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久し振りの登校

陽多side


 香奈とのデートを楽しんだ休日から数日が経ち、再び休日前となった今日。いつも通りに香奈と学校に向かっていると


「あ、そういえば陽多君。今日だよね? 瑠美ちゃん達の停学が終わるのって」


「ああ、そういえばそうだな。もう一週間経ったからな……」


 今日から瑠美、原中、そして会長の三人は学校に復帰ってわけだな


「学校を休めるなら停学も悪くないと思うけどなぁ」


「いや、悪いからね?」


 俺の発言は香奈にあっさりと否定されてしまった。

 こいつに不真面目な話を振った俺が間違ってたな


「ほら、私達もちゃんと学校に行くよ」


「たまには休むのも悪くないと思うぜ」


「はいはい……良いから行くよ」


 そして、俺はため息を吐いた香奈に学校に引きずられていくのだった











瑠美side


「えっと、教科書良し、筆箱良し、その他諸々のアイテムも準備良しっと」


 朝、私は家で学校の準備を少し念入りにやっていた。

 今日は久し振りの学校だからね。忘れ物とかしたくないし


「よーし! いざ出発!」


 準備が終わった私は家を飛び出した。

 久し振りの外! 何て素晴らしいの! この開放感!


「さてと、いつもの場所に行きますかっ」


 私は皆との待ち合わせ場所へと向かった。


 とか言ってる間に着いちゃったんだけど……うん、誰もいないね。私が早すぎるだけかな。

 そして、しばらく待っていると


「瑠美ちゃん! おはようございます」


「おーオレンジ! おはよー!」


 オレンジは笑顔で私に駆け寄ってきた


「久し振りの登校ですね、瑠美ちゃん」


「そうね、いや~停学って結構辛いものね。家から出られないのがこんなに辛いとは思わなかったわ」


「まぁ悪い事をした罰ですからね。……あっ、でも瑠美ちゃんは何も悪くないんですよ!」


「あはは、ありがとね」


 ま、何人か殴ったのは本当だし、何も悪くないって事は無いんだけどね。

 更にオレンジと色々と話していると


「おはよう瑠美ちゃん! 蜜柑ちゃん!」


「……おはよう。それと……停学お疲れ様」


「おはよー二人とも!」


「おはようございます」


 なゆと姫の二人がやって来た。

 っと、忘れてる人の為に言っておくけど、『姫』ってのは森姫のあだ名ね


「これで全員よね? じゃあ学校に行きましょうか!」


 私が言うと、皆は頷いた。

 よっし! 久し振りの学校だし、気合い入れていくとしましょうかっ!












桐花side


「じゃあ行ってきまーす」


 私はお母さんとお父さんにそう言って家を出た。

 今日は久し振りの学校だ、授業に遅れないように自習はちゃんとやったし……うん、大丈夫だよね!


「皆はどうしてるかなぁ」


 前に、クラスの皆が私の事を心配してくれてるって話を菜由華ちゃん達に聞いたけど……うう……


「よっ、桐花」


 心配かけちゃって悪いなぁ……あのカツアゲ事件で私の事を嫌うようになった子もいるかもしれないし……


「おい? 無視かよ?」


 はぁ……もう私、生徒会長の資格無いんじゃないかな……


「と~うかあぁ!!」


「きゃああっ!?」


 考え事をしていると、突然背後から大声で名前を呼ばれた。

 な、何!? 誰!?


「無視すんなよ! 久し振りに会えたっつーのによ!」


「あ……玉樹君」


 振り向くと、プンスカ怒っている玉樹君の姿があった


「暗い顔して何考えてたんだよ?」


「いや、別に何でも……」


 私が答えると、玉樹君ははぁ~、と大きなため息を吐いた


「あのな桐花。お前がそんな顔して登校したら皆が悲しむぜ?」


「え……?」


「皆が待ってんのは明るい顔した桐花なんだよ。なのに、てめえがそんな顔してたら駄目だろ」


 それに、と玉樹君は付け足して、私に笑いながら言ってきた


「前にも言った筈だぜ? 一人で背負い込むなってよ。大丈夫だ、オレも、皆もついてるんだからよ」


 玉樹君に言われた瞬間、さっきまでの不安は吹き飛んでいた。

 ……全く、玉樹君には敵わないね


「うん、ありがとう。頼りにしてるね、玉樹君」


「おう! ま、この間みたいな事件もそうホイホイ起こる事もねえだろうし。しばらくはのんびり行くとしようぜ」


「ふふ、そうだね」


 私は、玉樹君に笑いながら答えた。


 そう、この時私は知らなかったんだ。この後、私と……『彼女』に大きく関わる出来事が待っているのを

ここから少しの間、とあ中側がメインになると思います。

……あれ? この作品の主人公って誰だったっけ?

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