レベルの概念
レベルの概念
abaudo;アバウド
俺はこのダンジョンに引きこもってから、約一ヶ月が過ぎた。
そして、俺のレベルも上がった。
つい最近、殺されかけたけど...
でも、まぁ...今は俺も生存競争の中で、結構勝てている方だと思う。
だって、このダンジョンで小悪魔一人で、まだ死なないのだ。
これは、結構勝てているのではないか?
俺は強いって言っても過言ではないのだろうか?
そう思った矢先、俺に悲劇が訪れる。
「あぁ! 俺の邪剣ラザスタがぁぁ...!?」
俺の愛剣である、邪剣ラザスタが壊れたのだ。
「なんで...なんでぇぇぇ」
俺は目から涙を流しながら、地面をたたく。
暫くしてから、俺は愛剣を思う強さで...
愛剣の名前を自分の名前にしていた。
「これからお前の名前はラザスタだ」
俺が初めて、剣を作った記念に、付けた名前。
それが、今崩れ去ろうとは...
悲しいけど、仕方のない事なのだろう。
手入れもしてたのに...
俺は暗いダンジョンの中を、ただゆっくりと...
周りに気も付けないでいた。
この事を、後悔することになるとは、誰も思ってもいなかった。
一人しか、いないんだけどね...トホホ。
「おい。 亮一!」
疾留が大声で叫ぶ。
容姿が子供だからか、まだ声も幼い。
その高い声が、この聖堂に鳴り響いた。
「おい疾留...静かにしろって」
この聖堂の者は、一斉に疾留の方を見た。
この聖堂の全方位から、突き刺さるような視線が飛んでくる。
その視線で一度は黙った疾留だが...次第にどんどんうるさくなっていく。
「なんだお前ら! 用があるなら言いやがれ!」
やっぱり疾留は空気が読めない。
こいつのせいで、余計に場が悪くなったのだ。
しかし、そんなのもいずれ...無くなっていった。
ただ、この国が潰れただけだ。
王が死に、民は奴隷にされ、この場にいた特殊戦士...異世界からの戦士は...王国に囚われた。
しかし、その国での待遇はよく、この先も安泰すると約束されていたのだった。
国が滅ぼされた話は、また今度!
これからも、この作品をよろしくお願いいたします!




