後書きを見て「またこれか」とがっかりするとき
読み専の読者へ
ここが前書きです。線で区切られたところの部分です。
作者の人は毎回、それぞれの話ごとに「前書き」「後書き」を書いたり書かなかったりします。
※このエッセイは「ポイント催促自体を否定するエッセイ」ではありません。
★2020/5/14追記!
エッセイを書いた当時、評価は「ストーリー」「文体」の2種それぞれに5点満点で得点を付けて、満点10で送信する形式でした。また、評価欄も最新話のみに存在しました。
現在は5点満点送信で、最新話以外からも評価をすることができます。
システムが変わった以上このエッセイを非公開へ変更するか考えましたが、以下の理由により内容変更や非公開は行わないことにしました。
・まとめ読みをしている際、最新話までいかずに評価を付けることが自分の場合まったく無い。
・面白ければ最新話まで読んで評価を付ける。途中で止めるときには評価を付けずにブラウザを閉じる。
私個人の所感ではありますが、やはり毎話催促文が入ることを肯定する要素がないので、エッセイはこのままにしておきます。
話が一段落したとき、一章分が終わったとき、といった小説の息継ぎ部分での催促などが、現行のシステムと読者の中庸となるかなあと思います。
ただの戯言なのでここは読み流してください。本文も自分に合わないときは読み流して全然オッケーなのですから。
評価をください! ポイントをください!
ランキング〇位です! 1位まであと〇ポイントです!
また、これか。
最近なろうで長編を読んでいると、高確率でこれに当たる。特にランキングから作品を探すと多い。途中から後書きに毎回入るようになる。10話くらい連続で後書きにポイントください!が入る。
次の話、のボタンを押す前に、どうしたって後書きが目に入る。当たり前だけど。もちろん、作者は目に入るからこそ「ポイントください!」という文章を入れるのだ。目に入らないところにポイントください!と入れたって、ポイントくれないから意味がない。なろうの順番って、
前書き
本文
後書き
バナー
ランキングタグ※
評価
この順番だから後書きに入れるのが妥当だ。ただ、毎回入れられると読者側としては困る。
話が盛り上がってきた――ポイントください!
ヒロインが気になることを言っている、次はどうなるんだろう――ランキング入りしました!もっと上を目指したいので評価をお願いします!
バトルもので主人公が絶体絶命のピンチ――ランキングが下がってきました、やっぱり戦闘はウケが悪いのかな?
盛り上がりで水を差すような後書き入ってたら現実に戻っちゃうだろ。
小説の内容と全く関係のないことを後書きに入れるのは、読ませたいんだとしたらナンセンス。テンションが下がるようなことを言うのはさらにナンセンス。むしろnonで済むならいい。印象はマイナスだ。
ランキング落ちしました
ポイント伸びなくなりました、やる気を出すためにポイントをください
続きが書けるかはみなさんが評価をくださるかにかかっています★
こうなってくると印象は最悪。応援する気にもならない。なぜ? すでにこっちは評価をしているからだ。
気に入ってるとブクマを入れ、面白いから評価を入れ、作者のテンションが下がっているから応援の意味で10ptを送りなおし(ストーリーが好きでも文体がダメなことは多い、文体を補うほどストーリーがいいと思えば10ptを送るのだ)それでも作者のテンションは上がらない。
なにがだめなんだろうまた評価されないしくしく。もう続き書けないしくしく。
これを見て、私は冷酷で非情な読者なので、ブクマを切る。だって続き書けないんでしょ?
