漫才 怖い先生
ふと思いついたネタをまとめてみました。よろしければ見ていってください。
二人「よろしくお願いします!」
ボケ「いやぁ、こんなにたくさんの人がいて緊張するなぁ」
ツッコミ「ほんと、怖いぐらいだ」
ボケ「怖いと言えば、学校の先生って、怖い人多いよな」
ツッコミ「唐突だな。それにそんなことないだろ、優しい人いっぱいいるじゃん」
ボケ「でも、怒らせたら怖いよ」
ツッコミ「そりゃあ先生に限らず、どんな人でも怒らせたら怖くなるに決まってる」
ボケ「でも学校の先生って特別だろ? 中でも、体育の先生は絶対怒らせちゃいけない先生No1」
ツッコミ「まぁ確かに。いかつい人多いもんな」
ボケ「だろ? もし怒らせたら大変だ。あの鍛え上げられた肉体だけでも恐ろしいのに……」
ツッコミ「確かに鍛えてる人多いけど、せいぜいきつくしかられるだけだろ? 他に何がある?」
ボケ「跳び箱とかハードルが飛んでくる」
ツッコミ「んなわけあるかい! あったら普通に事件だわ!」
ボケ「あと、時々砲丸投げの球も混ざる」
ツッコミ「死人が出るわ!」
ボケ「あの人たちプロだぞ! それぐらいの必殺技持っててもおかしくないだろ!」
ツッコミ「ゲームか! お前、ハードルや砲丸や跳び箱がとびかってる学校見たことあんのか?」
ボケ「いや、まだないけど」
ツッコミ「これからもあってたまるか! ……でもまあ、体育の先生に怖い人いるのは認めよう。でもそれだけだろ?」
ボケ「なにいってんだ、まだまだ怖い先生いるだろ!」
ツッコミ「例えば?」
ボケ「数学」
ツッコミ「どこが怖いんだよ! 俺の数学の先生面倒見の良い先生だったぞ」
ボケ「お前、当時のことよーく思い出してみろよ」
ツッコミ「……思い出したけど、なんだよ」
ボケ「お前、あのデカいコンパスと三角定規が恐ろしくなかったのか!?」
ツッコミ「そこ!?」
ボケ「あんなのどう見ても凶器だろ! おまけにあのデカい分度器なんて、盾にも使えるんだぜ? 完璧な武装だよ……」
ツッコミ「いや、単なるデカい文房具だから」
ボケ「他にも怖い先生たくさんいるぞ」
ツッコミ「まだ続くのか? 今度は何の先生だよ?」
ボケ「国語」
ツッコミ「どこが怖いんだよ! デカい文房具持ってないだろ?」
ボケ「確かに、目に見える武器はない。だがよく考えてみろ。お前、俺の話を聞いたら恐ろしくて今日眠れなくなるぞ?」
ツッコミ「どれだけハードル上げる気だよ。で、文房具以外で何が怖いって?」
ボケ「相手は文章のプロだぞ?」
ツッコミ「だから?」
ボケ「感動的な文章で、俺たちの心を操ってくるに決まってる!」
ツッコミ「そんなわけ無いだろ、魔法使いか!」
ボケ「普段の授業で俺たちの感受性を高めていたのも、いざというときのため……!」
ツッコミ「お前性根腐ってんのか! 将来困らないように色々教えてくれてるだけだ」
ボケ「他にも、理科はかなりやばい。体育がボスなら理科は裏ボスだ」
ツッコミ「よくわからないたとえを出すな。いい加減ゲームと現実区別しろよ」
ボケ「そんなこと言ってるとお前、夜道で白衣姿に襲われるぞ!」
ツッコミ「確かになぜかいつも白衣着てる理科の先生いるけども!」
ボケ「理科はやばすぎる。なんたって、危険な薬品を使い放題なんだからな!」
ツッコミ「学校にそこまで危険な薬品あるか! それに、少しでも危ない薬はしっかり保管されてるにきまってるだろ」
ボケ「それだけじゃないぞ。ガスバーナー、重りのついたバネ、指示一つで襲い掛かってくるカエルやウサギたち……!!」
ツッコミ「そんな考えするお前の方が怖いわ」
ボケ「何言ってんだ、英語の先生もかなり怖いだろ!」
ツッコミ「は? どこが? 英語の先生こそ特別な道具持ってないだろ?」
ボケ「わかってねえなぁ、よく考えてみろよ?」
ツッコミ「なんだよ」
ボケ「秘密の呪文、【ヘルプミー】の一言で、屈強な外国の方たちを召喚してくるんだぞ!?」
ツッコミ「召喚!?」
ボケ「しかも、俺達には理解できないコミュニケーション方法で外国の方たちと意思疎通を行い、的確な指示を出してくる。最悪だ」
ツッコミ「ああ、お前英語苦手だったもんな」
ボケ「毎回毎回変な呪文を唱えやがって。今でも思い出すと眠気がするぜ」
ツッコミ「授業中寝てたんだな? で、体育数学国語理科英語と来て……次は社会の先生か? それこそ普通だろ?」
ボケ「は? お前社会舐めてんのか?」
ツッコミ「教科のことだよな!? なんか別の意味に聞こえるぞ!」
ボケ「社会こそ化け物だろうが。……社会情勢を常に把握し、過去の出来事から未来を予知し、日本の歴史から戦のしくみを紐解き――」
ツッコミ「紐解き?」
ボケ「でかい地球儀で殴り掛かってくる」
ツッコミ「さっきの数学の時にも似たようなの聞いたぞ!? もういいよ!」
二人「どうも、ありがとうございました!」