表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
419/419

無謀な挑戦?

更新が遅くなってしまい申し訳ございません。

次回以降の更新も少し間が空いてしまいそうです。

 ディウス達と話してから、新たに多人数向けの通話魔導具を販売したりなど俺達の活動は順調に進んでいた。

 毎日毎日魔石狩りに魔導具製造と、それなりに忙しいが安定した日々を送っている。

 今日も魔石狩りを終えて居間で休んでいると、ノール達と話していたエステルが声をかけてきた。


「お兄さん、ちょっとお疲れ気味?」


「あっ、わかっちまったか」


「ええ、当然でしょ。何か悩みでもあるの?」


「悩みって程じゃないんだけどさ」


 どうやらエステルさんにはお見通しのようだな。

 全てが順調に進んでいる中でも俺はある悩みを抱えていた。


「やっぱりそろそろ人手不足感が否めなくてな」


「そうでありますか? 魔導具販売も魔石狩りも順調でありますよ。前ほど無茶な狩りもしてないであります」


「プライベートに割く時間の余裕もありますよね。効率的過ぎて狩りが物足りなくなってはいますけど」


「そりゃお前らにそんな負担をかける訳にもいかないからな。個人の負担を増やせば色々効率は上がるだろ」


 今も二手に分かれて魔石狩りをしているが、もっと効率を上げるなら人を増やすしかない。

 魔石マラソンをすれば効率が上がるのは確かだけど、あんなこと普段からやっていたら俺ですら倒れちまう。


「負担はそこそこに効率を上げるのが理想的だ。そうなるとやはり現状は人手不足って言えないか?」


「そうね。マルティナのおかげで誤魔化せているけど、根本的な解決じゃないもの。ミニサレナがいるから魔導具作りの負担も減ってるとはいえ、今は私も狩りにそんな専念できないわね」


「それは……そうでありますね。けどこのままでも問題ないでありますよね?」


「ダメだ! そんな意識が低くてどうするんだ! 常に効率アップを目指すのが俺達だろぉ!」


「そんな目標を立ててないのでありますが……」


「つまりガチャを回して仲間を増やしたいってことですか? ちょうどコスト問題も解決しましたよね」


 ユニットを召喚するコストは確保済みだから、今こそ新たに仲間を迎え入れるタイミングだと思う。

 だが、事はそう単純でもない。


「そうなんだがなぁ……。イベントを待つかURユニットバトルを目指すか迷っているんだ」


「イベントを待つよりURユニットバトルの方がいいんじゃない? 来て欲しい子のピックアップを選べるんだもの」


「そうだけど問題は倒せるのかだ。中級のマルティナであれなんだぞ」


「今の私達なら上級はいけそうでありますよ!」


「超級もどれだけ強いのか試してみたいです!」


「確かにどの難易度がクリアできるか気になるわね」


 URユニットバトルもただ発生させればいい訳じゃない。

 今仲間になってほしい対象かどうかもあるが、倒せる難易度かどうかも重要だ。

 前回の傾向からして、難易度が上がる程強いユニットが対象になるのは間違いない。

 とりあえずノール達もやるのは乗り気のようだな。


「じゃあPU・フェス発生クエストをやってみるか。URユニットバトルになるとは限らないがどうする?」


「その時はクリアしなくても次を発生させられるか試してみたら。1個しか発生させられないとは限らないじゃない。保持できるなら後でゆっくりクリアすればいいわ」


「そうだな。ガチャを回さなくてもクリア報酬は貰えるしな」


「でも神魔硬貨を使うのはちょっと勿体ない気がしてくるでありますね」


「必要経費ってやつですよ。ちなみに魔石はどれぐらいあるんですか?」


「2159個だな。ハジノ迷宮だけで1000個ぐらい手に入ったのがデカかったぞ」


 2000個は超えているからピックアップ対象を引ける勝算は十分ある。

 最悪モフットのスキルを使ってもらえばかなり分がいいはずだ。

 さっそく神魔硬貨でPU・フェス発生クエストを交換して使っていく。

 