話が少しつまらなくなってきて、後書きに評価!評価!評価!と続いたら切る。話に没頭できなくなってきて、話が面白くないなら読まなくていい。
どうしてブクマを切るかというと、読む気がないからだ。更新通知に読む気のない小説が並ぶのは面倒くさい。更新通知を切ればいいじゃないと言われると、読み専にそこまでの配慮はない。
更新通知を切るには、マイページのブックマークを開き、一覧からその作品を探し、チェックを入れて更新通知OFFにしなければならない。熱が冷めてしまった作品にそんな面倒なことしない。
ブクマ解除は一瞬だ。上のバーのブクマ解除ボタンを1回押すだけ。この先読まないから、作者のテンションが下がろうがどうでもよくなっている。
新着から、検索から、あらすじで読むのを決めて一気読みするときも、毎回後書きに入っていると途中でやめる確率が高い。いちいち現実に戻されるからだ。
続きが気になる!とそのまま続きを押してしまうのは、後書きに変なものが入っていないとき。後書きが入ると、一瞬でも小説本文ではないことに気がいって、その一瞬が命取りだ。
これ、続き読むかなあ。
これ、連載中か。いつ完結するかなあ。
1話でなにも進まなかったなあ。
一瞬でも考えてしまう。
好き好き大好き!超面白い!なんて作品は商業だって滅多にない。ちょっと好き、まあまあ好き、これで読む作品はいっぱいある。「ちょっと好き」くらいだと、何かがきっかけで簡単に読むのをやめる。
ちょっとの面白さを上回る面倒くささ、面白くなさ。後書きで読者のテンションを下げれば読者は簡単に離れる。
もちろん、メリットがあるから後書きに入れているのだろう。後書きに評価ください!とあるから評価を入れる人もいるだろう。
だから書くなとは言わない。
いち読者としてお願いしたいのは1つだけ。
評価ください!ブックマーク、評価お願いします!面白いと思ったら下の評価からポイント送信お願いします!
これ、最新話だけにしてみませんか。
評価は最新話でするものだ。最新話のページのバナーより下までスクロールしてようやくあるのが評価欄だ。ランキング付けるためのポイントを送る欄がここでいいのかよって昔からずっと思ってるけど、今のなろうサイトじゃここにあるんだからしかたない。
つまり最新話以外の話の後書きで「評価をください!」と言ってもしかたない。そこに評価を付ける欄がないからだ。
更新するとき、それが最新話なんだから最新話に付けてるんだよ! と、作者さんは怒るかもしれない。
毎日更新。マメに感想返信。評価をください、と後書きに毎回入れる。文字数を一定にする。読んでもらうために、ランキングに入るために、いろんな努力をしているのは分かっている。その努力がすごいことは知っている。
そこまで努力しているなら、もう1つできることを足してほしいとも思っている。
最新話を更新するとき、それまでの話の後書きに入れていた「評価をください」「ポイントいくついきました」「ランキング入りまであと~」という言葉を消す。これだけでいい。
だけ、と言ったが絶対に面倒くさい。マイページの自作一覧の最新話より1つ前の話の編集ボタンを押して「あとがき」の欄の文章を消さなければならない。あとがきにちょっとしたキャラの裏話を入れていたらそれを消さないようにデリートキーを押さなければならない。
毎日更新、1日複数話更新、予約投稿をしている人にはかなり厳しい作業だ。絶対に面倒くさい。
でも、それをするとわずかながらも最後まで読む人間が増えると確信している。
少なくとも減ることはない。こいつ毎回評価くださいって言っといて後書き消してるぜ気に食わねえ、まで気にする人はさすがにいない。そこまで気にする人がいたら、作者さん、あなたの熱心なアンチだ。アンチが付くくらい人気出たなと思っておいてください。
あとからまとめ読みする人間は、まだあなたの作品に評価を入れていない新しいポイントの源だ。最新話まで読んで気に入ってくれればブクマをしてくれる可能性のある読者だ。
最後まで読み進めて、ああ面白かった!続きも気になるな……とまとめ読みたちはそこでようやく現実に醒める。続きがないから没頭する必要がなくなったのだ。そこで後書きが目に入る。
面白かったら感想評価をくれると嬉しいです。
うおおおおお!俺に評価という力を分けてくれえええええ!
