平八の現状
今年もお読みくださりありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください!
迷宮探索から帰宅した翌日、俺はノール達に相談して改めてステータスの確認をしていた。
ノール以外にもエステルとシスハも集まっている。
「ふふふ、100レベルに到達した圧倒的力を見せてやろう! 今度こそ真のスーパー平八に俺はなるぞ!」
「ふふ、お兄さんがどれだけ成長したか確認できるわね」
「今までも模擬戦はしていたでありますけど、今回はかなり変わってきそうであります」
「まずは現状のステータスを見せてくださいよ。大倉さんのステータスってあんまり見たことないんですよね」
普段は俺以外にステータスの確認なんてしないからな。
特に俺のなんて誰も気にしないから見せたことすらあんまりない。
――――――
●【君主】大倉平八【魔石コレクター】
レベル 100
HP 2000
MP 1100
攻撃力 1100
防御力 1050
敏捷 140
魔法耐性 40
固有能力
【君主】
全ユニットのステータスが50%加算される。指定した1体のユニットの素の攻撃力、防御力の30%をこのユニットに加算する。
【魔石コレクター】
50レベル以上の希少種の魔物をGCユニットが倒した時、入手できる魔石が2個になる。
スキル
【二重称号】
称号を変更する事で固有能力が変化する。
2つまで称号を装着できる。
同系統の称号は併用できない。
――――――
「なんと言いますか……全体的に低いですね。ここまで低いなんてびっくりですよ」
「うるせぇ! お前らと違って俺は限凸できないんだから仕方ないだろ!」
「こうやって数値化して見ると自分達がどんだけの強さか実感できるでありますね」
「そうね。その分称号の効果で補っている感じかしら。どんな他にどんな称号があるかも見てみましょうよ」
くっ、限凸済みのノール達と比べたら俺のステータスは低く見えるな。
だが称号の効果はURユニットにも引けを取らないレベルのはず!
称号はレベルでも解放されていたから種類はそれなりにある。
――――――
称号
・1レベル【団長】
全ユニットのステータスが10%加算される
・10レベル【剣士な団長】
剣による攻撃力+20%
・20レベル【弓使いな団長】
弓による攻撃+20%
・30レベル【盾の団長】
防御力+20%
・40レベル【魔導師な団長】
魔法による攻撃力+20%
・50【総長】
全ユニットのステータスが15%加算される。
・60レベル【神官な団長】
回復魔法+20%
・70レベル【脳筋な団長】
近距離物理による攻撃力+40% 敏捷+30%
・80レベル【狩人な団長】
遠距離物理による攻撃力+40% 命中補正【中】
・90レベル【鉄人な団長】
防御力+50% 魔法耐性+30 盾使用時ダメージ軽減【大】
・100レベル【君主】
全ユニットのステータスが50%加算される。指定した1体のユニットの素の攻撃力、防御力の30%をこのユニットに加算する。
特別称号
【魔石コレクター】
50レベル以上の希少種の魔物をGCユニットが倒した時、入手できる魔石が2個になる。
【海の守護神の加護】
防御力+30% 水中移動速度+50% 水中呼吸 本人とパーティメンバーよりレベルの低い海洋系魔物を非アクティブ化する。
――――――
「これは……60レベル以降に貰えていた称号は知らなかったでありますが、なかなか種類豊富でありますよ」
「でもパーティーにも影響を与える全ステータス系と比べちゃうと、どれも見劣りしちゃうわね」
「だろ? だから俺も基本的に総長にしていたのさ。だけど2つ目も選べるとなるとだいぶ迷うな……」
「まさか大倉さんが回復魔法まで使用できるようになっていたんですね。もし使うのでしたら先輩として教えを授けても構いませんよ、おほほほ」
「お前に教えてもらうのはなんか嫌だな……」
どこかから取り出した扇子を広げてシスハが偉そうに笑って先輩面をしている。
こうなるのが癪で教えてもらってないけど、やっぱり回復魔法は使えた方が便利だよなぁ。
