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和ロリな少女は異世界を旅する  作者: ほずみ
本編
45/48

閑話:ココとクリスの素材採取

思いつきでできた短いお話です

 わたくし、ココですわ。

 メイサとベラトという2つの街を治める、リンデルニア家の長女ですわ。

 実家は貴族ですが、今は冒険者として、のぞみさん率いるパーティ『赤青の流れ星』に所属していますの。

 わたくしとリーダーであるのぞみさんのほか、錬金術師のクリスさん、メイサの巫女であったセチア樣が所属していますの。

 わたくしの役職はのぞみさんと同様、前衛ですわ。模擬戦をした時、実力はほぼ同じだと思っていましたが……それは間違いでしたの。ハイゴブリン達を葬ったあの技能スキルは、のぞみさんの「切り札」だと思いますの。

 使用後の代償が行動不能、というのは大きすぎますし……。

 後で技能スキルの詳細を聞いてみないといけませんわね。


 現在のぞみさんはセチア樣と一緒ですの。

 そして、わたくしはといいますと……。


「たあっ!……クリスさん、まだですの?」

「もう少し、です」


 砦をアルデバラン側へ出た森の一角で、クリスさんの護衛をしていますの。

 クリスさんが錬金術の素材を集めている間、彼女は無防備になりますの。その無防備なクリスさんを守るのが、今日のわたくしのお仕事ですわ。


「終わりました。ありがとうございます」

「……それはなんですの?」


 クリスさんはたくさんの草を抱えていましたの。


回復薬ポーションの材料ですよ。錬金術で作る方が効果が高いので、たくさんあっても問題なしです。それにのぞみさんに預けておけば、痛みませんからね」


 のぞみさんに預けておけば痛まない根拠ってなんですの?

 クリスさんは知っているようですが、いくら仲間内とはいえ、冒険者の装備の詮索はしてはいけませんわ。

 どうしても知りたいなら、のぞみさん本人に聞いてみるのが、一番ですわね。


「ココさーん、手を貸してもらえませんか?」

「クリスさん?どうしましたの?」

「あの木の実を取りたいですが……届かなくて」


 クリスさんの指す方を見ますと、赤いきのみがありますわね。


「もちろんですわ。わたくしは何をすれば良いですの?きのみだけを落とすのは難しいですわよ?」

「剣で枝ごと切ってくれればいいですよ」

「わかりましたわ」


 クリスさんに従い、枝ごとその木の実を渡しましたの。


「これでよかったですの?」

「はい。ありがとうございます」

「できればその上にあるきのみも欲しいのですけど……」


 先ほどよりも、少し高い所ですわね。


「……風の魔法で切り落としてみますわね。風よ、切り裂く刃となれ。〈ウィンドカッター〉!」


 狙った場所に風の刃が飛んでいき、枝ごと落ちてきたきのみを、クリスさんがキャッチしましたわ。

 その背後に、ドスン!とゴブリンが落ちてきたのは予想外ですわね。


「クリスさん!後ろにゴブリンですわ!」

「はい?きゃあっ!」


 クリスさんが振り返ると同時に、ゴブリンに体当りされ、そのまま押し倒されてしまいましたわ。

 そのゴブリンは目の前にいるクリスさんしか見ていないのか、その服を引き裂こうと手を伸ばしますが、そんなことさせませんわ!


「クリスさん!」


 突如押し倒されたショックと、恐怖で声が出せずに、動けなくなっているクリスさんに変わって、わたくしがゴブリンを蹴り飛ばしましたわ。クリスさんに続き、わたくしの姿を見たゴブリンは、笑みを浮かべますが、1匹だったので即座に斬り捨てましたわ。


「クリスさん、大丈夫ですの?」

「……ココさん……ありがとうございます」


 目に涙を浮かべながら力のない声で、わたくしにお礼を伝えましたの。


「今日はもう帰りませんこと?」

「はい……そうします」


 こうしてわたくしとクリスさんの採取は終わりましたわ。


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