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耳のいい少年と鼻のいい少女  作者: りょうきん
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初投稿!ぜひ読んでみてください!

《このまえ健吾がほんと酷くてさ~》

《え〜それまじー?》


《この前のスパナビ見た?》

《見た見た!あの展開は驚いよな〜》


今日も少年、菊池 聡吾(きくち そうご)は、授業の休み時間に机にうつ伏せて人間観察ならぬ()()()()をしていた。


聡吾は生まれつき耳がよく、3つ離れた教室の小さな音などまで完璧に聞き取ることが出来る。


気になった音を、ピンポイントで、集中して聴くことも出来る。その耳の良さを、利用して、周りの人の人間関係などを聴くことが趣味になっている。


ちなみに聡吾に友達は居ない。

聡吾は、過去に裏切られたことがあるので常に一人でいる。


いわゆる()()()だ。今日もいつものようにうつ伏せて、周りの声を聞いていると不意に後ろから、


「聡吾!食堂行こうぜ!」

と言う声がかかる。


声の正体は、木村 健(きむら けん)

髪を金に染めていて声がうるさい。

彼は、唯一聡吾と仲のいい友人、と言うよりは悪友だ。

本人は「金髪でうるさければ自然と人が寄る!」とか、考えているらしい。

ちなみに彼もぼっちだ。同士!とか考えていると


「うるせえよ」

と言われた。心を読まれたようだ。健は察しが良すぎて怖い。


「すまんすまん、行くぞ。」

と笑いながら返事をして自席から立ち上がり、健と食堂を目指す。


聡吾の通う高校『明浄高校』は、通称『明高』と呼ばれている。

偏差値はそこまで高くはなく一般的な高校だ。ただ明高は文化祭のクオリティが凄いらしい。

聡吾は今年入学したばかりなので噂しか知らない。


「それにしても、文化祭楽しみだよな〜」

「明高は、クオリティ高いらしいね。」

「それなんだよ!お化け屋敷とかあったら、やばそうだよなー」

「お前はほんと怖いの好きだよな。」

と、楽しげに高校生らしい会話をしながら食堂でうどんを啜っている。


--------------------------------------------------------------------------


今日の授業が終わり放課後になる。聡吾はクラスの人がみんな帰るまでうつ伏せている。


《今日カラオケ行かない!?半額クーポン持ってんだよね~》

《まじ!?行く行く!》

《カラオケ行くの?俺らも行っていいか!?》

《いいよいいよ!》


等の声を聞いている。

今日はクラスの陽キャ達がみんなでカラオケに行くようだ。ちなみに聡吾は当たり前のように誘われない。


「別に悲しくなんかないんだからね!」などと考えていると、クラスの人達はいなくなっていたので立ち上がると、何処か遠くで、話している声が聞こえる。


《それじゃあ、明日からF組だからよろしくね。》


《はい、よろしくお願いします。》


片方は、堂々としている校長だと分かった、だがもう片方は、ツンとしている女の声で、初めて聞く声だった。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


私は、花崎 香(はなさき かおり)16歳。両親が長期の海外出張することになり、母の姉の家で暮らす事になった。


叔母さんの家は、今の家から離れたところにあるアパートの一室で、明浄高校と言う高校に転校することになった。


元いた高校では友達がいなかったので、いい機会だ。



「じゃあ、行ってきます。」


「はーい!行ってらっしゃい!どんな所か見ておいで〜」


と叔母さんに言われ家を出る。




私は今、高価そうなソファに座り、目の前にいる2人の男性と話していた。


「それじゃあ、明日からF組だからよろしくね。」


今堂々とした声色で喋ったのは、明浄高校の校長のようだ。嫌な匂いはしないので少しは信頼出来るだろう。


そして校長の隣には眼鏡をかけ、少し怖い顔をしている教頭先生が立っている。


教頭からは、嫌な匂いがする。少し警戒しておこう。


「はい、よろしくお願いします。」


私はそう言うと、ソファから立ち上がり静かに戸を横に引き、部屋から出る。




















どうでしたでしょうか?

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