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第7話 まほうのちから

とりあえず一通りスキルを試したけど、もしかしたらあんまりいい引きではなかったかもしれない...

あと試してないのは《雷魔法》だけだけど、さっき《飛行》でMPを使い切っちゃったからなぁ...

あれから10分くらいかな?時間が経ったけど回復したかな?


ーーーーーーーーーー

HP:91

MP:22

ーーーーーーーーーー


結構回復してる!

HPは1分で1、MPは2だけ自然回復するのかな?

とにかくこれで《雷魔法》も試せる!


さてここでさっきから気になっていたぴょんぴょんしてる生き物を見に行こう。

すごいね、何してても基本視界の端にぴょんぴょんはねてるのが見えるくらい沢山いるし、近づいても全然逃げない。


さあしっかり目視で見えるところまで来たけどあれは...

少しデフォルメされたうさぎ?がぴょんぴょんはねている。

...やだなぁ!うさぎに攻撃したくないなぁ!

私昔うさぎ飼ってたんだよねぇ!

絶対うさぎだと思ったし、絶対さっき食べたお肉もうさぎだと思ったけどあんまり気にしないことにしてたのに!


いやいや、ここうさぎ...屋台の看板的にプチウサ?しか居ないの?

...仕方ない...プチウサちゃん。私のために犠牲になって...

そう、覚悟して手のひらをプチウサに向ける。


...見える...つぶらな瞳でこっちを見つめながら、何も分かってなさそうに首を傾げるプチウサが...


「...え、《エレキショック》!」


意を決して魔法を発動すると、いくつもの紫色っぽい細長い電気の光線がジグザグとした挙動で手から放たれ、プチウサに向かう。

数本が地面にあたって弾けながらバチバチと音を立ててプチウサに命中した。


ピギュ!?


《エレキショック》が命中したプチウサはバチンという音でひっくり返り、ぴくぴくと震え、動かなくなった。

倒したのかな?


「ごめんプチウサ、安らかに眠って。」

膝を着いて両手を合わせ、祈るようにする。

うん、自己満足というかほんとになんかごめんという意識が強くて...


それで、ドロップアイテムとかってどうやって入手するんだろう?

まさかこの死体を剥ぎ取る...?


恐る恐るプチウサのに触れてみる。

すると...


『プチウサの肉×1を獲得した。』


そうウィンドウがでて、プチウサはスゥ...っと空気に溶けるみたいに消えた。

倒した魔物...魔物?に触るとアイテムが貰えるみたい。


ところで《エレキショック》くん、もしかして強いの?

説明には麻痺させることがある。って書いてあったからあんまりダメージは無いのかと思ってたけど、プチウサは一発で倒せた。

プチウサが弱いのか、《エレキショック》自体も威力が高めで、おまけの方が麻痺なのか...。

あ、もうひとつあった。

このゲーム、ステータスが見えないけど、本当はそれぞれマスクデータであって、私は魔力が高いとか?


...一体しか敵倒してない段階で考えることじゃないかな?

とりあえず一通りスキルは使ってみて、思ったことといえば、近接攻撃手段が欲しいくらいかな?

《飛行》にもMP使うし、《雷魔法》だけだとガス欠しそう。


うーん...好きな武器って言われたら鈍器とか斧とか重厚なやつなんだけど、持てるのかな...?

1度街に戻って武器を売ってるお店を探して、ついでにさっき断念した冒険者ギルドをもう一度様子見に行ってみようかな?

とりあえず途中で会ったプチウサを倒しつつ、街に戻ろう。


「プチウサ達よ...安らかに...」


お祈り(?)も忘れずに。

次回、パワーとは...?

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