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EP.60



その日の放課後、生徒会室に生徒会メンバーと例の一般生徒達が集まった。

一般生徒達は、生徒会室の広さと豪華さにまず慄き、次に目の前の第二王子の存在に縮こまってしまっている。


クラウスめ。

ちょっとはそのロイヤル感を引っ込めろ。

とも思うが、エリオットじゃあるまいし、そんな事は無理な話だと分かっている。



「我が婚約者を窮地から救ってくれた事に礼を言う。

よくやってくれた」


クラウスから有難いお言葉を頂いた一般生徒達は、ますます縮こまってペコペコと頭を下げている。


こんな時はエリオットよりよっぽど王族然としているんだよな〜。

まぁ、エリオットは立場があるから、学園在籍時はともかく、今は市民とこの距離で話す機会はほぼ無い。

日々王宮を跋扈する魑魅魍魎相手にヘラリヒラリやってるから、そんな機会も無いか。


なぁ、用務員さんよ。


チラリと窓の外を見やると、用務員姿で外の落ち葉を箒で集めているエリオット(用務員バージョン、本体)と目が合った。


目が合った瞬間、バチンとウィンクされて、思わず拳を握る。


やめろ、イケ爺姿でウィンクするな。

うっかりトキメイちゃうでしょーが。

いや、枯れ専では無い。

枯れ専では無いのだが。


良いよね、爺。

婆も好き。



どうでもいい事を考えていると、レオネルが一つ咳払いをしてから口を開いた。


「これより全ての発言を先に許可する。

身分を気にせず、殿下や私達に対しても自由に発言して欲しい」


学園内のこの場所だからこそ出来る処置だ。

いちいちこちらが発言を許可していては、時間がかかり過ぎる。


優秀な一般生徒達は、これが特例の処置だと理解している様で、神妙な顔で頷いた。



あの女生徒が一歩前に出て、毅然と口を開く。


「格段のご処置を頂き感謝致します。

私は1年F組、市民生徒のメリッサと申します。

孤児院育ちの為、姓はありません。

私達はフィーネ率いる貴族生徒から身を守る為、市民生徒による自警団を発足しました。

私はそこのリーダーを任されています。

皆様に私達の置かれた状況を知って頂く機会を得る事が出来、またこの様な場を設けて頂いた事、心より有り難く存じ上げます」


私達を前にして堂々と胸を張り、声も震わさず言葉を発するメリッサに、私のレーダーがピコンと鳴った。


……欲しいな〜。

私の次代の生徒会メンバーに。


学園の革命後は、生徒会は会長副会長を除いて選挙制にしようと思っている。

来年のメンバーは既に揃っているが、3学年に上がるとエリクエリー、ゲオルグが卒業してしまうので、空きが出る。

まぁ、当てはあるのだが、このメリッサにも加わって貰えば、次の年から導入する予定の生徒会選挙に一般生徒も手を上げやすくなると思う。


うん、頂こう。

彼女は私が貰う。

なっはっはっはっ!


不埒な目でメリッサを舐めるように見つめていると、横腹をキティにギュッとつねられてしまった。


ご、ごめんって。

つい、優秀な人間を見付けると鼻息荒くなっちゃうんだよぉ。



「この様な機会はもう無いかもしれませんし、皆様がご多忙な身である事も存じ上げております。

早急で申し訳御座いませんが、こちらの資料を是非ご覧になって下さい」


そう言ってメリッサが目で合図すると、他の一般生徒達が私達の人数分の資料を手渡してきて、ササッとまた元の位置に戻る。


皆恐れ多くて先程から顔も上げられない状態だが、メリッサの指示には的確に反応している。


更にこの資料をこの時間までに人数分纏めてきた手腕といい、やはりメリッサは相当優秀な人材の様だ。



「………これはっ!」


資料を読んでいたノワールが驚愕の声を上げた。

皆もその資料を前に同様の顔をしている。


それには、貴族生徒から一般生徒への日常的な虐めについての仔細がリストアップされていた。


日時、加害者、被害者の名前、起きた事柄。

詳細に書き記されたその内容は、正に見るに耐えない。


始まりはフィーネが謹慎が解け、復学した頃からだ。

この頃はまだ単独で、自分の鬱憤を周りに当たり散らし憂さ晴らしをしていた程度。

男爵家とはいえ貴族には違いないので、一般生徒は逆らえず、ただ黙って耐えていた様だ。

それでも保護施設に転送されてくる生徒がいたのだから、1人でも充分に害悪である事は間違いない。


そしてメリッサが言っていた、フィーネより成績が良いという理由で階段から突き落とされた生徒。

この事件は既にこの頃に起きている。

確か、保護施設に転送された初めての生徒だった筈だ。


暴挙が加速したのはやはり夏休み明けだ。

夏休み中に精を出して量産した自分の手下共、フィーネファンクラブだったか?

