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第62話 錬金術スキル

のんびりお散歩気分で街に帰ってきて、ウイとイングをまたテイマーギルドに預けて私は錬金術ギルドに戻ってきていた。


「色々採取してきたし、作れるものは試してみよう」


ポキュア草にヒルル草、その辺の基本そうな薬草はいくつか数が集まった。

それになぞのマンドラキャロット。

適当にぶち込んでみる...?もったいない?


「でも満月草はやっぱりなかったなぁ」


実は1番欲しくて運良く生えてないかと探していた満月草。

なんとMP回復ポーションの材料になる薬草で、結構珍しいらしくて売店で買うと50slくらいする。

その理由も今回見つからなかった理由も実はわかってるてて、満月草は夜間の月が出てる時に森でよく見つかるらしい。

よく見つかるなんて言い方してるけど、ゲーム的には多分夜にしか採取できないんじゃないかな?

というわけで夜の森に行かなきゃ行けないんだけど、この世界で夜になるタイミングがリアルでの深夜帯かお昼しかないから、私の場合お昼に突撃することになりそう。


とまぁそんなことを考えながら錬金術でポーションを作ったんだけど、ちょっとした困り事ができた。


「ちゃんと作ってるつもりなんだけどなぁ...」


普通の回復ポーション(ただし効果は少し低い)とか解毒ポーション(じわじわ効いてくる)とかやっぱりなんか劣化した性能になっちゃう。

そもそもフィリスのところであれだけやって2回成功、その後だいたいこれで9回くらいしか成功もしてないし...ん?釜が光っ...あっやばっ...


「げほげほ...考え事しながらはだめだね...」


また錬金釜が爆発して薬草と私の体力を少し吹っ飛ばした。

素材もったいないし、ちゃんとやらなきゃ。


素材ぼちゃぼちゃ...

魔力込めてぐるぐる...

回復ポーション...回復ポーション...

ポンッ!


「...また同じ効力だねぇ、うーん...どうやったら上手く...」


《スキル獲得:錬金術》


「...あれ?」


持ってなかったんだっけ...?

スキルなしで今までやってたってこと?

とにかく確認してみよう...


ーーーーーーーーーーーー

《錬金術》Lv1

想像力を魔力に乗せて物質の特性を掛け合せて新しいものを作る技能。


ーーーーーーーーーーーー


うん、いつも通りさっぱり目の説明文だね。

なんで今スキルが手に入ったんだろう?

...うーん、成功した回数かな?多分ちょうど10回目くらいだったし。


もしかしてスキルがないから効果とか足りてない感じだったのかな?


じゃあまだ材料あるしやってみよう!


また素材ぼちゃぼちゃ

魔力込めてぐるぐる

回復ポーション...回復ポーション...

ポンッ!


「ほい出来た!ってわっ!?」


完成したポーション瓶を手に取ったら突然目の前にウィンドウが出てきた。

えーっと、なにこれ?


ーーーーーーーーーーーー

回復ポーション

品質:C

製作者:オータム

回復量:50

飲むか傷口にかけることで傷を回復させるポーション。

ヒルル草の独特な渋みがある。

ーーーーーーーーーーーー


「あ!やったー!!!」


すごい!ちゃんと詳細が見れる!

これも錬金術スキルのお陰なのかな?

それに回復量も増えて正規品と同じになってる!やったー!!

「やったやった!!」


喜んでいるとガチャリと作業スペースの扉が開いた。


「うるさい!!」


「ごめんなさい!!!!!」

次回、支度


ここまで読んでいただきありがとうございます。

もしお暇なら評価やリアクション等をよろしくお願いします。

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