花びら一枚
楽しんで行ってください><
桜の咲くころには、きっと君はもう居ないんだろう。
……もう……絶対に。有り得なてはいけない事なんだ。
桜散る。もう、桜が…………―――――――。
暖かな朝の光が、窓を通して瞼と瞼の間から入ってくる。
「………」
それを眩しそうにしながら、少しずつ目を開けた。
「ん??朝なの??」
心地良い眠りを邪魔された所為か、光を少し睨むように目を向けている。眩しい光はカーテンの隙間から入り込んだようだ。
「ハァ。昨日の夜。よく閉めてれば良かったな……。」
後悔してももう遅いが、仕方ないことだと青年はカーテンを閉める。
………………ピピピピピピピピピピピピピピピピピピ………………――――――――。
目覚まし時計の音が、部屋全体に響き渡った。
「……え!?僕…目覚ましなんかセットしてないけど…………」
まだ起ききっていない声を出しながら、手だけで目覚まし時計を探す…。すると―――。
フワッとなんだか青年の手に暖かなものがあたった。
「え…………何だろう??」
少しずつ首をベットの暖かな所に向ける。
「!?」
なんと隣で男の人が寝ている。しかも、裸で……
「………………………。」
普通に、一時停止状態になりそして…
「うわぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
思い切り叫んでしまった。この青年が……。