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第20話<人類史補足Ⅵ 火星開拓団Ⅰ>
サブタイトル変更しました。
2022/04/06 漢数字→アラビア数字に修正。一部修正。
「火星に人類が永住出来るかって?
君、これから命懸けで火星を開拓しようって人間に野暮なことを聞くねぇ。
そりゃあ、当然だけど、今のままじゃ住めないさ。
だけど、不可能だからって諦めて良いわけがない。
人類史を見てみろよ。
不可能と思われていたことを可能にしたからこそ、人類は存続してきたんだ。
火星で進行中の地下都市計画。
金星で構想されている空中都市計画。
ラグランジェ点に建設する宇宙工場コロニー群。
どれも必ずや成し遂げなければならない、人類の超ビック・プロジェクトだ。
火星開拓団はそのために組織された。
それもこれも、全ては人類存続のために、だ。
だからこそ、俺はこのプロジェクトに命を賭けられる。
君も男なら、この気持ちが分かるだろう?」
復興暦67年 第1次火星開拓団 副司令官 英国軍大佐 ジョセフ・ランカスターJr
第1火星開拓団第1波打ち上げの六日前、メディアへのインタビューでの発言。
火星衛星軌道上で対太陽風電磁シールド発生衛星群、通称『アテナの首飾り』を完成させて火星開拓の土台を作り出した人物の一人。
この頃、人類播種計画はまだ概念上のものに過ぎなかった。




