探索
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abaudo;アバウド
「起きて...早く起きて」
「...ん?」
瞼が重たいな。
それに目を開ければ、眼球がひりひりする。
ぼやけた視界に、いつもとは全く違う服を着た美乃がいた。
「ん? なんだその服」
「可愛い?」
「...うーん...」
俺はけのびをしながらあくびをする。
すると目が慣れてきて、美乃の姿の全貌が見える。
「ん!?」
「はは、驚いた...」
美乃は満足気に笑った。
しかし今の美乃の恰好...完全に制服だよな。
「似合っているでしょ?」
「まぁ、確かに...似合ってる」
「よし! それじゃ、一番最下層まで行くわよ」
「最下層!?」
寝起きで頭が働いてないせいか、それとも意味がわからないことを言われてるから理解できないのか...
とにかく理解が出来ない。
「うん、魔界セントイルに行くわよ」
「セントイル?」
何処だ?
魔界に関して、俺は全く気にしていなかったからわからない。
「アリババソリユよ」
「アリババソリユ?」
さっきから変な単語が流れていくんだけど。
「その上に、レベシート寿司!」
「寿司!?」
変な単語に上に、急に身近なものを乗っけてんじゃない!?
「さて、これがダンジョンの鍵よ」
「いや嘘つけ」
「目は覚めたかしら?」
「覚めたけど...独特だな!?」
まぁ、結果的に目が覚めたし...いいか。
「じゃあ、荷物は全部消したから、直ぐに出発しましょ」
「消したって...」
「何か問題ある?」
「ないよ」
相変わらずだな。
美乃は白い髪を、さらさらとはらった。
いつも思うけど、美乃の髪の毛って綺麗だよな。
ねこみみついてるんだし、今度撫でさせて貰おうかな。
「さて、早く行くわよ」
「最下層か................」
「嫌なの?」
「うーん...嫌な思い出は多いな」
「まあ、そう言わないで...今のあなたなら、弱いけど大丈夫よ」
「弱いは余計だ!」
なんかこいつ...笑顔を見せたらいいって思ってないか?
「じゃあ、途中であったモンスターを殺しながら行きましょ」
「なんかグロイな」
「文句ばかり言ってないで...早いうちに行くわよ」
「はぁ...はいはい」
まだ気分が悪いけど...
美乃は強く俺の腕を引っ張った。
行くしかなさそうだな。
俺は千里鑑定眼を使った。
「あの...地形変わってるんですけど」
「...へ?」




