ERROR(エラー)
未(暗い…ここは何処だ?俺は確か…!?)
未来が状況を整理しようとすると、突然周りが見えるようになった。
未来がいるのは12個の扉がある大きな部屋。
周りにはラボの初期創設メンバーの7人全員とラボのメンバーが6人、黒、紅、龍、葵、恩タク、……がいるのが確認できた。
そして起き上がろうとすると、名前の分からないラボメンが駆け寄って起き上げてくれた。
?「意識が戻ったようだね、大丈夫かい?」
未「ありがとうございます、えっと…」
白「僕は白無だよ、僕は影が薄いらしいからしょうがないよw。あ、そうだ、皆さーん、未来君が気が付きましたよー!」
すると、皆が駆け寄って口々に聞いてきた。『記憶はあるか?』と。
未「皆して何を言ってんの?僕達、仮想世界に入れたんだよね?」
お「仮想世界にはダイブできている。でも、それは12時間も前の事だ。」
未「は?」
多「その様子じゃ、未来も覚えてないようだな」
ニ「ねぇ、ログアウト機能を付けてたんじゃないの?」
お「付けた、だがメニューすら出てこない」
おぎゃるは手を横に何回か振る。
おぎゃるの行動から、メニューは手を横に振ると出てくるものだったのだろうと理解する。
う「それよりも、他の皆が何処にいるかも気になるし、僕達監禁されてる事とかも問題じゃない?」
うけの発言から周りの扉は全て閉まっている事を理解する。
しかし、未来は全然動揺しなかった。
それどころか、ラボの初期創設メンバー(みけを除く)は誰一人危機感を感じてない様子だ。
お「もし、私の予想が正しいならこの状況はっぴぎゃっ!?、にゃ、にゃんにゃ(何だ)!?」
ソ(うおっ!?何だ!?っていうか、おぎゃるのキャラがぶれぶれ過ぎんだろw)
突如、部屋の真ん中に何かが勢いよく落ちてきた。
ラボメン13人は警戒しながら、落ちてきたものを観察する。(みけはうけにしがみ付いている)
それは、人ではあるが雰囲気が全く人間のものではない。
しかし、その者はラボメンの中では中心人物ともいえる人だった。
その人物とは―
一同「おぎゃる(さん)!?」お「……」
?「皆様、初めまして、私はAI。ダストルームにようこそ、早速で─」
多「はい!ストーップ!…ここ、天井があんのに何処から現れたの?そして、今君はダストルームって言ったけど、何で俺達がそんな所にいんの?ウイルスじゃないぞ?」
AI「それは─」
お「はい!ストーップ!…そこからの説明は天才の私ならだいたい予想がつくので、私が説明しよう。
こほん…AIはここがダストルームと言ったという事は私達は駆除される場所にいるという事。これは推測なのだが…
“私達が一斉に大きな信号をインターフェイスに送ってしまい、強制シャットアウトがされる筈が、信号を一気に受信し過ぎた為にシャットアウトできず、ウイルスと判別された”
他にも今では2つの推測が考えられるが、可能性は低いから保留。そんな感じじゃないかな?我がAIよ」
「(黒)あのAIは貴女が創ったんですか~
(ソ)何故自分の姿?
(ニ)AIだけはあって、すごい冷静ですね
(リュ)髪と目の色、服装以外は本人と判別不可能ですね
(紅)後、雰囲気で判別出来ますよ
(う)まだある…あのAIは本人より胸が少し大きいぞ
(み)おお!流石はお兄だね!
(白)未来君は聞かなくて良い話だね
(未)え、何で耳塞ぐ?今、何て言ったの?
