった提案にユウは驚く。ただの水ではなく、魔法で作った水なのだ。飲んでみて何か害があるとしたら怖い。


「大丈夫ですよ……たぶん。この前泊まってた冒険家の人が、よく遠出で水不足の時は自分の魔法で作った水で補っているってことを聞いた……ような気がします」


 ナシャの言うことはかなり曖昧だった。しかし、冒険家の話ということで試してみようという気にユウはなった。


「それじゃ……」


 ユウは魔法を維持したまま、これまでに買ってきたいろいろな道具が入っている備え付けの箱の前に移動する。そして空いている方の手で箱の中から木製のコップを取り出す。コップに魔法の水を注ぐと、ナシャの傍まで戻ってきた。


「見た感じは普段に水けど……」


 コップに注がれた水をまじまじと見る。なんとかなるだろう、とユウが腹をくくり、いざ飲もうとするといきなりナシャに止められた。


「あの、ユウさん」

「どうしたの、ナシャちゃん?」


 ユウが聞き返すとナシャは少し迷ったが、次の瞬間ユウの手からコップを奪い取った。


「え!?」


 ナシャのいきなりの行動にユウは唖然とする。両手でコップを握り、ナシャは必死にユウに説明する。


「え、えーと、私が言い出したことなので……わ、私が飲みます!」


 どうやらナシャはユウの代わりに魔法の水を飲むらしかった。しかしユウとしては、ナシャにそんな何が起こるか分からない危険なことはさせられない。


「いや、でもね。ナシャちゃんにそんな……」

「……えい!」


 ユウが止めようとすると、ナシャは何の前触れもなく水を飲んだ。


「え……ちょっとナシャちゃん!?」


 コクッ、コクッと喉を鳴らしながらナシャは水を飲み干していく。ユウがナシャの口からコップを外した時にはもう飲み干された後だった。


「ナシャちゃん、大丈夫?お腹痛いとかない?具合は?」


 ユウが心配して声を掛けるが、ナシャは俯いたままで顔が見えない。


「……すごい」


 ユウが本格的に病院に連れて行った方がいいのかと悩んでいると、ようやくナシャから反応があった。


「ユウさん!なんなんですかこの水は!」

「は、はい!すみません!」


 ナシャの大声に驚いてユウは反射的に謝ってしまった。


「なんで謝っているんですか?」

「え、だってさっきの水がとんでもなくヤバいものだったから大声で怒鳴ったんじゃ……」

「ど、怒鳴って!?……確かに大声でしたけど、もうちょっとぼかしてもいいじゃないですか」


 ユウの一言にナシャは拗ねてしまった。女の子に大声で怒鳴ったなどと言うのは確かに配慮に欠けていた。そこはユウも反省した。


「ごめん、ナシャちゃん」

「……まぁ、いいですよ。大声だったのは自覚してますから。そんなことより、水ですよ!」


 さっきもナシャは水がどうと言っていたが何のことだろうか。ユウにはさっぱり分からなかった。


「ユウさん、この水魔法を使うとき何を想像しましたか?」

「何って……危なくないように安全重視で」


 ユウはとても言えなかった。元の世界の遊んでいたゲームを参考にしたなんて。


 カムからのアドバイスでユウが分かったこと。それは囚われない想像だった。使いたい魔法そのまま想像していては難しいものもある。そこでユウは使う魔法を連想させるような想像の仕方をとった。


 簡単に言うと竜巻のような火の魔法を使う場合に、そのまま火の竜巻を想像するのは難しいが、それを連想させる大まかな火を想像する。


 ユウの場合はその想像するものが、自分が元の世界のゲームで使っていた魔法というだけの話だ。それだとユウにも馴染みが深いおかげで想像もうまくいく。


「もう少し具体的に教えてほしかったんですけど、いいです。それより、さっきの水すごいんですよ!飲んだだけで体の疲れがスーッと取れたんですよ!」


 興奮気味にナシャが力説する。それをユウは半信半疑で聞いていた。ユウが今回想像したのは確かにゲームの水の回復魔法のようなものだった。でも、だからといって実際の魔法に想像した魔法の効果が宿るのか怪しいとユウは思っていたからだ。


