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和ロリな少女は異世界を旅する  作者: ほずみ
本編
22/48

24 宿屋で戦果確認をしよう

 宿屋を何件かまわって、見つけたのがこの『リトルガーデン』という宿屋。

 料金は二人で銀貨4枚であり、日本の価値観に直すと約4千円くらいになる。

 トイレは共用で、体を洗うための桶とタオルは別料金となっている。食堂もあるが、こちらも別料金だった。

 桶とタオル代の追加料金として銅貨3枚を払い、桶1つとタオル2枚を借りて、部屋に入る。


 部屋はベッドが2つと、椅子とテーブルが1セットあった。

 私はベッドに腰掛け、背中に背負ったロミちゃんを下ろそうとして気付く。


「クリス……お金払ったの2人分よね?」

「そうですよ」

「ロミちゃんを人型にしたらまずいよね」

「……もう1人分払うのは辛いです……」


 人型になってもらおうと思っていたけれど、なにかあったら困るので、ロミちゃんに誤っておく。


『ロミちゃん、ごめんね。もう少しそのままでいてね……』

『わかりました、ご主人様。それから、わたしのできることがふえたみたいです』


 今日はたくさん戦ったから、ロミちゃんのレベルが上がっているかもしれない。

 それと同時に私のステータスも確認してみることにする。


「クリス、ロミちゃんのできることが増えたみたいだから、ステータスチェックするけど、クリスはどうするの?」

「それでしたら、私もお願いします」

「じゃあ、みんなのステータスを見せてもらうね」


 ロミちゃんは人間形態の方だけ確認すればいいかな……刀状態での攻撃力は変動型で、最大値は私のステータスの半分だし。


 *****************


 名前:のぞみ ひいらぎ

 LV:5

 所属:冒険者協会(ギルド)

 HP:301

 MP:314

 物攻:133

 物防:113

 魔攻:120

 魔防:116

 速さ:129

 技能スキル:光属性魔法・回復魔法・不老・神聖力

 称号:始まりの巫女・生命の巫女

 契約精霊:プロミネンス、ライラ


 名前:クリス・アルフィテリア

 LV:5

 所属:冒険者協会(ギルド)

 HP:329

 MP:345

 物攻:130

 物防:132

 魔攻:149

 魔防:147

 速さ:131

 技能スキル:錬金術・水属性魔法

 称号:駆け出しの錬金術師


 精霊刀・プロミネンス(人型)

 HP:286

 MP:269

 物攻:67

 物防:57

 魔攻:60

 魔防:58

 速さ:65

 技能スキル:自動修復・実体化


 *****************


 私とクリスのレベルが5に上がり、ロミちゃんのステータスも上昇していた。

 ロミちゃんの技能スキル欄に、実体化というものが増えていた。

 それがどんなものなのか、ロミちゃん本人に聞かないとわからない。


『ロミちゃん、実体化って何かわかる?すでにできている気がするんだけど……』

『そうですよね。そとにでるまでにかんがえてみます』


 ロミちゃんの方は後で見てみるとして、クリスのステータスを見る。

 私と同じく、レベル5になっていた。


「のぞみさんと同じですね」


 クリスはそういうけど、物理攻撃力と速さの数値が近く、ほかの数値は私の方が明らかに低い。もっと言うと、私の一番高い数値は、クリスの一番低い数値に近い。

 その事実を改めて知って、私は弱いのだとわかる。


「私ってやっぱり弱いのかな」

「まだわかりませんよ?もう少しレベルが上がったら、加護が付くかもしれません」

「……加護?」

「加護にはいろいろ種類がありますので、一言では説明できません。ですが、共通点としてレベルアップごとにボーナスがはいります。どう入るかは加護を得てみないと、わかりませんが……」


 なるほど……レベルアップで各種ステータスが伸びる。加護を持っていると、そこにボーナスが入ってさらに伸びる、と言うことなのかな。

 さらに自分の持っている鞄と、身につけている衣類(和ロリ)にも〈ステータスチェック〉をかけてみる。


 *****************


 不思議な鞄

 LV:5

 所有者:のぞみ

 最大容量:500キロ

 技能スキル:自動修復


 異世界の着衣

 LV:5

 所有者:のぞみ

 技能スキル:自動修復、物防・魔防上昇(上昇率:微)


 *****************


 鞄にレベルなんてついてたっけ?それはとにかく、私がレベル5になっているから、最大容量も増えていた。おまけに自動修復も付いている。

 そして、私が着ているこれ(和ロリ)は、この世界からしたら、異世界の着衣になるのね。技能スキルに物理防御・魔法防御上昇とか付いちゃってるし。


 ステータスの確認も済んだ所で、明日はどう動くかの話をする。


「明日は少し依頼クエストこなしてお金稼ごうよ。ロミちゃんの能力も気になるし……それに宿代払ったら、かなり減ったでしょ?」


 クリスが財布代わりの袋を開き、中を確認する。


「そうですね……ここで、もう一泊するにはちょっと足りません。それに依頼クエストを受けるのであれば、ここから北にあるベラトの街にしませんか?その街の北西には迷宮ダンジョンがあったはずなので、いい稼ぎになると思いますよ」


 クリスがそう言うならそうしよう。

 それにしても迷宮ダンジョンか……。いい稼ぎになるってことは、宝物とか珍しいものがたくさんあったりするのかな。

 とにかく、北の街に行くことは賛成。


「それじゃ、明日はその街に向けて出発ね。距離ってどのくらい離れているか、わかる?」

「歩きですとおよそ2日と言われています。途中に宿屋もありませんから、野営の準備が必要になります」


 野営ってキャンプのことよね?テントとか、いろいろな道具が必要になるけど……道具を買うお金はあるのかな。

 お金の心配をしていた私に、「心配しなくても大丈夫ですよ」と笑って声をかけ、話を続ける。


「準備と言いましても、錬金術の道具と共用できるものもありますから、私たちが雨風をしのげるテントがあればなんとかなります」

「そうなの?あと心配なのは夜の事なんだけど……」

「そうでした……」


 若い女性2人だけで野営はちょっと……いや、だいぶ怖い。


『それでしたら夜の間、私がのぞみ様とクリス様をお守りしますよ』

『わたしもがんばります!』

「ライラ……ロミちゃんも?」

『ロミさんも精霊なので、眠らなくても大丈夫ですから。それにお2人に何かしようとする者がいたら、私が対処いたします』


 対処って、どうするのだろうか。あまり深く聞かない方がいいのかもしれない。

 とにかく、夜は大丈夫そうだ。

 錬金術で『眠らなくてもいい薬』を作れないかと、考え始めたクリスにこの事を伝える。


「そうなんですか?ありがとうございます」


 夜をどうするのか、という問題も解決し、明日は風雨をしのげるテントと食料を確保したら、すぐに出発ということになった。

ク(のぞみさんの肌……とっても綺麗でした)


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