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和ロリな少女は異世界を旅する  作者: ほずみ
本編
30/48

32 旅を続けよう

27日に投稿できなくて申し訳ありませんでした。

ストック作らないと……

 私達は冒険者協会(ギルド)でトーマ達三人と別れ、クリスと二人だけになった。

 なお、迷宮ダンジョン内で得た宝物は、見つけたパーティーの物とし、魔物を倒して得た素材、それに関する報酬は折半した。折半したといっても、クリスが錬金術の素材に使いたい物もあったため、現金収入はトーマ達より少ない。


「のぞみさん、わがまま言ってごめんなさい」

「いいのよ」


 クリスには助けてもらってるし、多少はね。

 宿を取ったので、今夜は久しぶりにベッドで寝られそう。

 部屋の中で迷宮踏破報酬ダンジョンクリアボーナスを確認する。

 そのついでに自分自身のステータスも確認してみる。


 *****************


 名前:のぞみ ひいらぎ

 LV:17

 所属:冒険者協会(ギルド)

 技能スキル:火属性魔法・光属性魔法・回復魔法・不老・神聖力

 称号:始まりの巫女・生命の巫女

 契約精霊:プロミネンス・ライラ


 不思議な鞄

 LV:17

 所有者:のぞみ

 最大容量:1700キロ

 技能スキル:自動修復・時間停止


 異世界の着衣

 LV:17

 所有者:のぞみ

 技能スキル:自動修復・物防&魔防上昇(上昇率:小)


 *****************


 レベルは17に上がり、各種ステータスも同様に上がっていた。

 鞄に技能スキルが付いていた。効果はそのまま時間停止。

 要するに、中に入れた物は入れた瞬間に時間が止まり、次に取り出される瞬間まで、その状態を維持し続ける。

 これで食材を傷ませずに済むね。

 クリスの方はどうだったのかな。


「私ですか?空間魔法の収納箱ストレージボックスが使えるようになりました」


 クリスは道具アイテムとしての道具箱アイテムボックスを持っていたはずだけど……そちらはどうするのだろうか。


道具箱アイテムボックスも使いますよ?空間魔法の容量は詳細はよくわかりませんので、のぞみさんに調べてほしいですが……」

「わかったわ。他のステータスも見る?」


 クリスに「お願いします」と言われたので、ステータスを開く。


 *****************


 名前:クリス・アルフィテリア

 LV:16

 所属:冒険者協会(ギルド)

