道筋
道筋
abaudo;アバウド
錬金術...古代文明都市。アルベトスの神王と一人の勇者が、聖と悪に分かれた。
その後、二千年と続いた戦争が幕を閉じ、神王側は○○に勇者側は○○として、世界を上と下に分けた。
それぞれは文明を築き上げ、互いは両方を認識しないようにしていた。
しかし、それから十万年後。
人間界...上の文明は...を...ない...化を進め、下の文明は...を使う...化を進めていた中、仲介に会ったエルフの森が、人間界にも魔界にも知れ渡る。
こうして互いを再認識した彼らは...
「はぁ...まだ?」
「まだまだセントイルの区域も抜けてないわよ」
「一体どれほど遠いんだよ...」
「そんな簡単に着くわけないじゃない...」
俺たちは草のないダートの道を、借りた馬と馬車でただ道を進んでいた。
学園を出たのは太陽が出て間もないころだったが、今はもう太陽が山に端にかかっている。
「ここって今どこぐらい?」
「そうね...後三十キロほど進んだら、セントイルの区域を抜けて魏樂に入るわ」
魏樂...そう言えば、魏樂のスキルって前に取っていた様な気がするな...
えーっと...
ステータス画面を下にスクロールしていく。
あった。
大国裂傷式 Lv Max。
魏国ウェイラユの伝統攻撃手段。
主に集団での戦いに向いている。
武器指定...青槍。
「魏国ってどういう国?」
「えーと魏国はね、色々な国に分かれていて、国同士で争いがあったりするわ」
「ん? 争いって...俺たちそんなところを通るのか?」
「まぁ、大丈夫よ。もう今は魏樂が全てを統一しているし、セントイルとの条約で他国や観光客に危害を加えたりしないから」
俺はなるほどと首を縦に振った。
その時、車体が大きく傾いたせいで舌を噛んだ。
「ガフッ...痛って...」
「ハハハハ!」
美乃は陽気に笑って、その日は徹夜で馬車を進めた。
「神栄の図書って知ってる?」
「神栄の図書?」
いきなり餅付さんが元気に話しかけて来るからびっくりした。
しかしこの学園...相当広いわね。
私達が聖徒全員で来たレイジス学園は、この王都に集まる魔法の技術を全て詰め込んでいる場所。
しかも周りには実力者しかいないし、魔術の力も皆並みはずれている。
こんな所に転入させられて、聖徒は少々戸惑っている中、一人...いや、二人だけ先の子と全く考えていないようなお二人さんが楽しくやっている。
「シリア? また授業を抜け出して...」
「別にいいじゃん...だってこの学園、楽しいんだもん」
つい先日まで「絶対に行きたくない! お父様の馬鹿! 人間のクズ!」とか暴言たれてたのに...
まぁ、楽しそうだし...いいか。
次回、魔界へと繋ぐダンジョンと神栄の図書の謎




