そろそろ時計が動き出す
そろそろ時計が動き出す
abaudo;アバウド
よし、作れた。
でもまぁ、使えるけどあんまり実用的なスキルでもないな。
作るのに、まさか現実で作る工程の時間を待たなければいけないなんてな...
...そう、俺はあるスキルを手に入れた。
この間、残っていた二つのスキルガチャの一つを、欲に負けて引いてしまったのだ。
本当は危ない時に、緊急として使おうを思っていたが...
やっぱりガチャとは恐ろしい物だ。
でも、この鍛冶スキルを手に入れたことは、幸運と言っていいだろう。
だって、武器が自分で作れるのだ。
時間こそかかるが、結構な神スキルと言っても過言ではないだろう。
それにまだレベル1だから、遅いってのもある。
これからレベル上げていけば、スゲー早くできるのかも知れないし...
とにかく、俺はこのスキルが取れたことを、嬉しく思っていた。
これでやっと、剣を持てたのだ。
...振ったこと無いけど...
俺はスキル表示を見ていた。
白砕 レベネートブレーカー。
自分よりレベルの低い敵への攻撃力1.2倍...か。
それに、物破壊のスキルまでついている。
これは、時間をかけて良かった。
俺はその場で腕を組んで考える。
................うーん。
やっぱり引きたい。
俺は前回当たった錬金術のように、隠しスキルが欲しいと思っていた。
何故隠しスキルが欲しいのかと言うと、多分この世界について知ることが出来そうだから...
それに、シークレットで表記されているのにもロマンを感じる。
実際、錬金術はシークレットとなっていて、スキル情報からは何%かわかるけど、実際引く前は(?)の確率で表記されている。
これを引いた俺は、これを引きたいという欲に縛られていた。
まあ、ロマンは大切だ。
でも、現実に目を向けるのも大切だ。
この引くか引かないかの戦争は、俺の頭の中で行われている。
どっちにするか...
悩ましい。
その時、俺の頭の中に、素晴らしい人からの、素晴らしい助言があったことを思いだした。
「悩むなら引けっ!」
はい! 師匠!
俺は意を決して、ガチャを回す。
さぁ出ろ! 確定演出!
さあ出ろ! 俺の為のスキル。
確定演出は................無かった。
しかも、出たのは。
スキルイーターだった。
何だよこれ?
俺が何をした!
俺は、ガチャの怖さを忘れていた。
欲しがれば欲しがるほど、手に入れられない、あのシステムを...
俺が嘆き悲しんでいると、急にAIさんが話しかけてきた。
「同じスキルを複数所持すると、レアガチャへ移行することが出来ます」
俺の視界全体に、文字が表記される。
多分、レアガチャと言っても、確定でシークレットが出るわけじゃないだろう。
でも、俺はそこに希望を抱いた。
「よし!この剣も手に入れた事だし...レベル上げがてらに、小魔物を切り捨てて行きますか」
そうして俺は、走っていった。
小さな願望に、夢を抱きながら...
最後までお読みいただきありがとうございました。
これは私の意見なのですが...
ガチャ欲を三大欲求に取り入れて、四大欲求にしてもいいんじゃないかと思います。
まぁ、そんなのが出来たら「どうなってんだ!」ってなると思いますが...
では、これからも投稿を続けていきますので、応援よろしくお願いします!




