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色々と報告

陽多side


翌朝、学校に到着した俺達が教室に入ると


「あ、おはよう二人とも……!?香奈ちゃん!どうしたのその怪我!?」


「結構重症みたいね……何があったの?」


「大丈夫なのか!?」


皆が香奈の膝を見て、心配しながら俺達の方にやってきた


「それに……加那はどうしたんだ?また先生の所に預けてきたのか?」


「……今から説明するよ」


というわけで、俺は四人に昨日の話をした












「嘘……そんな……」


「加那が……殺傷事件の犯人……!?」


「……それは本当の話なんだよな?」


「ああ」


俺が話を終えると、四人は凄くショックを受けているようだった。

……当然か、あんなに仲良く過ごしていたんだ。いきなりこんなことを言われたら普通は信じられないだろう


「……香奈ちゃんのその傷も、加那ちゃんにやられたのね」


「……うん」


重苦しい空気が流れる。

そんな時


「ねぇ陽多、加那は何も言わないで警察に行っちゃったの?」


空が俺に聞いてきた


「いや、最後に俺達を信じるって……」


「さっきの話だとさ、加那って人のことを信じられないんだよね?」


「ああ、そう言ってた」


「でも、陽多と香奈の事は信じてくれたんだ……」


そうだ、あいつは俺達を信じると言ってくれたんだ


「……うん!だったら俺達も加那に信頼してもらえるようにならないとね!」


空は重い空気を吹き飛ばすように言う


「皆でずっと落ち込んでても駄目だよ!次に加那に会った時に恥ずかしくないようにしようよ!」


「空君……うん!ずっと落ち込んでても仕方ないよね!」


「……ははっ、相変わらず前向きだな空は」


「ふふ、そうね。でもその前向きな所、私は好きよ」


「……うん、いつまでも落ち込んでても……駄目だよね」


空の言葉に、三人も、そして香奈も元気を取り戻す。

さっきまでの重い空気が嘘のようだ


「空、お前すげーよ」


「え?何が?」


「いや……」


自覚なしでやるんだもんな。本当に凄いわ


「陽多君、皆が元気になったことだし、あの話もしようよ」


「ああ、そうだな」


「ん?まだ話があるのか?」


「実はね、昨日加那ちゃんの事件が終わったばっかりなのに、陽多君次の事件に巻き込まれてるんだよね」


香奈が言うと四人の色んな視線が突き刺さった


「陽多君って疲れないの?」


「少しは休んだ方が良いんじゃないの?陽多……」


「し、仕方ねーだろ!相談されたんだから!」


「断るって選択肢はないんだな」


「お人好しだものね、貴方は」


「それ昨日も言われたっつーの!」


「良いから話してみなさい、次はどんな事件なのよ?」


優里に言われて、俺は昨日蜜柑から聞いた話をした


「カツアゲかぁ……」


「また厄介な事件を拾ってきたもんだな」


「ああ、厄介な事件だよ。それで四人にも協力してもらおうかと思って話したんだ。どうだ?手伝ってくれるか?」


さて、皆手伝ってくれるか……


「手伝うに決まってるよ、陽多君一人じゃ大変でしょ?」


「うん、蜜柑達の事、放っておけないしね」


「ま、どうせ暇だしな」


「と、言いつつ忙しい時も手伝うのよね賢也君は。当然私も手伝うわ、放っておけないもの」


「……全員お人好しじゃねえか」


「ね、皆手伝ってくれるって言ったでしょ?」


どうやら香奈の言う通りだったようだな


「でもカツアゲを止めるのが目的なのよね?結構難しいわよ」


「ああいう人達は何回でも同じことやるからね。私はよく知ってるよ」


紗季……中学の時にカツアゲされてたりしたのか?


「とにかく、まずは情報収集ね。蜜柑ちゃん達の学校に行ってみましょうよ」


「じゃあこのまま学校サボって行けば良くね?」


「良いわけないでしょ?」


俺の提案を一瞬で却下する香奈。ったく相変わらず真面目なやつめ


「じゃあ放課後ね。学校の場所は蜜柑ちゃん達に聞きましょうか」


優里の提案に賛成し、俺達は放課後から調査開始となった

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