「すごいです!こんな魔法は初めてですよ!ユウさんにはやっぱり魔法の才能がありますよ!」


 それにしてもユウはナシャにベタ褒めされていた。ユウはにやけそうになる口元を必死に引き締めている。褒められてにやける男というのは誰が見ても得にならない。


「ユウさん?そっちに何かあるんですか?」


 だらしない顔を見せまいとナシャの反対側を向く。明らかに不自然なユウの行動にナシャは気づいていた。


「いや、何もないよ。それよりナシャちゃん、ありがとう」


 ユウは無理やり魔法の練習のお礼の方へ話を逸らす。実際に改めてお礼は言いたいと考えていた。


「そんなありがとうなんて言葉私にはもったいないです……全然ユウさんの役に立てませんでした」


 ナシャは少し、いや、かなり引いた所がある。今もユウのお礼に対し謙遜というより、卑下に近い態度をとっている。ご飯の時の性格とは正反対だ。


 だが、ユウとしてはナシャの助言や支えがなければロクに魔法を使えなかったと思っていた。だからナシャにはお礼は素直に受け取ってほしかった。


「そんなことないよ。だってナシャちゃんの助言がなかったら今も魔法を使いこなせなかったし。本当に感謝してるんだよ」


 ユウは自分の感謝の気持ちを率直にナシャに伝える。それを聞いたナシャは恥ずかしさのあまり顔を隠してしまった。


「ユ、ユウさん……言いすぎです!……でも、ありがとうございます」


 小さい声でナシャはお礼を言った。どういたしましてと、ユウが言うが、そこではたと気づく。


「お互いにお礼言ってたら意味がないよな」


 ユウが軽く笑いながら言うと、顔を隠していたナシャもクスリと笑う。なんとなくユウとナシャはいい空気だった。


「もう、ユウさん。……それにしても、先生役も終わりですね」

「あ……そっか」


 ナシャが不意にそう告げる。ユウが魔法を使えた今、ナシャの先生役も終わりなのは当然だ。


 ユウとしてはずっと先生役をしてもらいたかったが、そもそも仕事があるのに無理を言って教えてもらっていたこともあり、とても続けて欲しいなどとは言えなかった。


「少しだけ物足りなくなりそうですね……」


 少し寂しいような口ぶりだった。なんだかんだでナシャも嫌ではなかったようだ。


「……あ、そうだ」


 先ほどまでの空気とは一転して静かな空気だったが、突然ナシャが何かを思い付いたように呟いた。そして次にナシャが言った言葉はユウの予想外のものだった。


「ユウさんは必ず有名になると思います。だからその時は、私に魔法を教えて下さいね?」

「……えぇぇ!?」


 ナシャはユウに、今度は自分に魔法を教えて欲しいと言ったのだ。思いもしなかった言葉にユウは驚く。自分が有名になんて成れはしないと否定するが、ナシャは聞くそぶりはなかった。


「ユウさんなら絶対に成れます!だって毎朝頑張ってますもんね?」

「え!?なんで知って……」


 ユウはこっそりできていると思っていたが、既にナシャにはバレていた。ユウがガザムから教えてもらったった次の日、早くに目が覚めたナシャは朝練に行くユウの姿を見かけていた。


「それは……いいじゃないですか」

「なんで!?」


 別に朝練の姿を見られていけないことはないのだが、ユウとしてはこっそりやっていたことがバレて落ち着かない気分だった。


「フフフ……あ、そうでした。夕食の買い出しに行かないといけないんでした」

「そうなの?ごめん、引き留めちゃって」


 完全にユウの私事に付き合わせてしまっていた。ナシャは大丈夫ですと、一言言うと部屋を出ようとする。ユウは何かできないかと考えて、ナシャに声を描ける。


「ナシャちゃん。もしよかったら荷物持ちとかしようか?」

「お気持ちだけで大丈夫ですよ」


 ユウが手伝いを申し出るが、やんわりと断られてしまった。それもそのはずだ。ナシャのような子が荷物持ちを頼む訳がなかった。それをユウも断られた後に気づいた。


「それではユウさん、魔法の練習頑張ってくださいね!」


 ナシャは部屋を出ていくときに一言だけそう言って扉を閉めた。


「……失敗したな」


 部屋に残ったユウは一人呟く。ナシャには仕事優先と言っていたが、こうしてユウのせいで仕事に集中できずにいる。


「……やっぱり何か手伝いたい。……多少強引にいくか」


 大袈裟だが、ユウにとっての罪滅ぼしとお礼だった。ナシャに続いてユウも部屋を出て、一階へと降りる。宿の入り口には既に買い物袋を肩に提げたナシャがいた。


「ナシャちゃん」

「え!?ユウさん?」


 その背中に声を描けると、ユウがここに来るとは思っていなかったナシャは驚きの声をあげる。


「やっぱり手伝うよ。ほら、袋貸して」


 ユウはナシャの肩に提がっていた買い物袋を取る。


「そんなユウさんに悪いですし、大丈夫ですよ」


 それでもナシャは大丈夫だと言う。ユウがいいから任せてと、言うとナシャはユウを見つめて黙ってしまった。


「……」

「……えーと、迷惑だったかな?」


 さすがに迷惑行為を押し付けられはできないと思い、ナシャに尋ねる。しかしナシャはユウの質問に首を横に振る。


「迷惑だなんてそんな……ただ、今までのお客様でこんなことしてくる人がいなかったから……」


 ナシャがなぜユウを見つめていたのか。それは戸惑いからくるものだった。この世界ではユウのような行為は非常に珍しい。ユウの何気無い振る舞いがこの世界では紳士的なことだったりする。


