第56話 錬金術ってなぁに?③
何とか1本ポーションが完成してからは何となくコツが掴めたのかちゃんと作れるようになった。
「うん、初めてにしては上出来よ」
「やったぁ!...でもフィリスの作ったやつよりなんか...濁ってる?」
フィリスが作ったポーションと私が作ったポーションを比べてみると、私の作ったポーションは不純物?のようなものが漂っていて濃い緑色になっている。
それに対して、フィリスが作ったポーションは透き通っていて明るい黄緑色をしていた。
「そりはそうよ、初めてで私と同じ品質が作れたら薬師なんて仕事は無いわ」
「それはそうなんだけど...」
「まぁ何度も作って慣れたり、もっと明確なイメージで作れれば品質も良くなるわ」
つまり経験...錬金術のスキルがあってそのスキルのレベルが上がれば綺麗なのが作れるってことかな?
「まぁ経験を積めばそのうち色々できることも増えるわよ、性質を抽出したり素材を上乗せして効果を向上させたりとか」
なるほど...追加素材で強化!みたいなのもできるようになるのね?
「さて、とりあえず教えることはこれくらい、さっき自由に色々作れるみたいなこと言ったけど、ギルドで簡単なレシピとかは教えてもらえるから最初はそれで作って、慣れてきたらアレンジしたりしてみるといいわよ」
「わかった、後で行ってみる...作業はどこでしたらいいの?」
「ん?ギルドにも貸しスペースがあるし、なんならここでやってもいいわよ...私が使ってない時だけね」
またフィリスの店に来る機会が増えそう...
まぁいいか。
「まぁこんなところね、なにか質問は...っとまだ言わなきゃなことがあった」
「え?な、何...?」
「現実的じゃない話だけど、理論上は生物の錬金も出来るわ、でも絶対にやめておきなさい、歪な化け物になるのも作るのも嫌でしょう?」
急に怖い話してきた...
歪な化け物って...想像力不足でってことなのかな?
「えぇ...それって何か...禁忌的なやつでは...?」
「いいえ、禁忌とかにはなってないわ、ただそんなことをしていると知られれば危険人物リストに仲間入りすることは間違いないけど」
「というか今の言い方だと生き物を錬金して作り替えたりもできるってこと?」
「出来るわよ?...その後の生きてるのかは保証しないけど」
こわぁ...
...試したくはないけど、渡り人を錬金でいじったあと復活した時どうなるんだろう...?
いや、絶対試したくはないけど。
「はい、これで今度こそ終わり、なにか質問ある?」
「うーんと...謎の物体の使い道とか?」
「自分で探しなさい」
「はい」
「はいじゃあ錬金術教室はここまで、またなにか分からないことがあったら聞きに来なさい、アドバイスくらいならするかもしれないわよ」
「答えは教えてくれないんだ?」
「もちろん」
ということでフィリスの錬金術教室が終わった。
フィリスは明日の納品分を作るとの事だったから邪魔にならないうちに店を出た。
時間は...昼は過ぎて夕方前くらい...現実の時間は...夕食どきだ!一旦ログアウトして夜ご飯食べてお風呂入ったりして、それから錬金術ギルドでレシピを教わりに行きつつ、次は何をするか考えよう。
ほい!ログアウト!
次回、コマーシャル
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