……後書きのテンションは人によるが、作風に合っているなら大丈夫だ。
目に入った後書きで、まとめ読みたちは評価を送る。面白かったから評価を送り、作者のあとがきの勢いに笑いながら評価を送る。
ついでに、書くなら「感想」というワードも入れておくと無難だ。感想乞食を嫌われる時代もあったが、評価ください!より露骨じゃない。
作者はあくまで感想か評価という反応がほしいのだ。実際はランキング入りしていつか総合入りして書籍化することが目的で、ぶっちゃけ読者がどう思っているかどうでもいいし感想より評価10pt欲しくても、表面上は読者に読んでほしいな!反応がほしいな!面白いと思ってほしいな!という建前でいくのだ。太陽が本当は東から昇って西に沈むんだとしても西から昇るんだ!と言っておけ。
評価ほしい! そう思うのは、なろうに投稿している作者さんの中で一定数はいるから。
評価ほしいと思うこと自体は悪くない。だってシステムにあるんだから。
評価を送るから、読むから、ブクマするから! だから読む気をなくす後書きはやめてくれ!
って、偉そうに言える立場じゃないんだけど。どうか表向きテンションを下げずに、評価を貪欲に追い求めてもいいから、最後まで頑張ってほしいと思う。
今の日間に貢献できないけどさ、ブクマをして評価を送った人間も、作者さんのこと応援してるんだぜ。面白い作品書けるあなたを応援しているんだぜ。
言いたいことがぐっちゃぐちゃだけど、最後まで読んでくれてありがとうございました。
★11/11追記!!
感想でご指摘がありました。バナーと評価の間に「ランキングタグ」が入ります!
公式の意図しない使用方法はこのエッセイ内では書けません……ので、ランキングタグについて少しだけ。
評価/ランキングがされている外部サイトに参加することが可能です。詳しくはご自分で!(条件や参加方法もいろいろあるので……)
これがけっこうバカにできない。少しでも読んでもらいたいんだ!という方は試してもいいかと思います。アクセス数変なタイミングで増えたってときにツイッターで紹介されてたり、外部ツールは意外な発信源なのです。
★8/25追記!!
感想でご指摘がありましたが、「◯ポイントいったら〜〜します」「評価がないと続き書けません」といった、評価により行為を行うと仄めかす文は規約違反になる可能性があります。
必ず小説削除やアカウント削除がされるとは限りませんが、このエッセイを読んで「書いていても大丈夫」と解釈してしまう可能性もあるので、ここに追記しました。消されるかもしれないから、催促文はご自分の判断で!!
気づいたら2つの話題ごちゃまぜにしたエッセイになりました。
毎回後書きに評価の催促をするなら、最新話以外のは消したほうがいいかもしれない。まとめて読む読者がウザイって思う。
最新話以外のを消す消さないに関わらず、「評価くれないと続き書けないやる気でない」「ランキング下がった」というネガティブは、よけい気分が落ち込む。
言いたいのはこれだけです。
最初にキツイことを書いたので、腹立つ人もいるだろうし、言うこと聞かなくていいです。
読者・作者って一くくりに書いてるけど、ここに書いている「読者」「まとめて読む人間」は私1人。他の人から真面目に聞いて統計取ってません。
でも、たった1人の思うことも参考になることが稀にあるかと、ネット見てて思う。同じ考えの人間は確実に数人いる。たったの数人で、変わるポイントは数十くらいかもしれないが。
読み専の読者へ
ここが後書きです。前書き・後書きを書くとき便利な機能はないので、毎度余分な前・後書きを消している作者がいたら、それは手動です。
大したことねえだろって思うかもしれない。塵も積もれば何とやら、意外と面倒な作業です。
9/2追記★活動報告から文章を移動しました
1つ弁明させてください。
エッセイをうまく書けていないのが悪いのですが、このエッセイの主旨は「ポイントくれくれがウザい」ではなく「無意味なポイント催促文消して」です。
私はポイント欲しがることは悪いと思ってないんです!
つかみのために初っ端「評価をください!……またこれか」と始めたので勘違いされると思いますが
「本文で上がったテンション後書きで下げないで!」
「読んでる最中邪魔しないで!あなたの作品面白いから!」
が私の偽らざる本音です。
もちろんテンション下がる原因にポイント催促自体がある方もいると分かったので、これはけっこう重要です。
反論いただいた中にはつかみ部分に対するものもございました。これは私の実力不足ってやつですね。