閑話:セチアの看病記録
閑話その2です
わたしはメイサで巫女をしていたセチアです。
メイサでのぞみ樣と出会い、生命樹様に従い『始まりの巫女』である、のぞみ様に身体を捧げ、旅に同行しています。
わたしは女で、のぞみ様も女ですが、すでに伴侶と言ってもよいでしょう。
のぞみ様に全身を弄ばれ、その時に初めてを散らされているのですから。
テンガンの砦での防衛戦で負傷したのぞみ様を見て、気が狂いそうになりましたが、ぐっと堪えます。
のぞみ様を運んできてくださったココ様に感謝をしながら、のぞみ樣に治癒魔法をかけます。全身満遍なく、丁寧に。
いつも身につけている、綺麗な赤色の……なんでしたっけ。あ、和ロリ?和風ドレス?や下着類を剥ぎ取って。本来は剥ぎ取る必要はありませんが、念のためです。
一緒にいたクリス様は「そこまでしなくても」と言っていましたが、しっかり見ていましたよ。
剥ぎ取った理由ですか?決して、いつも隠されている、のぞみ様の全てを見たかったからではありませんよ?
例え小さな傷でも放っておいたら、大変なことになるかも知れませんからね。
……ココ様ですか?ちゃんと治癒魔法もかけましたよ?傷ひとつ残ってません。
大きな傷もありませんでしたし。
のぞみ様から剥ぎ取った下着類を着せる時に、手が滑ってしまい、あちこちさわりましたが、これは事故ですよね。はい、事故です。
下着類は着せましたが、問題は服ですね。
どうやって身につけるのかわかりません。仕方ないので貫頭衣を借りてきて、着せることにしました。
気を失っているのぞみ様を着替えさせる事は、1人では難しかったので、クリス様に手伝ってもらいました。
そこまで行ったら、兵士様の手当てです。
ゴブリンに斬られたり、殴られたりした傷が多かったです。なかには腕を折られた兵士様もいましたが、それを治す事はできませんでした。
兵士様の手当てが終わりましたので、のぞみ様のいるお部屋へと向かいます。
クリス様から食事を貰い、のぞみ様の傍で食べます。
クリス様と水浴びをして、のぞみ様のいるお部屋で休みます。ココ様も同じお部屋にいますよ。わたし達は4人パーティ仲間なのですからね。
眠ったままののぞみ様に、そっと「おやすみなさい」と口づけをして、わたしも眠りましょう。おやすみなさい。
◆
翌朝、のぞみ様の様子を見てみますと、ココ様が傍で眠っていました。そこはわたしがいるはずの場所です。だけど、どかすなんてことはしません。ココ様ものぞみ様を心配してくれている事はわかっていますからね。
その様子を眺めていたら、ココ様がお目覚めのようです。
「ココ様、おはようございます。体はいかがですか?」
「おはようございます、セチア様。問題ありませんわ」
「元気になられてよかったです。念のため、本日は大人しくしていてくださいね」
「わかりましたわ」
「わたしはクリス様と一緒に兵士様方の怪我の具合を見てきますね」
ココ様に見送られ、クリス様と一緒に兵士様方の怪我を見に行きます。
兵士様方の詰所に入り、昨日手当した兵士さんに声をかけていきます。
「怪我の具合はいかがですか?」
「おお、巫女様か。この通り問題ないぜ」
その兵士さんは腕を深く斬られていましたが、今では薄く跡が残っている程度です。
「あまり無理はなさらないでくださいね」
痛みがまだ収まらなければ、わたしが魔法で処置をし、痛みはないものの、傷の治りが悪いようであれば、クリス様が薬を塗ります。
そんな風に詰所を巡り、わたしたちに用意された部屋へと戻りました。
扉をノックし、ココ様が出迎えてくれました。
「ココ様、のぞみ様の様子は……?」
「のぞみさんなら目を覚ましましたわ。顔を見せてあげてはどうですこと?」
のぞみ様が目を覚ましたと聞いて、その姿を見た途端、思わず飛び込んでしまいました。
「のぞみさまぁぁぁ!」
「ふぎゅっ!?」
そのまま押し倒してしまいましたが、そんな事はどうでもいいのです。
自分で治療したとは言え、ちゃんと治っているのか、この目で確認しないと気が済みません。
「のぞみ様の肌に傷なんて残しておけませんので、念のため確認します!」
「え?ちょっ!?」
のぞみ様の着ている貫頭衣を、胸の辺りまで捲り上げ、直接手で触って確認します。
胸元、お腹、さらにその下……。
「いだっ!」
のぞみ様に手刀を貰ってしまいました。流石にソコはまだダメですか。
いつかたどり着いてみせますからね……。