(龍)そんな事はどうでもいい、今考えるべきなのは、ここから出れるのかという事だろ。どうなんだ、AIとやら
(多)(あれ?何処から現れたかはスルーなんだ…)
(葵・恩)(皆、落ち着き過ぎなのは普通なんだろうか?)」
ラボメンの意見が一通り終わったのを確認するとAIは1つの扉に視線を向ける。
すると、ドアから鍵が解除される音がした。
AI「おぎゃる様が説明した様に、皆様は本来ここに来る存在ではありません。だからと言って、皆様をここからシャットアウトする事も出来ません。ここから、出る方法は確実なのが1つ。不確実なのが1つです。因みに、他の皆様は確実な方法を現在進行形で行動しております。」
黒「皆は無事なのか!?」
AI「はい、ここから確実に出る方法はこのダストルームを攻略、つまりは12個のステージをクリアする事です。12の処理する側の管理者を処理する事によりダストルームの存在意義が無くなり、強制的にシャットアウトされます。」
龍「待て、俺達が処理されたらどうなる?」
お「植物状態」
ソ「は?」
お「お前達に言った事があったと思うが、ダストルームは本来、私達が使う仮想世界より多くのシステムが組み込まれているんだ。理由はウイルスを早急に除去するため。つまり、痛みもリアルになっている。そしてこれは、私達の思考を本体としている。だから、この世界で死ぬ事は精神が無くなる事を意味する」
ラボメン14人は今自分達がどうゆう状況に立たされているか知り、打開策を考え始めた。
そして、その中の三人は顔が青ざめていたが、二人は誤魔化していた。
多「おい、攻略するにしても素手で挑めって事じゃないだろ?」
AI「御安心下さい。皆様はイレギュラー対象なので、今このシステムに接続されてるものなら、何でも使う事が出来ます
……“ピピ”…
この世界で使えるシステムをダストルームと接続しました。」
AIの説明が終わると、全員の右上の視界にメニューが出てきた。
そして、メニューが勝手に開き、『ガチャ』と表示されてる所で止まった。その下には『1回目0pt、2回目以降は2000pt消費』と表示されていた。
未「これは…」
多「ガチャ来たーーーーー!!!」
リュ「確か、今接続されてるものは多々羅が考えたゲームの筈…何故ガチャが?」
多「いや、俺さ、こうゆうのやった事無かったからさ…運試しの武器入手とか今ガチャとかで流行ってるらしいじゃん(主に携帯ゲーム)。だからさ…皆が喜ぶと思って~」
紅「つまり、多々羅さんがやってみたかったって事ね」
ソ「理由はどうでもいいけど、中々面白そうじゃん。ん?剣と銃の二種類があんのか…じゃあ、剣の方でいっきま~す」
ソル・ガレンがガチャの所を触れると目の前に突然銀色のアタッシュケースが凄い音と供に落ちてきた。
ソ「…あのさ、もう少し普通に出来ないの?」
多「俺達は刺激的なのがお似合いだと思ってな」
そこで、ソル・ガレンと多々羅は口論での言い合いが始まる。
しかし、これはいつもの光景であり日常的な事。
そこで、いつものようにリュカが嗜める為に割って入った。
リュ「二人供、今私達に起きているのはかなり危ない事であり、ここでふざけ合う…ましてや喧嘩するというのは死に繋がる要因になりかねない。今まで以上に私達は協力しあわなければならないんだよ。それは、分かってくれるよね」
そこまで言うと二人はいつもの態度に急変し、多々羅が次にガチャをする事になった。
多「俺は銃でいこうか。」
多々羅がガチャの所に触れると今度は金色のアタッシュケースがとんでもない早さで落ちてきた。そして、その間近にいた多々羅はその衝撃により1メートル以上吹っ飛ぶ。
周りの皆が多々羅を見ると、頭を床に打ったらしく─
「Noーー!!星型のばーちゃんが見えるーー!ちぬ(死ぬ)ーーーー!!」
と叫びながら転げ回っていた。
う「痛みって本当にリアルに再現されてる様だね」
葵「幻覚も見えてるようなんですが…」
黒「そんな機能も付けたの?流石だね~」
お「いや、そんなものは付けてないが…」
多々羅を落ち着かせ、次に未来がガチャをしようとしたらガチャが出来なくなっていた。
ラボメンは全員でこのメニューを共有している事を理解する。
