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6:昔アヴェックで小川のほとりに並んで腰掛けるのが一つの夢でした(今も叶っていません)

 ちょ、まてよ~。

 なんか色々とおかしすぎる~。

 何で白ゴブリンのメスと並んで川べりに座ってお話してんだよ俺……

 ていうか、オーガってなんなんだよ……


 その白ゴブメスは自分のことをれいかと名乗った。れいかとかどこのお嬢なん?……。水を所望されたが、どうしても水筒を渡す気にはなれず、川まで案内したのだった。

 何だけやけに馴れ馴れしい。

 いや妙な孤独感はあったから、超絶不細工なゴブリンといえど害意がないならありがたかった……か?

 いやいやいやいや。

 そらないソレはない。

「明日はお母さんの誕生日で、山百合の花を探しに来たんです」

 いやいややめてよゴブリンが百合の花ですかそうですか。

 てかオーガさんとか言ってたよね?オーガって自分の少ないゲームや小説の経験だと、鬼っぽい何かちゃうんか?えんか、そんなんと一緒におって。

「いやー、でも助かりました。多分この川を下ればうちの村に行くと思います。」

「そうか、それはよかった。」

 それは良かったじゃねえよ(以下略

 しかし、折角好意的なキャラに遭遇したんだ、ぜひとも色々情報を入手せんとあかん。

「でもオーガさんの集落はここから大分南の方だと聞いていたんですけど、旅をされているんですか?」

キタコレ

「ああ、そうなんだが、自分も道に迷ってね。どうしようかと思っていたんだよ」

「それは大変ですね、、、、良ければ家に村まで来られませんか?小さな村だし、宿も飯屋もないですが、 家なら雨露はしのげます。いかがでしょうか?」

「ほう……いや、(わるいね」

 やった!!やっぱ異世界導入部はこうでなくちゃね。ハードモードなんてクソ食らえだよね!!神様ありがとう!!

「あ、いえ、差し出がましいことを申しました、御用がお有りの方に足止めを申し上げるなど、、」

「いや、」

「お急ぎなんですよね、街道はさほど離れておりません、案内させていただきますよ」

 いやいや、ちがうんだよ「ああ、そうなんだがちょっと体調が悪くてな、もし泊めてもらえるならありがたい、お礼もいたす」

 うわ、なんか武士言葉になってるやん、ていうかこの白ゴブ娘、不細工だけどいかにも時代劇の村娘みたいな衣装着てるし、しかたないよね?

「わあ、ほんとですか!ではぜひお立ち寄りください。半時くらいでつきますよ。」

 をいをい頬を染めてるじゃねーか何のフラグだよ頼むよ神様お願い神様


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