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しょうがない……

投稿遅れました、すみません……

陽多side


さて、加那の記憶もそうだが、まずは……


「学校に行ってる間が問題なんだよな」


「そうね、一人にしておくのは心配だしねぇ」


優里の言う通り、記憶喪失の加那を一人にすることはできない


「私のために……ありがとね、皆」


「そんなの当たり前だよ、加那はもう友達なんだから」


「うん、その通り!」


というわけで、どうするか考えてるわけだが……


「どうするか……うーん……」


良い案が浮かばないんだよなぁ


「……ってわけで、どうすれば良いですかね?岩田先生?」


「いや、待て待て、少し待て」


目の前で頭を抱えながら言う岩田先生


「お前達、いきなり職員室に見知らん女の子を連れてきて……挙げ句の果てにはずっとこっちを無視して話し合ってたよな?」


「いやぁ、良い案が出なかったので……連れてきちゃいました♪」


「連れてきちゃいました♪じゃないだろ!?」


はは、先生は何を怒ってるんだろうな?


「ご、ごめんなさい先生。勝手な事をして……」


「まったく……いつも真面目な楓実まで一緒とはな」


「あう……」


「先生!香奈を怒らないでくださいよ!」


「元々はお前のせいだろうが組谷!」


香奈を庇ったら怒られた


「先生、本当にどうにかなりませんか?」


「どうにか、と言われてもなぁ……勝手に学校に入れてしまっている時点で問題だしなぁ」


先生は頭を掻きながら答えた


「やはり、ここは警察に……」


「警察……!」


先生が言った瞬間、加那は震え出す。警察はやはり駄目みたいだ


「……ふむ……弱ったな。ここは嫌がっていたとしても警察を呼ぶのが教師として正しいのかもしれん」


「先生!」


「……が、こんなに怖がっている子供を無理矢理連れていくのも、教師としてどうかと思うからな」


先生はため息をついた


「分かった。お前達が授業を受けている間、この娘は責任を持って預かろう」


「えっ!?でも先生、授業は?」


「もうすぐ期末試験だろう?俺の担当科目は体育だからな。しばらく授業が無くなるんだ」


星雲学園では期末試験が近づくと、試験科目以外の授業は自習となる。ちなみに自習中は先生はいない為、大抵は生徒達は自習しないで遊んでいる事が多いのだが


「それでも仕事はあるでしょう?大丈夫なんですか?」


「ふっ、心配するな紅真。こいつの面倒を見ながら仕事するくらい楽勝だ」


何とも頼もしい先生だ。正直、本当に大丈夫なのか少し不安だが、ここは先生に任せても良いかもしれない


「あの……ありがとうございます」


加那が先生に頭を下げた


「気にしなくて良いさ。さて、お前達は教室に戻った方が良い。HRが始まるぞ」


「あ、はい……って先生!HRはどうするんですか!?」


香奈が慌てて先生に聞く


「副担人の先生に任す」


「良いんですか……?」


「非常事態だからな」


この人は本当に……よくもまぁ、出会って数ヵ月くらいしか経ってない俺達の無茶なお願いを聞いてくれるもんだ。普通なら断るか怒られて終わりだ、それなのに


「ま、後は俺に任せておけ」


岩田先生は笑いながら言った。その姿は凄くかっこ良かった

















そして、授業は全て終わり、俺達は職員室に行き、加那を迎えに行く


「先生、大丈夫だったかな?」


「加那は迷惑かけるようなやつじゃないから大丈夫だと思うんだがな……」


そして、先生の所に到着した


「先生、今日は大丈夫でしたか?」


「ああ、むしろ助かったよ。その娘、仕事を手伝ってくれてな」


「いえそんな、大したことはしてないですよ」


どうやら迷惑はかけていなかったようだな、良かった


「先生、他の先生には見つからなかったんですか?」


「勿論見つかったぞ」


「そうですか……って!?駄目じゃないですかそれ!?」


「心配するな、適当に誤魔化しておいたからな」


どうやって誤魔化したんだろうか……?


「では、今日は帰ります。お世話になりました」


「うむ、こちらこそありがとな」


加那が先生に頭を下げ、今日は帰ることになった。


(今日はなんとかなったが……流石に毎日先生に任せるわけにはいかないよな。別の手を考えないとな)


俺は仲良く香奈と手を繋いでいる加那の姿を見て、そんなことを考えていた。




……この後に待ち構えている事件など、想像もしないで

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