「そっか……じゃあ別についていってもいいんだね?」

「はい、むしろありがたいです」


 結果、ユウは荷物持ちとしてナシャの夕食の買い出しに同伴することになった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 夕食の買い出しの荷物持ちをするということで、ユウはナシャと商店街へと来ていた。夕飯時で賑わいを見せる商店街は、昼間とは違った雰囲気を見せている。変わらないのはいつも人が多いという所だけだ。


 何を買うのか知らないユウはナシャについて歩いていている。が、ナシャは店を何軒も回るも、今のところ何も買っていない。不思議に思ったユウはナシャに尋ねた。


「ナシャちゃん、何も買わないの?」

「う、気づいちゃいました?実は、その……献立をまだ決めてなくて。お魚中心にとは思っているんですけど」


 ナシャが困り顔でそう言った。いつもナシャは献立を仕事の合間に考えるのだが、今日はユウのことで頭がいっぱいだったために考える時間がなかったのだ。


「そうなんだ……まぁ、ナシャちゃんの料理はどれも文句のつけようがないくらいおいしいからね」

「……なんだか今日のユウさんは違いますね」


 ふとナシャがそう洩らす。


「え、変だった?」

「あ、いえ、悪い意味じゃないです。でも、なんだか変わったなって思って」


 ナシャはその場を見てはいないが、ユウは浮かれていた部分をガザムに指摘されたのはほんの二日前のことだった。


 その時のユウはあれこれ考えていながらも、どこかゲームをしているような感覚だった。しかし、今ではしっかりとこの世界で生きていた。その気持ちの違いがナシャにも伝わったということだ。


「そっか。ま、俺のことなんていいからさ、今は買い出しに集中しよう?」

「そうですね。あ、ユウさん。向こうのお店に行ってもいいですか?」


 ナシャが指差したのは八百屋だ。ユウは全然構わないと言い、ナシャについていく。


 近づくにつれ、その八百屋の隣の店に見覚えがあることに気づいた。


「ん?おぉ、迷子坊主じゃねぇか!」


 見覚えがある店――ユウのよく行く串焼きの店のおっちゃんは、まだ離れているというのにユウを見つけ大声で話しかけてきた。


 最悪だと、ユウは思った。人が多い、しかもナシャまでいる状態で「迷子坊主」などと呼ばれてしまった。ナシャを見ると、失笑していた。そんなユウをよそにおっちゃんは話しかけてくる。


「よう!串焼き食いに来たのか?待ってな、今焼いてやっから」

「どうも」

「ん?なんだナシャちゃんじゃねぇか。今日も買い出しかい?」


 おっちゃんは気さくにナシャに話しかけた。二人が知己ということにユウは驚いているが、おっちゃんからナームルの宿を紹介されたことを思えば不思議ではない。


「はい!今日はお魚を中心に考えてます」

「そうか!でも、なんで迷子坊主と一緒に……」


 おっちゃんがその先を言うのと、ユウが再起するのは同時だった。


「まさか付き合ってんのか?」


 デリカシーのないおっちゃんの発言が炸裂した。思わず固まるナシャとユウ。さらには周りの人まで何人かユウ達を見ていた。


「な、何を言ってるんですか!」

「そ、そ、そ、そうです!恋人のわけないじゃないですか!」


 ナシャとユウ、二人ともムキになって否定する。


「ん?なんだそうか。悪いな誤解しちまって。ほら、今焼けたやつやるから。詫びってことで」


 そう言ってナシャとユウにそれぞれ出来立ての串焼きを渡す。だが、串焼きを持ったまま二人は立って動かない。串焼きを渡すとおっちゃんは知らない顔で他の客に串焼きを売り始めた。


「うぅ……」

「……」

「えーと、お客さん?」


 後に残ったのは気まずい空気のナシャとユウの二人と、店先に呆然と立たれて困っている八百屋の店主だった。

もう少しこの小説が人気出てきたら、一つアンケートを取りたいと思います。本当はこちらで決めるのが一番なんですけど……当初のプロットにはなかったんですが、こうした方がまだ面白味が出るのではと思ったので。

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