とにかくあの阿保どもを引き連れ、暴れに暴れ回っている。


確かに、保護施設に生徒が次々転送され始めたのも、この頃。


リストには耐え切れず学園を去った生徒の一覧もあるが、もちろん彼らは本当に自主退学した訳では無い。


保護施設に転送された生徒の中には、そんなくだらない事に関わるより学業に専念したいと、コピーからの情報共有を拒否した生徒達もいる。


もちろん強制ではないので許可して、対外的には自主退学扱いになっているが、事が収まれば直ぐに復学出来る手筈になっている。

王都の市民権失効も無い。


だが、貴族生徒の行き過ぎた虐めにより退学者が出た、という記録は残せる。

これはこれで、大いに有効活用出来るネタだ。


今まで表に出なかった貴族生徒の膿を、フィーネ達はこれでもかと出し切ってくれている。


本当に扱い易い駒だ。



「よくこれだけのものをこの短期間で集めてくれた。

君達が大変優秀な生徒である事は、この資料だけでも明白な事実だ。

よくやってくれた」


レオネルの言葉に、メリッサと一般生徒達は顔を赤らめ深々と頭を下げた。



「ここに書いてある、貴女のお友達の件をヤドヴィカ男爵から金を受け取り揉み消した人物の名前、これに間違いは無いの?」


私の問いにメリッサは頭を上げて、淀みの無い瞳で静かに答えた。


「はい、間違いありません。

副理事長の、レオニード伯爵です」


よく調べたな。

改めてメリッサ達の執念が伺える。

それだけフィーネ達に虐げられ、遺恨を募らせてきたという事だろう。


「分かった、この件はこちらでも改めて再調査させて貰うが、事の真相が明るみになった暁には、必ずその者には然るべき処罰を与える事を君達に約束しよう」


レオネルの言葉にメリッサ達はパァッと顔を輝かせ、抱き合って喜んだ。


一市民である自分達が、伯爵相手に何か出来る訳も無いと半ば諦めていたのだろう。

それを公爵家の人間が見過ごしにはしないと約束までしてくれたのだ。

彼らの喜びは幾許のものか。



「あの、恐れ多いのですが、まだお願いしたい事が……」


メリッサが遠慮がちに言った言葉に、クラウスが頷いた。


「構わん、要望があるなら遠慮は必要無い」


第二王子に促され、流石のメリッサも躊躇しながら、意を決した様に口を開いた。


「自主退学した学友の事なのですが。

彼らは本当は退学などしたく無かったのです。

私達の中には地方から努力してこの学園に入学した者達もいます。

学園に入学出来れば王都の仮市民権を得られるからです。

無事に卒業出来れば正式な市民権を得られます。

ですが、自主退学でも退学になれば仮の市民権は剥奪され、地方に帰らなければ行けません。

いえ、帰れる者はまだ良い方です。

地方から王都への移動にはお金が掛かります。

学園入学時は国から旅費が支給されますが、退学扱いになると、家に帰る旅費も無い者もいるのです……」


ここでメリッサは堪え切れず涙を流し、嗚咽混じりに続けた。


「……市民権の無い人間が良い職を得る事は難しく……低賃金で働き続けても、郷里に帰るお金はいつまでも得られないでしょう……。

それに、国から家族に支給される支援金まで打ち切られてしまう……。

それを頼りに生きている家族もあるのです。

働き盛りの子供は帰れず、国からの支援金も無くなれば、家族は路頭に迷ってしまいます。

彼らには非などありませんっ!

どうか、自主退学した者達をお助け下さい」


涙ながらのメリッサの陳情に、私の隣でキティが滝のように涙を流している。


実情を知っている私達は、罪悪感を感じつつ、それを表に出さない様に必死だった。


ジャンなどキティとメリッサ達の涙にアワアワオロオロしている。


色んな意味で……カオス。



それを打ち破る様に、クラウスがメリッサ達を真っ直ぐに見つめ、大きく頷いた。


「分かった、その事も考慮しよう」


誰でも無い第二王子のこの言葉に、メリッサ達が歓喜の声を上げた。


キティは親愛のこもった表情でクラウスをうっとり見つめている。


良かったなぁ、キティポイントまた上がったじゃん。

実際は退学者などいないと知ってて、美味しいところを持っていきおってからにっ!


内心ギリギリィッと奥歯を噛みしめながら、クラウスを横目で睨む。



よしっ!私もキティポイントあげちゃうぞっ!

クラウスに負けてらんねーーっ!


