Encountering
…旧地下シェルターの入り口を見つけてから、もう10分は階段を降りている。一体いつになればつくのだろう。
ん?この口調?
いやあ、人って極限まで退屈になると頭おかしくなるよね。
まったく、いつまで降りれば……って!
あと、数段?数十段?降りたらゴールだぁ!
後になってよくよく考えてみれば、その状況が可笑しかったことは明白だろう。だが、階段は暗かったし、僕は疲れて視界も狭まっていた。だから。
だから、あまりの嬉しさに飛び跳ねてしまった。僕が《半永久冬眠装置》に入る前から戦争をしていて、このシェルター自体は戦前に作られていて。
老朽化等によって壁に入っていた亀裂が、僕の振動で広がって。できてしまった大穴に僕は落ちてしまった。
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「ぅううん……」
痛。50mくらいから落ちたみたい。
(じゃあなんで僕は生きてるんだろ?)
真っ暗だ。舞台のステージのように見えるかもしれない。
???「あれ、小さな訪問者だ。珍しいねぇ」
(カッッ)
突然、スポットライトが点灯した。そして、そこに現れたのは……!
現れたのは……?
あらわれ、、。
(頭上からいくつかの部品が落下する)
???「うーん、失敗失敗。…驚かせちゃった?」
はい、とっても。
現れたのは、頭にアナログテレビを被ったような少女(?)だった。
???「そっかー。お詫びと言ってはなんだけど、私の名前を教えてあげよう!」
「私はフレア。この|《No.08》《八番区域》の入り口で検問?みたいなことをしているよ」
そう言うと彼女(?)は僕に向かって右手をかざした。頭部の液晶に文字が走る。正直揺れ過ぎてまともに読めない。
「ふむふむ、うん、、はい!大丈夫そうだね」
「犯罪者、特に殺人なんかは迂闊に入れることができないからね」
なお、「殺人」は徴兵されて敵国の兵士を殺害した者にも適応するようだ。僕は年齢的に兵役に掛からなかった。ラッキー。
「世間話程度なんだけどさ…?キミは、どんな種族なの?」
僕は、、「龍」だよ。まあ、そうは見えないだろうけど。人型特化て感じ。




