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第45話 ぽやっとお兄さん

やってきたのは魔法ギルドよりも奥にある建物、ブラシのマークが特徴的で周囲には魔物を連れた人が多くいる。

...実の所、魔法ギルドは魔法が使えないと加入出来なかったからちょっと不安だけど、テイムの仕方を知るためにもとりあえずギルドに来てみた。


ギルドの周りに居るテイマーらしき人が連れている魔物はレッサーウルフやプチウサばっかりだ...

...ん?木の...苗...?デフォルメキャラみたいな顔が着いた一抱えくらいの大きさの木の苗がとっとこ歩いてる...

あんな魔物もいるんだ...いや、もしかして初手レアイベントだったせいで出会ってない魔物多いのかな?

...ギルドでの用事が終わったらまた森に行ってみようかな?


テイマー達が魔物を愛でたり世話をしたりしてるのを横目にテイマーギルドに入ろう、テイムってどうやってするんだろう...?


ギルドの扉を開いて中に入ると、これまでのギルドと違い、可愛らしいカーペットや花など華やかに飾られていて、楽しげな雰囲気の空間になっていた。

そしてギルド内にもテイマーと魔物が沢山いる。


「こんにちは、テイマーについてお聞きしたいんですけど、大丈夫ですか?」


「あ、はい大丈夫ですよ、ようこそテイマーギルドへ」


受付にいたのは優しそうな笑顔をしたくせっ毛の男性職員だった。

何となくぼやっとした雰囲気を感じるなぁ...


「えーっと君はテイムをしてみたいってことでいいのかな?」


「あ、はい!オータムって言います、よろしくお願いします」


「うんよろしく、なら先にテイムした魔物の扱いとか、注意点を説明するよ」


む、思ったよりしっかりしてる...いや失礼か。


「まず、魔物を連れるってことは責任が伴うんだ、その魔物が何かをした際にはテイムした持ち主が罰則を受ける。気性が荒い子とかは注意だね」


「はい、気をつけます」


「うん、お願いね...それで次、持ち主にもそれ相応の責任があるんだ。」


まぁそういうのはあるよね。


「しっかりお世話をしないで魔物が苦しんだりすると罪に問われることがあるから注意してね」


「はい、心得てます」


リアルのペットと同じでお世話できる人しか飼っちゃだめだよってやつだ。


「くれぐれも命を預かる責任を忘れないようにね...よし、それじゃあお待ちかねのテイムの仕方だよ」


きた!よくあるのは仲良くなったり、捕獲用アイテムで捕まえたりだけど...


「テイムは特別なスキルとかは必要ないんだ。ただ仲良くなって共に行くことを認めてもらうだけ」


「それだけでいいんですか?何かこう...テイムの証みたいなのとか」


「うん、特別何か必要は無いけど、仲良くなるために食べ物を上げたりする必要はあるかもね。それとテイムの証の方だけど、テイムした魔物を初めて街に入れる時に門番さんに伝えてもらえれば、常駐してるテイマーギルドの職員がすぐにやってきて、確認をして大丈夫ならテイムモンスターの証としてテイマーギルドのマークが入ったアクセサリーを身につけてもらう子になってるんだ。」


「...なるほど、とにかく門番さんに話せばいいんですね」


「そういうこと、その時点で暴れるようなら当然ダメだし、テイマーも罰則になったりするからそこも気をつけてね」


当然だね、街の中で暴れられたら大変だもん。


「うん、とりあえず話すことはこれくらいかな?魔物をテイムしたらテイマーとしての登録とテイム後のお世話とかに関する説明をするからまた来てね」


「はい、ありがとうございました!」


「はい、頑張ってねー」


お辞儀をするとぽやぽやしたお兄さんはにこやかに笑って手を振ってくれた。

...この人あれだ、ぽやぽやした雰囲気利用してるだけでちゃんとした人だな?

まぁとにかく街の外に私のソロ活動のお供を探しに行こう!

...とりあえずレッサーウルフとか?雑兵リスでもいいかもしれない...まぁピンと来た子をテイムしてみよう!

いざ出発!!

次回、お祈り?


ここまで読んでいただきありがとうございます。

お暇な方は御手数ですが評価やリアクション等をよろしくお願いします。

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