死にたくない!?
死にたくない!?
abaudo;アバウド
(Lv15→Lv25 鑑定眼 Lvup)
鑑定眼レベルマックス。
この感覚は何と言うか、強くなったのに気が付いていない時の感覚だ。
一回、魔物で試したいが...ここら辺の雑魚モンスは壊滅的にしちゃったし...
大型の魔物と一戦かわすしかないのだろうか。
...いや、弱気になるな。
強くなったはずだ。
だって、俺の鑑定眼はレベルマックス!
自分より弱い相手が分かる。
しかも、十連できるし?
確定ガチャとかになるはずでしょ?
俺は俺にそうやって言い聞かせた。
まあ、ガチャはピンチの時の為に置いといて、何か鑑定眼がぶっ壊れ性能になったんだよね...
なんか知らないけど、鑑定眼で敵の位置が分かるようになったし...
しかも、その敵の情報を把握できるようになったんだよね。
これって、俺...強くなったよね?
まあ一応、俺より弱い奴を相手にした方がいいか。
俺は作った剣を背中に背負い、握り拳を強く握った。
こいつをターゲットにしよう。
俺は鑑定眼で次に相手する敵を見つけた。
下層にいる...尖殻獣ガクジイン。
...蟹だ。
俺のステータスよりかは、弱いはず...
ただ、俺と比べて...でかい。
全長10メートルは超えているだろう。
まぁ、でかいからって攻撃力が高いわけでもないし、それにこの蟹は足が遅い。
ただ、一番俺が気にしているのは、防御力だ。
この魔物...並みの魔物の防御力からすれば、一桁違う。
圧倒的に防御力が高すぎる。
だが、策はある。
この剣だ。
この剣には、破壊スキルが付いているから、それをどうにかレベルアップすれば...大丈夫だろう。
よし、そうと決まったら、早速材料探しだ。
そうして俺は、材料探しを始めた。
「ふぅ、まぁ大体これぐらいだな」
俺は両手に抱えられるほどの、透明の鉱石を持って言った。
まず最初に思った事は、この身体...不便だな。
前世のあのムキムキボディーだったら、こんな鉱石簡単に持てるのに...
ていうか、なんで鉱石って重いんだよ!
軽くしろ、軽く!
そうやって、愚痴を言っていた時は...気付いていなかった――
この洞窟が危険な事も、とっくに忘れていた。
だってこの洞窟は...かつて勇者をも足止めした、高難易度ダンジョンなのだ。
それなのにも関わらず、全く油断しきっていた悪魔の姿が、そこにはあった。
そうしてラズは、後ろから来た白い虎と、また会う事になるのだ。
「ん...お、お前は!?」
もう遅い。
今頃気付いても、この洞窟の前主にはなんの問題も無かった。
その瞬間、ラズの首元に爪痕が入る。
これ...首が切られていく?
痛くない...しかも顔を動かしていないのに、視界が傾いていく。
死ぬのか?
とうとう................
...そうしてラズの首は、地面にボトンと落ちたのだった。