龍「糞、一人一回ではないのか」
リュ「AI、武器を持ってない者はどう戦えばいい?」
AI「そこは、ステージごとに使える物をご利用下さい。また、弾の補充はシステムからドロップする様に設定しておきました。そして、弾の装填につきましては、武器に押し当てる事により自動に装填されます」
AIは説明し終わると、これ以上の説明は無いというように部屋の真ん中で縮こまってしまった。
ガチャがこれ以上は出来ないと分かり、銀色と金色のアタッシュケースを開く事にした。
最初は銀色のアタッシュケース。
ソル・ガレンがボタンを押すとアタッシュケースが消え、中から出てきたのは刀身が赤紫に輝く日本刀だった。
装備詳細には─
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名称
『妖刀村正』
能力
・味方の血を吸わせる事により強化されていく。
・この刀に斬られた者は出血が止まりにくくなる。
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ソ「何かいきなりヤバそうなのが来てもうたーーー!?」
葵「妖刀村正って不吉な事で有名な刀じゃない?」
二「怖いですねー」
黒「ソルさん、それでこっちを斬ったりしないでね」
ソ「しねーよ!」
多「当たりかハズレか微妙だなw。よし、俺の開けるぞ(NTW-20が来て欲しいな)」
多々羅がアタッシュケースのボタンを押す。すると、アタッシュケースが開くと同時に強い風が吹き、間近にいた多々羅は吹っ飛びはしなかったものの、足を掬われまた、床に頭を打った。
多「いぎゃああああ!!!たん瘤の上に更に瘤があああ!!!」
龍「む、むぅ…あいつは大丈夫なのか」
リュ「ちょっと観てきます」
う「(お、お母さんや~)」
ソ「…ぷっ(これって妖刀のお陰?)」
恩「多々羅君はこんな刺激が欲しかったのか~」
未「よし、じゃあ武器の詳細を確認しましょう」
中に入っていたのは黒の拳銃だった。
しかし、形状がとても禍々しいもので周りに紫の紐のようなものが巻き付いてる。
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名称…『フェンリルの怒牙』
残弾数…40発
能力
・2発の弾を一括に発射する
・当たった相手の体内で炸裂する
装備
・サプレッサーA+(射撃音をかなり抑える)
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白「これは中々良いじゃないですか」
未「何か神話が混ざってるけど強いからスルー」
お「それじゃあ、第1ステージに行く前に、この刀と拳銃、だれが使うか話し合おう」
恩「(何か本当に危機感が無さすぎる気が…)」
多「銃は俺が使う。ゲームで負ける気はこれっぽっちも無いからな」
ソ「この刀は、主将、あんたが使った方がいいんじゃね?」
ソル・ガレンの問いに全員が頷いた。
葵「わ、私よりソル君の方が扱いは上手いと思うけど…」
ソ「いや、俺は体を動かす事に関しては天才だから。今からいくステージにある物使って何とかするから大丈夫」
葵「わ、分かった」
ここでラボメンは鍵の空いてる扉の前までいき、止まる。
未「じゃあ皆、ここで僕から…皆で生きて帰ろう」
各メンバーが頷き、また、笑いあった。
これから、死ぬかもしれない場所に立ち入るから。
─第1ステージ学校─
遠くから走る音が聞こえる。
そして、人間ではあり得ない程早く細かい足音が後ろから迫っていた。
ラボメン「おい!だ、誰か助けて!!助けてくれー!!!死にたくない!!!皆!!正義!!鈴木!!パスト!!返事を─!?」
男は謎の存在に足を捕まれる。
??「ヴァーーー……づばぁまうぇだ……“キュルルル”…ごべぇんね…ごべぇ……うまぞぅなにぐーー」
ラボメン「やめろ!!やめてくれ!!俺達、仲間だっ─」
その男は上半身の右側が消えていた。
??「な、なあま?あで?びぃんなは?……ごえんね…うまぞぅなに…、どこ?…どごおおお!!ごあいよおおお!!!“キュルルル”」