私はメリッサ達に向かってニッコリ微笑んだ。


「自警団の事ですけれども、皆様だけに請け負って頂くのは心苦しいわ。

私が会長を務めるキティファンクラブの会員達も加えて下さい。

皆喜んで皆様の力になると思いますわよ」


私の言葉にメリッサ達が驚いて目を見開いた後、慌てて頭を下げた。


「ありがとうございます!アロンテン公爵令嬢様!」


一斉に頭を下げられ、ちょっと困惑しつつ、私はメリッサを親愛の情を込めて見つめた。


「頭を上げて下さい。私達こそ、この学園の自治を任されている者として、不甲斐ないばかりですわ。

メリッサさん、皆さん、今まで貴方達に辛い思いをさせて申し訳ありませんでした。

これからは私達生徒会があなた方を必ず守ります」


私の言葉にメリッサ達はまた涙ぐみ、キティがまた滝の様に涙を流している。



おっとしまった、やり過ぎた。

だが誰かが言わねばなるまい。

こういうのは女性である私が言うのが1番良いだろう。


野郎どもは立場もあって簡単に詫びる事が出来ないからな。



「皆様、私達の話を聞いて頂けるだけでは無く、お力添えまで頂けるなんて、本当に何て言っていいか……心より感謝申し上げます」


メリッサの言葉と共に、皆が一斉に私達に頭を下げる。


それを手で制しながら、私達は顔を見合わせた。


う〜ん、これは本当に罪悪感ハンパ無い。


バツの悪い気持ちのまま、メリッサ達を丁重に見送り、生徒会室は一瞬の静寂に包まれた。

キティの啜り泣きだけが室内を包む。


事情を知っている私達は、キティにも申し訳ない気持ちで一杯だった。


あのサイコパス、エリオットの考えた計画だ。

通常の神経では付いて行くのも精一杯なのは仕方無い……。



……まぁ、あそこに、割とケロッとしているクラウスが、泣いているキティを慰めているけど。


それを胡散臭げに眺めながら、私達は同時に溜息を吐いた。



メリッサ達が去った後、さてこれからやる事が山積みだなぁと皆でブツブツ言っていると、部屋の入り口を守っている警備兵が困った様な声で扉の外から伺いを立ててきた。


「失礼致します、恐れながら殿下と皆様に御目通り願いたいという生徒が2人訪れていますが、いかが致しましょうか?」


「その生徒達の名は?」


レオネルに問われた警備兵は即座に答える。


「はっ、マリエッタ・ブラウンとヴァイオレット・メデルと名乗っております」


警備兵の挙げた名前に、私達は顔を見合わせた。



マリエッタとヴァイオレット。

あのアーバンの取り巻きの2人だ。

へぇ、これは珍客だなぁ。


ニヤリと笑う私を呆れた様に見やりながら、レオネルが溜息を吐きつつ警備兵に答える。


「入室を許可する」


警備兵が扉を開き、怯えた様子のマリエッタとヴァイオレットが入ってきた。


2人はキティの顔を見ると、顔を真っ青にして、その足元に蹲った。


「ああ、キティ様っ!今までの数々のご無礼をどうかお許し下さいっ!」


「私達、アーバン様に逆らえなかったんですっ!

