表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

誕生

プロット制作が長くなりそうなので誕生のシーンだけ先に投稿。


 闇の中を俺はただ落ちて行く。

 最初は足を下に落ちていたが。 今では、その重さによって頭が下になり。

ただただ暗い闇の中を頭から落ちて行く。


 それは普通なら、空気摩擦の熱で焼け死ぬのでは?と思えるほど長く。

 最初、俺は落ちるのに身を任せて手足を投げ出していたが、今では手で足を丸める様にして落ちている。

 その理由は孤独感。地面と言う安定しているよりどころの無い中一人ただ落ちて行くと言う不安定さは孤独感を加速させ更式の心を疲弊させるのには十分だった。







 かなり時が過ぎた後、急に更式の頭に妙な感覚があった。

頭を包んだソレは強い圧迫感を与えてくる。

ゴリッという音と共に強烈な痛みが頭を襲った。


「――っ!!」


 頭はソレ唯一の小さな小さな通り道にねじ込む様に入っていく。

 ゆっくり頭が通り道に沈んでいきその痛みに身を捩る。俺は地面を掘るドリルの様に通り道を無理矢理通っているのだろう。

 いつの間にか通り道から押し出される様にさっきまでいた暗い闇の空間から強い力を受けていた。

 そして長い時間の後。頭から急に痛みが抜けた。

直ぐに身体からも痛みが抜け圧迫感がなくなる。

 だが、なぜか目が開けない為、まだ暗闇から抜け出せない。

 でも俺は痛みや窮屈な通り道から解放された安堵感からか年甲斐もなく泣き出した。しかし違和感があった。

 俺の泣き声が赤ん坊のソレに似ていたのだ。

いつの間にか誰かに抱かれていたみたいだがすぐに他の誰かに渡された。


「jfjwkj、syeri.dowjyfj eewje」


状況的に、今俺を抱いているこの人がこの世界での俺の母親だろう。


言葉が判らんが

赤ん坊らしく一から覚えていけば良い。

ここから俺は新しい人生を歩んでいくんだ……。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