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ある少年の彼女育成計画  作者: 高橋 史也
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向日葵の初登校!幼馴染が帰ってきた

前回の続きです。

やっとできました。

新しいキャラの登場です!


向日葵に会ってから次の日のことだ。


夜明けの頃、なんか体が重い。

金縛りかと思い体を動かしてみると普通に動ける。

何事かと思い目を開けると目の前鼻先3センチくらいのところに向日葵がいた。


「うぉぁ!お前どうしてこんなところに」

と、驚いていると向日葵がむくっと起き上がりひとこと


「ん、かげと…おはよう」


うん、なんだろうこの状況なのに素直にかわいいと思ってしまった。

「ひまわり‥‥ありがとう!」

影斗はバカだった。


しかし、向日葵はきょとんとして

「ん?よくわからないけど、どういたしまして」

ほのぼのした朝だった。


すぐに影斗は正気に戻り異変にきずいた。

「どうしたんだ向日葵!?昨日はあんなに機械じみた返答しかしなかったのに」

「あ、これですか?これは昨日、何か新しい情報がないものかと部屋中を探していたらこれがあったのでよんでみたんだ」

それは、影斗がなんとなくで買った学園ものの恋愛系の漫画だった。

あぁ、それで情報を拾って真似してるわけか。


「あ、それとこんなものも、あったよ」

と取り出したのは影斗がネットでこっそり買ったちょっとあれな本だった。

「おい!そんなものまで掘り出すなよ、まさか見てないだろうな」

「まだ、見てはいませんこっちの漫画を見るので手いっぱいでしたから」

「しかし、影斗がそんなに大事にしてるのなら見てみたいです。」

やばいと思い、影斗はそれを破り捨てた。

「あぁ、情報が‥‥」

「あ、あれは読まなくてよし!」

影斗がいうのならいらないのだろう、と向日葵はあきらめた様子だった。


影斗は安堵してベットに腰を掛ける。


「ねぇ、影斗は学校というところに行かなくてもいいの?」

向日葵が時計を指さして呟いた。

「え?うわっ!!もうこんな時間じゃないか」

でも、どうすればいいだろういくら機械でも男の家に少女が一人いる光景をほかの人に見られたらどうなるか想像はつく。

「ねぇねぇ影斗この服着てみたんだけど似合うかな?」

「なんだよ、人が一生懸命考えてる時に」

振り向くと学生服姿の向日葵が確かにそこにいた。

影斗は思わずその美しいたたずまいに見とれてしまった。

「てか、うちの学校の制服じゃないか!そんなもんどこにあった」

向日葵が指をさす先にはもう一つの段ボール箱があった。

「それが入ってたのか?」

「うん、それとこの紙も入ってた」

向日葵が持っていた手紙を見てみると

・彼女の世話をする際に必要になると思うから送ります


・学校の手続きは適当にやっときました。


と書いてあった。

「制服があるなら問題ないか~ってあるだろ!」

「影斗は何が不満なの?」

向日葵が機械だって知られたら大変なことになるのは目に見えている。

「学校に行きたいっていうんだったら約束してくれ」

彼女は真剣な顔で影斗の話を聞く。

「いいか、学校では必ず人間としての振る舞いをするんだ」

「うん、わかってるよ」

少しの不安を抱えつつ影斗は向日葵を学校に連れて行った。

影斗は向日葵の初めての登校姿を見て昔の自分を思い出していた。

そうこうしているうちに学校に着いてしまった。

向日葵はよほどうれしいのか若干小走りで校門に向かう。

「向日葵ちょっと待て」

影斗は興奮気味の向日葵を止め確認する。

「昨日言ったことは必ず守れよ!」

「わかってるよ~」

そう言葉を交わすと影斗は教室に向日葵は職員室にあいさつをしに向かった。

影斗はいつも通り教室に着くと誰とも話さず席に着いて本を読む。

数分経つと先生が教室に入ってきてHRを始める。

ここまではいつも通りいたって普通である。

違うとすると転校生が来ることが噂になっていて少し騒がしいことだ。


「静かにしろ、もうみんな知ってるな今日は転校生を紹介するぞ」


向日葵がしっかりできるか不安になりながら見ていると

教室に入ってきて自己紹介をした。

「え~と、名前は向日葵って言います。影斗と一緒に暮らしていて今日も一緒に登校してきました」

一気にみんなの視線が影斗に集まる。

‥‥あんな可愛い女の子と一緒に暮らしてるだって‥‥

‥‥無理やり従わせてるとかじゃない?最低だ‥‥

などこそこそと聞こえてきた。


「静かにしてください実はもう一人転校生が…」


先生が紹介しようとした瞬間

「ちょっとどうゆうこと影斗!久々に会えると思ったのに女の子と同居だなんて」

扉を勢いよく開けて入ってきた女の子が影斗に向かってそう告げた。

影斗は疑問に思った。

こんな美しい女の子と知り合ったことがあっただろうか?

とりあえずその場は先生が静めてくれたがずっと彼女が見てくるので落ち着かなかった。

そうして昼休みになり一人で飯を食べようとすると…って

何で影斗は向日葵と一緒に食べないのかは、向日葵はすぐ友達ができてそっちに行っているからである。


それは置いといて飯を食べようとするとさっきの女の子が

「昼食を食べ終わったら屋上に来て」

と言葉を残して去って行った。


影斗はすごく気になったので急ぎ気味に昼食を食べ終え屋上へ向かった。

すると、さっきの美しい女の子とは正反対の女の子が立っていた。

眼鏡をかけていて髪も下ろしていていかにも地味キャラそのものだった。

しかし、驚いたことにこの地味キャラになら覚えがあった。

小学校の頃よく話していたいわゆる幼馴染ってやつだ。

「これならわかるよね」

「千夏じゃないか!いつ帰ってきたんだ?ってか何でここに」

それを聞くとその女の子(千夏)は呆れた顔をした。

影斗は鈍感であった。


「これならどう?」

と眼鏡をはずして髪を束ねて結った。

影斗は固まった。

「まさか、転校生って‥‥」

「そう!私よ」

その日幼馴染が帰ってきた。


どうでしたか?

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