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ある少年の彼女育成計画  作者: 高橋 史也
1/2

最強の名を持った最弱な女の子

驚きのあるストーリー

こんな青春あったらいいな的な感じで書いています

修正点があったら指摘お願いします

 

「リアルなんてくそゲーだ」


非リアの人はこう口に出す。

でもその人は非リアなのか?

疑問が生まれる。

そもそも非リアなど勇気が出ないやつの逃げ言葉に過ぎないのだ。

こうなると「非リアは克服できる」という結論に至る。

これから一つの物語を語ろう。

ある一人の少年がいつもの学校を終え帰り道を歩く。

「あ~疲れた授業ってホント疲れるよな」

少年は大きなあくびをしながら伸びる。

「え~そんなに疲れたかな?私はそうは思わないけどね~」

隣りの少女がそう返答する。

「あんな授業のどこが楽しいんだよ」‥‥

と平凡な会話が続いた。

しかし、平凡なのは会話なのであって細かく考えると平凡ではない

なぜならそれは彼女が人間ではないからなのである。 


 2日前‥‥

学校が終わり帰宅道に人だかりができていて通れなかったので路地裏の道を使った。

少年は機械類には強いがその分人にはめっぽう弱いのだ。

歩いているといかにも怪しい青年男性が声をかけてきた。

「ねぇ、君にいいものを売ってあげよう」

怪しい、怪しすぎる、怪しいにもほどがある。

少年は即座に断った。

「いらないです。今急いでいるのでそこどいてくれませんか?」

しかし、その男はすぐにはあきらめなかった。

「人工知能搭載、スペックも良好、品質もいい機械なんだけど‥‥」

俺は機械につられてしまった。

そうしてなりゆきで五万円もの出費をして買っていしまったのだ。

その日の午後に宅配してくれるらしく家でワクワクしながら待っていた。

そして数分後、「宅配便で~す」

少年はその宅配物を見て目を疑った。

「なんだこれは!こんなに大きいものなんて聞いてないぞ‥‥」

そこにはすごく大きな段ボール箱があった。

確かに青年男性は機能については詳しく説明したが大きさには触れてはいなかった。

少年は恐る恐るその箱を開けてみる。

するとなんとまた箱である。

「な、なんだこれ!どんだけやばい精密機械が入ってんだよ」

開けると箱、そして箱、またまた箱である。

どうやら次が最後の箱みたいだ。

「やっと中が見れる!」

期待に胸を膨らませながら箱を開けた。

開けた箱の中には一人の少女が膝を抱え込んだ形で入っていたのである。

「おいおおいおいおいおい!!!これやばいんじゃ」

少年はとても焦っていた。

しかし、その隣にあった分厚いマニュアル的なものの表紙を見て安堵した。

『高精密アンドロイド試作品一号タイプα』

少年はこの状況下で驚くどころか安心してしまった。

少女を調べようと近づくと機械音が鳴り響いた。

「ピ‥ピピ‥‥起動プログラム開始‥最新情報取得‥ダウンロード100パーセント‥‥完了」

少年はふと目に入った本からはみ出していた紙に目がいった。

・この少女は機械であって機械ではない君の育成で何者にでもなる。

・ただし悪事に使われることは絶対にあってはならない。

・育成とともに守ってほしいすべては君にかかっている。  謎の青年男性

そのとき少年は気づいていないのだ少女の恐ろしさに‥‥

「マスター認証完了情報確認 氏名 三日月 影斗 年齢18 特徴 機械フェチ」

なんで知ってるんだ!?影斗は疑問に思ったが感動でどうでもよくなった。

「今の技術はここまで進歩していたのかすごすぎる!」

「設定開始、マスター、私はマスターをなんとお呼びすればよろしいんでしょうか?」

少女がかわいらしく首をかしげて問いただしてくる。

しかし彼は動じず考える。

呼び方設定か‥ここは普通に名前でいいか、いや、待てよ名前以外で読んでもらえるチャンスじゃないのか?

「え~と、じゃあご主人様って呼んでみてくれ」

「音声が聞き取れませんでしたもう一度違うのでお願いします」

さりげなく拒否された感じがした。

「じゃあ、影斗でいいよ」

「はい確認しました。これからよろしくお願いします影斗」

「あぁ、よろしく‥てか、名前は?」

「はい、コードネームはアテナです。他はございません」

少年はそれを聞いて少し寒気を感じた。

アテナといえば戦闘の神の名ではないか。

少年は混乱していた。

結局、<安易に問うのは危険かもしれない>という考えに至った。

気分を変えるように彼女に提案する。

「ほかの名前を考えてやるよなんか呼びにくいし‥‥」

「決めた!君の名は向日葵だもうすぐ夏になるしちょうどいいだろう」

「認証しました。今この時から私の名前は向日葵です」

こうして少年は突然やってきた不思議な少女(向日葵)に出会ったのだ。


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