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爆縮と体温の機知(8)

可視化のオーム

黄緑色に茶色が混じる

暑い日差しに

露出した肌の表面が

音を鳴らしているようだ

人間は無敵では無いが

知恵によって得た感覚を

無敵であると思おうとする

矮小化する人間と

肥大化する人間は

交じり合うことなく

対立に対立を重ねることで

良い部分を伸ばしていく

原始的でありながら

未来的なのだ


エコーがかかる

産声に燃やす

髪の一雫に

象られている果実

シダの葉を広げて

隙間の光を見る

太陽は天辺

月の癒着

笹の葉の音が

喉の奥から聞こえる

歪んだ雲に

定規のような地平線

上と下で分けるから

世界はできあがるのだ


打ち上げ花火に

細菌兵器を括りつけて

真上にあげるなら

広がった時に幸せになれる

白い石の家に

閉じ込められた

無菌室の人間に

抵抗などあるものか

茶色の煉瓦造

建物でブロック遊び

悠々自適の生活は

死んでもやっては来ない

迎えに行くと言ったきり

何もやらない人間に

芯の硬さを問えば

骨粗鬆症

白蟻の住処になりながら

何を期待しているのか


冷たい風に

色があろうとも

パステルカラーなわけでは無いから

面白いのだろう

冷暖房完備の中身に

温度設定機能付き

そのスペックを以って

人間の頭の中だ

エアコンの必要性をあげるなら

お前の人間性も上げろよ

必要性が無いってことは

出来なくても仕方がないと

同じことなのだ

無いという楽さを

考え切れないから

必要性だけを訴える

楽になったら

やらなくてはいけないことが増える

何故かって

楽にしてあげた者が

居るからだろう

そいつに対しては

言い訳が通用しないのさ






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