とりあえず、武器作るか
とりあえず、武器つくるか。
abaudo;アバウド
「さて、どうするかな」
俺は、とある岩の前に立ちはだかり、腕を組んで考える。
こんな岩...あったかな?
一旦俺の村に戻るべく、下層へと降りて行くが何処に行っても、知らない道があったり無くなったりしている。
とりあえず、破壊は出来そうにない。
今思ったけど、俺のスキルにあった錬金術ってやつ、使えないのかな?
鑑定眼を使った。
すると、俺はある事に気が付く。
(Lvmax 錬金術 とある禁忌を犯した者たちは神の怒りを買い、馬や鹿にされる。しかし、馬、鹿にされた者達は、怒りに怒って、神をも恐れぬ存在へとなった。 角のある者や、頭が動物で身体は人間によく似て出来た存在、それは彼らの祖先である。)
あれ? 文章長くなっているし、その上書いていることも変わっていないか?
俺は別のスキルを見るが、どれも少し詳細を詳しく書かれただけで、後は全然変わってない。
変わっているのは、錬金術だけ?
なんなんだ? このスキルは...
俺は不思議に思ったが、あまり深くは考えなかった。
何故なら、考えても無駄な事は考えても意味がない!
これを俺の座右の銘にしたいほど、気に入った。
まあ、一応。
調べて損はないか。
そうして俺は岩の前を離れ、また何処かへ歩き始めた。
でも、この洞窟と言うかダンジョン...危ないよな。
今が夜かさえわからなければ、自分が何処にいるかさえわからない。
これが世にも有名な、富士の樹海現象?
しかし、おかしいな。
これだけ歩いても、一切魔物に合わないなんて...
一体何が起きたんだ?
この時のラズは知らなかった。
自分が起こした洪水のせいで、このダンジョンが変わったことを...
急激な地盤沈下、壁の土砂崩れ...などで、このダンジョンの地形を大きく変えてしまったのだ。
勿論ラズは気付いていない。
自分が起こしたなんて事を気付くはずもない。
そんな時だった。
突然ラズの目の前に、白い何かが通る。
「な、なんだ?」
それは、虎だった。
え...やばい!
俺は鑑定眼をすかさず使う。
白虎(幼体) 雷属性 Lv 5。
群れる習性を着けなかった種族。
その為、誰であろうと襲う。
ある地域では、神として祀られていた。
おぉ、鑑定眼さん説明文までつけてくれるんだ。
レベル1とは、全くもってちがいますなぁ。
それにしても、まだ幼体でレベルも低いとはいえ、神として祀られていた種族らしい。
侮れないな。
ここは、俺の中で一番強い魔法を...
その時、俺の全身が燃えるように熱くなり、魂が溶け出すような感覚を覚える。
「中級火魔法、バーストフレイム!」
そう唱えた時、白虎の周りに円を描くように炎が舞い、たちまち竜巻の様になって白虎を包んだ。
おぉ、流石異世界、かっこいい魔法あるじゃんか!?
俺は片手を強く握って、ガッツポーズを決める。
丁度火が消えた時、白虎姿は無かった。
その時に、一つ疑問が生まれる。
何処に行った?
消滅したわけじゃないだろう...?
そして、白虎がいたはずの所には、大きな爪と牙が置かれてあった。
どういうことだ?
とりあえず俺は、その牙と爪を加工することに決めた。
これ、俺がやっている事、モン○ンじゃないよな?




