紅い夜
初めまして。初投稿でかなり駄作だと思います(汗)読んでもらえたら嬉しいです。
真っ赤なソファにカットガラスのテーブル。
その上にゎ白いバラの花。
大きな窓には、真っ赤な満月がいっぱぃに映し出され、その周りを星たちが飾る。
ソファに腰掛ける真っ黒なドレスに身を包んだ女性は、真っ赤なワインを月夜に透かす。
月光が、ワインを通して赤い光を照らし出す。
「乾杯。」
そっと、星に囁く。
美しき女性は、その紅をそっと口元に含む。そっと微笑み、
「おいしい。」
とつぶやく姿は、まるで闇の女王だった。
美しい。それでもって妖しくもある。そんな彼女の様子を、さきほどの窓辺の使者たちが愛しそうに、そして切なそうに眺めていた。まるで、これから起こる悲劇を予期しているかのように...
彼女は一口、また一口とワインを口に運ぶ。
次第に、虚ろになっていく目は、また一層彼女の妖艶な美しさを引き立てる。
やがて喉元をこぼれ伝う紅に、真紅の滴が混ざり、その美しき悪魔は眠りについた。
深い、深い...夢の中、彼女はいったい何を想っているのだろうか。
たくさんの星に囲まれて幸せなのだろうか。
それとも早すぎる死を悔やんでいるのだろうか。
いや、きっと彼女の本望だっただろう。
美しき女性は、いつまでも美しくありたいものだ。
そして、これは俺の本望でもある。
綺麗な綾香。
美しい綾香。
艶っぽい綾香。
俺の大好きな綾香。俺だけの綾香。これで俺たちはずっと結ばれたままだ。
男はフッと口元を緩めて、月夜の闇に消えていく。そして、長い長い夜が明けてゆく...
ありがとうございましたっっ。また感想なをかいただけたら嬉しいです。