表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あらゆるスキルの保持者、創造と破壊の魔術 ~俺だけ悪魔~  作者: abaudo:アバウド
妖怪騒ぎ ~鬼~
78/724

秘められた地

秘められた地

abaudo;アバウド


「ラズ...が...」

風呂場の恰好のまま、おっさんは美乃たちのいる部屋に駆け込んだ。

おっさんは、頭から血を流し、その場で倒れた。

「どういう事!?」

「連れ...去られた」

この言葉に、場の空気が凍る。

そしてこの状況に、美乃がパニックになってしまう。

「ラズが? 連れ去られた...どういう事...ねぇ、どういう事!?」

「落ちつけ...まずは風呂場を見て来よう、何処から侵入したかわかるはずだ」

冷静沈着な九条は、美乃の腕を引っ張って風呂場へと向かう。

それまで落ち着いていた九条だったが、風呂場についた途端震え始める。

「嘘...だ。 こんな大穴、一体どうやって...」

「この大穴、鬼の部類か?」

突発的に言葉を放ったハルカに、九条は微かにわめく。

そうやら鬼という言葉に反応したみたいだ。

九条は少し震えながらも、大穴の近くを入念に観察し、一滴の紫の液体に気が付いた。

それでわかったのは、悪魔に近しい生物であるという事。

詳しく言えば、悪魔とは微妙に違う性質を持った生物であるという事だ。

とりあえず、さっき起こった出来事を団子屋の女性に話に向かった。

しかし、何処を探してもその女性はいない。

「どこに行ったのかしら?」

「わからない。 でも、ラズ殿が連れていかれた方角は大体わかった」

「それってどこ!?」

「あっちの山の方角だ。 山の奥、もしくは頂上の辺りだろう」

「あの山...結構遠くに見えるけど...」

「あれは京の山ね、という事は盛天道子が絡んでいるかしら」

ハルカは顎に指先を当てた。

「二人で行って来てくれ、私はこいつの面倒を見ている」

九条は怪我を負ったおっさんを布団に寝かせて言った。

「わかったわ」

それを聞いて安心するように、鼻息を放った。

そして美乃たちは、京の山の方面に走り出した。

まだ日も暮れて浅い時間に...

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