【PU・フェス発生クエストを使用しますか? 使用後、このアイテムは消滅します。Yes、No】


【緊急クエスト:指定魔物討伐:エルダートレント 期限:7日間】

【緊急クエスト:指定アイテム納品:精霊樹の実 期限:7日間】

【緊急クエスト:指定アイテム納品:原初の炎 期限:7日間】


「ちっ、やっぱりURユニットバトルはなかなか来ないな……。てか指定されてる魔物もアイテムもヤバくない?」


「名前だけで簡単に倒せたり手に入る物じゃなさそうね。期間も7日しかないし全部クリアするのは無理かも」


「どこにあるのか見当もつかないでありますね……」


「エルダートレントや精霊樹の実は、エルフの里に聞きに行けば情報がありそうですけどね」


 どれも難しそうな達成条件だな。

 でもこれで緊急クエストが発生中でもPU・フェス発生クエストを使えるのがわかった。

 あとはどれだけURユニットバトルが発生しにくいかなのだが……。

 そう思いつつ次のPU・フェス発生クエストを使ってみると。


【緊急クエスト:URユニットバトル発生。難易度を選択してください】


「きたぁぁぁぁ! URユニットバトルが来たぞ!」


「おお! やったのでありますよ!」


「4回目で来るならそこそこ運がよかったですね」


「問題はどの子が対象になっているかよね。来てほしい子が対象なのはもちろん、勝てる難易度なのかも大事だわ」


 さて、無事にURユニットバトルを発生させられたが誰が対象になっているのかだ。

 URユニットは誰でも強いのは確かだが、今の俺達と相性がいいかは別の問題だ。

 もし相性がいい対象がいなかったら見送り、次のURユニットバトルを発生させるのも手だ。


――――

【緊急クエスト:URユニットバトル 期限:残り7日】

・初級:【やり手の商人】マリア・オーベルン

・中級:【古の神官】カラミア

・上級:【魅惑の踊り子】ミリアム

・超級:【天眼】ベオ・アインツェル

・修羅級:【武芸百般】ヨギリ・リンカ

・神話級:【デウス・エクス・マキナ】サレナ

――――


「おお! サレナが対象になっているのでありますよ!」


「ですがやはり神話級なんですね。挑戦したところで勝ち目皆無ですよ」


「サレナ以外はどんな子なのかしら? 称号から少し予想はできるのだけど」


 うーん、これはまた絶妙なところがきたな。

 商人ユニットのマリア・オーベルンはバフと回復をこなすユニットだ。

 GCの対人戦だと拠点から補給を受けられるのだが、商人を介して遠くまで対象を広げられる。

 マリアは範囲も広く追加でバフも入るからかなり戦略が広がった。

 

 カラミアは前にシスハに説明した通り神官だ。

 倒されたユニットを蘇生できる非常に強いスキル持ちだが……シスハもいるしそこまで心配する必要は薄いか。

 

 ミリアムは踊り子で強力なバフと敵にデバフをばら撒ける。

 更に回避率も高く敵の注意も引き付けるから準盾役の扱いもできた。

 戦闘もこなせるから前線に出て来る機会も多かったな。

 

 ベオ・アインツェルはスナイパーで超遠距離から狙撃ができた。

 役割としてフリージアと被るからちょっとなぁ。


 ヨギリ・リンカは武士で近接メインのユニットだ。

 だけど弓や銃などで遠距離、槍で中距離と切り替えて戦闘ができる。

 性能は落ちるが他ユニットの専用武器を使える固有能力持ちで、色々な組み合わせもできたな。

 

 最後は説明不要、機械神サレナだ。

 前回俺達が召喚した時の称号は【セミデウス・マキナ】だった。

 それが【デウス・エクス・マキナ】って……あれより強いってことだよな?

 無理無理、絶対に勝ち目なんてないぞ。

 

 俺は以上のことをエステル達に説明した。


「って感じだな。うーん……何とも言えないところか」


「それじゃあ試しにサレナに挑んでみるのはどう?」


「えっ」


 エステルがニコニコと笑顔でとんでもない提案をしやがった。

 よりにもよって神話級のサレナに挑むとか正気か!?

 俺だけじゃなくノール達も驚いていたが、エステルが落ち着いて説明を始めた。


「神話級がどんな難易度なのか気になるじゃない。1度召喚しているサレナだから、URユニットバトルでどれだけ差があるかもわかりやすいわ」


「確かに気になるのでありますよ。私達がどれだけ戦えるかも知りたいのであります」


「対象に迷うぐらいなら挑むのは良い案ですね。私も気になります」


 ぐぬぬ、エステルの言うことも一理あるな。

 どうせスルーするなら神話級がどのぐらい強いのか経験するのはありだ。

 負けるのが確実だからどんな恐ろしい目に遭うか不安ではあるのだが……。


「仕方ない。このURユニットバトルは捨てるつもりで神話に挑んでみるか」


 さて、俺達が緊急召喚したサレナとURユニットバトルのサレナがどれほど違うのか。

 神話級の難易度を経験してみよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
本文中にカラミアが神官とありますが、 『295話 シスハとの食事』では祭司となっています。 言葉の意味はあまり変わらないので指摘するのも野暮ですが、 「祭司」の方が復活の儀式に関わりがありそうな語感…
ミニサレナが活躍とかで、仲間になってほしいな サレナはデウス・エクス・マキナだから空中戦艦や巨大ロボット使いもありだな
某ドラゴンさん「えっ、そこはワシでは?」
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