プロローグ
始めまして、初めて小説を書くので至らない点があると思いますが、どうか生暖かい眼で見て頂けると嬉しい限りです!
それでは、よろしくお願いします!
~沖の場~
……
パチッ…
ゆっくり目を開けると…そこには、コバルトブルーの海が見えた。
「うっ…ここは何処じゃ?」
何とも古き言葉遣いを使う少女が何故か浜辺にいた。
少女は立ち上がり、辺りを見渡した。
「ん?お主…何者だ?」
突然、ある男性が少女の背後で話しかけてきた。
「!」
少女はびっくりして、後ろを振り向く。
男性は、昔の野良着ようなものをを着ていて、背中には、大量の巻物が背負われていた。
「…無礼な奴じゃの…人に名を聞くときは、まずは自分から名乗るようにと…親
に教育されなかったのか?」
少女は男性の態度が気に食わなかった性か、何故か指導を始めた。って言うより
、先に名乗ればいいのに…
「うっ…お前、背が低い割りに口に出すことは達者だな…いいだろ。俺の名は七
司。この蘭天真島、ティーバム村の住人さ。これでいいか?」
七司は少女に対する人権侵害を言うと、なんと、素直に名を名乗った。
そうそう…少女は今の所だけでいうと、身長は140センチぐらいで…髪はロン
グでストレートです。
「うん?蘭天…?いや…そんな島はー」
少女は七司の話を途中まで聞くと、後は無視をしていた。そして何か考え中らし
い…
「…?おい?」
七司は少女の肩に手を掛け、話を再開させようとする。
「……!?さわるでない!」
「うわっ!」
少女は反射的に七司を背負い投げをするといきなり、怒鳴った。一体、こんな小
さい体の何処にそんな力があるのだろうか……
七司は背負い投げされた後、呆気なく弱音が出る。 そして、七司は重く目を瞑り
、何が起きたのか全く分からないようだ。
「悪い、この島の近くに日本列島はあるか?」
少女は一度謝ると、七司に少女の住んでいたと思われる場所を聞いてきた。
と、言うよりもいい加減、七司の質問……名を名乗ってほしい。
「日本…列島?知らないな…ここは蘭天真、男しか住んでいない村。日本列島よ
りも、ここはこの島しかないってー」
七司は少女の質問に答えるのはいいが、突然、少女の顔に異変がー
「ふざけるな!今すぐ戻せ!!日本だ!日本にー」
「うっ…おっ落ち着け!先ずは名をー」
「名を名乗る暇などない!あぁ~」
少女はいきなり七司の野良着の首ヒモをもち、揺らす。
七司は必死にギブアップという、信号を送るが、その力は一方に収まる気配がな
い。
そして、七司は元に話を戻すことにした。 そうすると、少女は慌ただしくなって
いる。
「おい!人に名乗らせておいて、それは無いだろ?」
七司はついに、少女に向かって怒り始めた。
「教育というものを知らないお前が悪いのじゃ。それに見知らぬ人間に名乗る名
などない。とにかく、我をお前の村まで案内しろ。」
少女は上から目線の命令をする。もしかして…少女は大金持ちのお嬢様!?
「くっ、まぁいい…着いて来い!」
七司は荒い声で少女に言った。余程、命令されたが気に入らなかったらしい…
そして、七司は少女に背を向けて歩き出した。
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