 技能スキル:錬金術・水属性魔法・空間魔法【収納箱】

 称号:錬金術師


【収納箱】

 容量は使用者の魔力依存。魔力で作った異空間に道具アイテムが保管できる。


 *****************


 クリスのレベルは16で、私の方が高くなっていた。

 倒した魔物の影響なのかな。

 それをクリスに伝えたら、軽くショックを受けていた。


「それよりも!詳細をお願いします!」

「あ、はい。容量は魔力依存……ってなってる」

「魔力依存ですか……先ほど錬金術の道具を移してみたのですが、もう少し入りそうです。回復薬をいくつかもらえますか?」


 自分で持っておく分を残して、全て出した。

 そして、クリスはそれを空間魔法【収納箱】に入れていく。


「全部入ったね……」

「そうですね……今はこれ以上は入らないみたいです。ですが、私が強くなればなるほど、容量は増えるようですから……どのくらい増えるかは、今後に期待ですね」


 そして翌日……。


「のぞみさん、おはようございます」

「……クリス?おはよ……」


 私はまだ眠い。

 ちなみに私はほぼ下着姿で寝ている。あんなの(和ロリ)を着ていたら寝られないからね。

 服をちゃんと着て、宿屋を後にする。


 向かった先は冒険者協会(ギルド)だ。

 まずはこの国、プレアデス王国の王都であるベテルへ行こうと思っている。そのためのルートを聞きに来た。

 対応してくれたのは初めて来た時のおばさんだった。


「ベテルへの行き方?一番わかりやすいのはメイサの街を経て、ベテルへ行くことだな。定期便もあったけど、次の出発は3日後だよ」

「ありがとうございます」

「あんたたち、迷宮ダンジョン潜っていた冒険者よね?迷宮踏破ダンジョンクリアしたなら多少の腕はあるようだけど、道中気を付けなよ」


 おばさんに再度お礼を言って、冒険者協会(ギルド)を後ににする。


「のぞみさんすみません、少しだけ待っていてください」


 なにか忘れ物でもしたのだろうか。

 クリスは冒険者協会(ギルド)に戻っていった。


「お待たせしました」


 クリスはすぐに戻ってきた。


「大丈夫よ、何か忘れ物?」

「いえ……そうではありませんが、燃料になりそうな物が採取できる場所を聞いてきました」

「そうなんだ。どこかあった?」

「はい。次の街である、メイサの南に宝石の洞穴という場所があるそうです」


 宝石の洞穴かぁ……宝石って聞くと見てみたくなるよね?私は見てみたい。


「じゃあ、メイサの街に着いたら行ってみよう」

「はい」


 商店を眺めながら、ベラトの街の北門へ向かう。


「……のぞみさん、歩きながら食べるのはやめたほうがいいですよ」

「んぐ……はい」


 クリスに注意され、端へ寄る。

 何を食べているかって?串焼き肉です。美味しそうな香りに釣られて買ってしまいました。

 ちなみに2本目です。


「クリスも食べる?」


 私の食べかけだけど、クリスに差し出す。


「い、いただきます」


 少し躊躇ったけれど、頬を染めつつ、パクリとかじりついた……私がかじっていた場所へ。

 なんでそこをかじったのか不思議だけど、美味しそうに食べているからいいか。


 北門を出てしばらく歩くと、分かれ道に差し掛かった。

 この分かれ道を右へ行くとベラト迷宮ダンジョン、左へ行くとメイサへたどり着く。

 今日は迷宮ダンジョンではなく、メイサ方面へ進む。


『ロミちゃん、出てきていいよ』

『わかりました』


 光が集まり、人の形を作っていく。


「ロミちゃん、服変わった?」

「はい。さすがにドレスではうごきにくいのでかえました」


 ロミちゃんは今までドレス姿でいたけれど、今着ているのは、緋色のワンピースだ。

 とてもシンプルだけど可愛らしく、精霊であるロミちゃんによく似合っている。ドレス姿もいいけれど、このワンピース姿も好きだ。


「可愛いよ、ロミちゃん」

「ありがとうございます!」


 実体化したロミちゃんと3人で手を繋いで、道を歩く。

 時々スライムが飛び出してくるけれど、私が火属性魔法の〈ファイアーボール〉を当てて倒している。


「……前から何か来ますよ?」


 前を見るとガラガラと音を立てて、こちらへ走ってくる馬車が1台。

 なにかの事情で助けを求めに来た、そんな雰囲気だ。

 その馬車は私達に気がつくと急停車し、中から身なりの整った中年のおじさんがでてきた。


「突然失礼する!君たちは冒険者か!?」

「そうだけど……」


 その馬車は箱型であり、綺麗な装飾も施されていた。

 クリスが私に耳打ちで、「この馬車はおそらく貴族の物です」と教えてくれた。


「頼む!ココを、ココお嬢様を助けてくれ!いや、助けてください!」


 いきなり「助けてくれ」、と言われても困るけど……。


「……のぞみさん、助けてあげましょう?」

「……そうね。私達にどこまで出来るかわからないけど……場所はどこ?」

「この先の草原だ。私はベラトへ向かい助けを呼んでくる!」


 そう言うなりおじさんは、ベラトへ向かって馬車を走らせていった。

 私達もその場所へと急行した。


 その場所で私達が見たものは、狼の群れに追い詰められている子供達と、彼らを守ろうと剣を狼に向ける一人の少女だった。


のぞみ「私の旅はまだ始まったばかりよ!」

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