装備の話
やったぜ、ブクマ500件いった。
私の処女作の16.1倍ですね。
「凄い今更だけどさ、サニーの装備凄い変わったよね」
「何度も会ってるはずなんですが…………?」
狩りを始めても、あんまり件のモンスターの出現率の問題で、まだ接敵していない。
でも、一応どこのフィールドにも同じ確率で出現するらしいから、いつかは会えるでしょう。
それで、暇になってそう言えばと話を振った。
サニーの装備は、頭に魔女らしい黒に暗い赤の縁の三角帽子、上半身に帽子と同素材らしいローブ、下半身にショートパンツ、脚に茶色のロングブーツと言う、所謂魔女っ子の格好になっている。
今回のワタシたちの目的であるアクセサリーは、サニーは両手人差し指に指輪を嵌めている。
「雰囲気がぴったりなので、違和感が少ないのでは無いでしょうか?」
「ハーフェンは良い子だねぇ。ただ、ラピスに限ってそれはない」
ハーフェン君のフォローが呆気なく、無意味に終わった。
こういう事をさも当然と言った様子で言えることも、お姉さん的にはポイント高めです。
アンバーは頑張って、捕まえないとね。
「何気、サニーちゃんが一番装備揃ってるよね。レベルはお姉だけど」
「そういうアンバーちゃんも、かなり揃ってるでしょ」
アンバーは、スタイル的には私に近いね。
装備は布系を中心に、籠手と脛当てはちゃんと装備している。
まあ、上半身の装備にも装甲部分が、ちょっとあるけど。
ハーフェン君は、上下和服で装甲はかなり薄い籠手だけ。一番、敵の攻撃に晒される戦い方なのに、一番防御が薄いかもしれないレベルだ。
「――でも、お姉なんで急に装備の話になったの?」
「皆んながどれくらいアクセ装備してるのか知りたかったからかな。ほら、どれくらいの素材が必要なのか、考える指標になるでしょう?」
『多分、サニーは3つ。アンバーは1〜2。ラピス、ハーフェンは0かな』
『いや、怖いわ』
『サニーは配信中に話に出てたけど、他は知らねえわ』
『ラピスは殆ど配信外で装備の調達してないっぽいから、多分0で合ってる』
詳しいね。
そして、サニーは指輪の他にどこだろ?…………あ、ネックレスみたいなのあった。
「サニーちゃんもお姉も筒抜けすぎじゃない?」
「配信者らしいと言えば、ね?」
やっぱり、アンバーとハーフェン君のセット感が凄い。
お姉ちゃん、そんな息ぴったりなの見たこと殆ど無いんだけど。(なお、サニーは別枠。と言うか殆ど家族枠)
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「……ん? あのヒツジみたいなので合ってる?」
何頭のイノシシを屠ったか忘れ始めた頃に、やっと一頭の件の期間限定モンスターらしきものを見つけた。
一般的な家畜サイズよりちょっと大きめのヒツジが一頭。毛が白すぎて逆に違和感を覚える。
なお、有名な言い方に、「ヒツジが一匹、ヒツジが二匹……」みたいなのが存在するが、頭の定義は基本的に人よりも大きかどうかみたいで、あのヒツジは人よりも大きそうだから、頭でいいはず。
これが群れてたら、また変わったのかな……?
「合ってる合ってる。素材やっと1つ目だぜい」
「サニーちゃん、素材扱いは流石に酷いよ。これから狩られる食物連鎖の弱者だよ」
「アンバーちゃんも、ラム肉として捉えてるよね、それ」
ヒツジって、食物連鎖に於ける立ち位置どれくらいなんだろう?
少なくともオオカミとかには負けるはずだけど。
『ラム肉か。いいな』
『ラム酒が良いです』
『↑違う。そうじゃない』
『結局獲物扱いは同じなんだよなぁ』
ラム酒って、サトウキビとかが原材料でヒツジ全く関係ないよね?
「取り敢えず、狩ってみてだね。ドロップ量とか確認しないと……」
それじゃ、まあ………殺るか。
「お姉、先走り過ぎないでよ?」
「アンバーこそ、遅れないでよ?」
「一応、僕が先行すべきなんですが」
さあ、行こう。
――歩法 迅雷
三人揃って、脚を踏み出す。流石にタイミングを合わせるとなると私も速度は加減しなきゃだけど。
「――メェエ!」
突進一撃。けれど、それは意味を為さない。
一番前にいたハーフェン君が方向を逸して、きっちり受け流す。
そこに突撃する私とアンバー。
「ぶっ飛べ」
「徹震」
――撃法 徹震
ショルダータックル二撃を
同時に食らって、突進で進んだ距離以上を逆戻りする。
「『ファイアランス』」
吹っ飛んだヒツジを一撃で屠る炎の槍。
小さいながら、火柱が着弾点で上がった。
でも――
「イエイ。一撃」
「サニー、火禁止で」
「何故に?!」
素材が燃えたからに決まってるでしょう?
唯一ドロップしたお肉が若干加熱された状態なの!
お読み頂きありがとうございます。
今後も読んでくださると幸いです。
装備オタクが顔を出しました。