キティ様、本当に申し訳ありませんでしたっ!」


涙をボロボロ流してキティに縋り付く2人を、キティはオロオロしつつもその肩に手を伸ばして、落ち着かせる様に優しく微笑んだ。


「お二人とも、どうぞお立ちになって、落ち着いて下さい。

さぁ、こちらに腰掛けて、何があったのか詳しく聞かせて下さい」


そうキティに促され、遠慮がちにフラフラと立ち上がる2人の背中を支えながら、私がソファーに座らせる。


いや、キティじゃ支えられないくらいヨレヨレだから、この2人。


2人はソファーに落ち着くと、啜り泣きながら、真っ赤に泣き腫らした目でキティを見つめた。


「私達の家は、ロートシルト家に支援頂いて存続している様な状態です。

ですから小さな頃からアーバン様には逆らえなかった……。

学園に入学してから、アーバン様は平民が自分と同じ学園に在籍している事を、気に入らないと度々仰られる様になって……」


グスグスと啜り泣くマリエッタに続いて、今度はヴァイオレットが弱々しい声を出した。


「アーバン様のお家が立ち上げた、魔法優勢位派の考えでは、魔力量こそ高貴な者の証として重要視されています。

ですからアーバン様は魔力の無い平民を常日頃から軽視してらっしゃいました。

ですが、学園には数は少ないですが、魔力を持って生まれた平民出身の生徒もいます。

アーバン様は彼らの存在を認めたく無いと、視界に入るのも嫌がりました。

それに……市民生徒は学業が飛び抜けて優秀な者達ばかりなので……その、アーバン様より成績が良いのも……気に入らない、と……」


申し訳無さそうにそう言うヴァイオレット。

私は内心溜息を吐きつつ、手で続きを促した。


アイツらそんなんばっかり言ってるな。

気に入らなきゃ自分も勉強しろや。



「ですが、アーバン様は伯爵家のご令嬢ですので、彼らに直接的に何かする事はありませんでした。

嫌味くらいは、まぁ、言っていましたが。

それが……あの、フィーネ・ヤドヴィカ男爵令嬢が現れて、変わったんです。

貴族や淑女のマナーなどまったく無視したフィーネさんの存在を、アーバン様は面白がっていました。

私達には出来ない事を平気でやるフィーネさんを見ているだけで、胸がすくと仰って……」


理解出来ないと言った顔のヴァイオレット。

うん、分かる。

私だって理解出来ない。


同じ様な表情のマリエッタが困惑気味に続けた。


「フィーネさんは八つ当たりや憂さ晴らしで、平気で市民生徒を傷付けていました。

庶民は貴族の奴隷だと公言し、奴隷の持ち物は主人の物と取り上げたり、戯れに壊したり、盗んだり……。

市民生徒を見かければ、自分のファンクラブの男子生徒を使って、突き飛ばしたり、犬の様に水をかけたり、その、足で蹴ったり……。

とてもでは有りませんが、私達ではいくらアーバン様に命令されても出来ない様な事を、平気でなさるのです」


言いながら震えるマリエッタの肩を撫でながら、今度はヴァイオレットが口を開く。


「それをアーバン様は、自分の憂さ晴らしの身代わりにする為フィーネさんと仲良くなり、彼女の悪行を側で眺めて楽しむ様になったのです。

私達にはただただ恐ろしい行為にしか見えませんでしたが……。

そしてお二人は結託してキティ様の有りもしない噂話を流し始めました。

何故かお二人は、どちらも自分が王子妃になるのだと自信満々で……。

キティ様の酷い噂話が周りに認知されれば、やがてそれは真実となって、キティ様を殿下の婚約者から引き摺り下ろせる、とフィーネさんが仰り、それをアーバン様が信じてしまったのです。

何故そんな荒唐無稽な話をアーバン様が信頼したのか、私達にはまったく理解出来ませんでした……」


身を寄せ合って震えている2人を見つめながら、私とキティは横目でお互いをチラッと見つめ、胸の中のみで深い深い溜息を吐く。



……まぁ、流した噂が全て自己紹介乙だったけどな。


あれは一体どんな心情なんだ?

自分のやっている事を人になすり付け、それで相手を貶めるって事は、自分のやっている事は人から貶められて当然の行為、と言っている様なもんだよな?


んん?

頭悪過ぎない?

あっ、悪いんだった。



「これで私達の家は、ロートシルト家から見放されるでしょう。

家族には申し訳無い事ですが、私達もうアーバン様には着いていけないと気付いたのです。

それも、キティ様のお陰です。

今日のキティ様の清廉潔白なお美しいお姿を見て、自分達の浅ましさを思い知りました。

家族に何と責められ様と、私達はもう二度とあの様な下劣な行為には加担したく無いのです」


マリエッタが真っ直ぐな瞳でキティに向かってそう言うと、ヴァイオレットも同じ様な瞳でキティを見つめる。


「私達はこのまま自主退学致します。

キティ様、私達のした事、本当に反省しております。

貴女様のお名前に傷を付けてしまい、申し訳ありませんでした」


深々と頭を下げる2人をキティは慌てて制しながら、優しく微笑む。


「いいのです、お二人はお家の為に逆らう事が出来なかったのですから。

どうかお顔を上げて下さい」


キティがそう言っても、2人はなかなか頭を上げなかった。

下を向いたまま、肩を震わせ涙を流すその姿は、見ていて痛々しい程だった……。




その後2人は、キティが居た堪れなくなる程謝罪を繰り返し、身を寄せ合いながら部屋から出ていった。



心配そうに2人の背中を見送るキティに、私はその肩を抱きながらニッコリ笑った。


「あの二人なら大丈夫よ、うちが支援するから。

それに魔法優勢位派からも離脱出来る様に計らうわ」


私の言葉にキティはパァッとその顔を輝かせた。



おっ、やったね。

キティポイントゲットーーッ!


チラッとクラウスを振り返ると、悔しそうに眉をピクピクさせている。


ケケケッ。

王家より融通の効くうちだから成せる技だからな。

真似っこすんなよ。

出来ないだろう〜〜〜〜〜けどさぁっ!





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