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日曜日到来⑥

その後、空が見つけた店に入り、俺達はそこで昼飯を済ませた


「ここからはまた別行動だな」


「そうだな」


まだ皆デートの途中だろうしな


「それじゃ、俺達は先に行くぞ」


「皆、また明日ね」


まず賢也と優里が店を出ていった


「俺達はどうしよっか?」


「うーん、どこに行こうかな」


空と紗季は次の行き先に悩んでいるみたいだな


「もしかして二人もノープランで出かけたの?」


「うん。何も決めないで遊んでたからね」


「俺達も似たようなもんだぜ」


「まぁ歩きながら決めれば良いか」


「そうだね。これ以上二人の邪魔しちゃ悪いし」


そう言うと二人は立ち上がった


「それじゃあね」


「うん、また明日ね~」


「陽多、デート頑張ってね」


「ああ、お前もな」


空に小声で言うと紗季を見てから顔を赤くした。

そして二人も店を出ていった


「俺達はどうするんだ?」


「そうだね…特に行き先がないのは同じだからね」


さて、どうするか


「思い出巡りでもしてみる?」


「前にも似たようなことやらなかったか?」


確か俺の記憶を取り戻すために空が提案してくれたような


「でも今回は二人だけだしさ。何か懐かしい気分になれそうなんだよね」


「そうか…じゃあ行ってみるか」


俺はそう言って席を立つ


「あ、陽多君お金」


「おう」


……ん?


「なぁ香奈。他の四人は自分が食った分の金、置いていったのか?」


「……あれ?そういえば置いていってないね」


そうかそうか。つまり俺達に全額押し付けて帰りやがったわけか……


「あいつらぁあああああああああああ!!」


結局俺が全員分払いましたとさ
















空Side


店を出た後、俺達は歩きながら予定を考えていたんだけど…


「……ねぇ空君。私、行ってみたいところがあるんだけど…良いかな?」


「良いよ。どうせ行き先は決まってないんだし」


でもどこに行きたいんだろう?


「私達の思い出の場所…みたいな所かな」


「思い出の場所?」


うーん、紗季との思い出は結構あるけど…どこの事だろ…


「とりあえず行こ。着いたらわかるはずだから」


「わかったよ」


着いてからのお楽しみって事にして、俺は紗季についていくことにした

















賢也Side


「さてと、次はどうする?」


「ねぇ賢也君。お金払わないで出てきちゃって本当に良いの?」


「問題ない」


陽多なら払ってくれるはずだ、絶対に


「陽多は優しいからきっと俺達の分も払ってくれるさ」


「明日どうなってもしらないわよ」


呆れたように溜め息をつく優里


「お前だって払わなかったじゃないか」


「私は忘れてただけよ」


それも駄目だろ!


「で、これからどうするんだよ?」


「それじゃあ最後はあそこで過ごすとしましょうか」


「あそこ?」


優里は微笑みながら答えた


「決まってるじゃない。あの公園よ」


どうやらデートも終盤みたいだな

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