前に試そうとしたけど上手くいかなかったから、今度頼むとしよう。
「私としては魔導師な団長にしてほしいけれど、お兄さんの戦闘スタイルとは合わなそうね。もっと魔法向けな称号があるといいのだけれど」
「特別称号をもっと手に入れたら何か良いのがありそうですね。条件がわからないので狙っての入手は難しそうです」
「称号だけじゃなくて装備との相性も考えないとダメでありますね。一度メインの装備を見せるのであります!」
特別称号は2つしかないけど、これだけでもかなり強力なのがわかるから出来るだけ集めたいな。
魔石コレクターはハジノ迷宮攻略報酬、海の守護神の加護はせヴァリアの異変を解決した時に入手出来た。
どちらも並の条件じゃないから、手に入れるのが難しいのは間違いない。
だからしばらくの間は今ある称号を使うしかないが、装備との兼ね合いを考えるのも大事だな。
今使っている装備をまとめるとしよう。
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●エクスカリバール☆95
攻撃力+9490
行動速度+520%
状態異常:毒(小)
木特効:ダメージ+10%
スキル付加
【黄金の一撃】
MP総量の9割を消費し、攻撃力を2倍した一撃を放つ。
【3度の願い】
1振り目で攻撃力を2倍、2振り目で攻撃力を4倍、3振り目で攻撃力を6倍にする。
●鍋の蓋☆74
防御力+4150
防御速度+20%
スキル付加【ジャストガード】
敵の攻撃が当たると同時に押し返すと、ダメージを30%減少させる。
●聖骸布☆2
魔法耐性+60%
状態異常無効
能力低下抵抗【中】
防御力+2000
HP自動回復
●アダマントヘルム
防御+500 状態異常抵抗増加
●アダマントアーマー☆7
防御力+2700
防御速度+20%
●ニケの靴
防御力+10
移動速度+60%
●守護の指輪×10
防御力+300
●ウィンドブレスレット
風属性攻撃付加 風属性抵抗+50% 攻撃速度+20% 移動速度+20%
●パワーブレスレット
攻撃力+800 HP+500 HP回復速度上昇
●ディフェンスブレスレット
防御力+400 防御速度+30%
●センチターブラ
脳波で形状を変化させ遠隔操作できる物体を作り出す。
1度に5個まで生成でき破壊された場合は一定期間で再補充される。
●サイコホーン
攻撃回避【大】
命中補正【大】
行動速度+50%
使用者の感覚を大幅に強化し、周囲の動きや思考を把握できる。
共有効果
●ラインの乙女『PT共有』
攻撃速度+80%
移動速度+80%
攻撃力+500
防御力+500
魔法耐性+30
HP回復速度上昇
MP回復速度上昇
スキル回復速度上昇
スキル持続時間延長
――――――
他にも装備しているのは色々あるが、主要装備はこんなところだろう。
ラインの乙女はノールが装備しているけど、俺も恩恵を受けている。
ちなみに守護の指輪は10個装着だ。指にハメるだけで効果があるんだからそりゃ全部の指に着けるよな。
「私達も専用装備があるでありますが、こうやって確認すると大倉殿の装備も尋常じゃないでありますね。見た目は相変わらずあれでありますが……」
「完全に不審者ですし、街中じゃ一緒に歩きたくありませんよねぇ」
「ふふ、お兄さんだもの。それよりエクスカリバールがあるから基本は近接物理よね。あとは盾役もやろうと考えたら、相性の良い称号は脳筋な団長か鉄人な団長かしら」
「うーん、ですがセンチターブラってどういう扱いなのでしょうか? あれが遠距離物理扱いでしたら狩人な団長も選択肢に入ってきそうですよね」
「その発想はなかったな。確かにセンチターブラが遠距離判定なら十分採用範囲ではあるか」
1つ目は君主で固定として、2つ目の候補としては近接の【脳筋な団長】、遠距離の【狩人な団長】、盾役の【鉄人な団長】の3つかな。
【魔導師な団長】や【神官な団長】も場合によっては切り替えて一時的に使えそうだ。
まあ、その時に状況で臨機応変に切り替えていこう。
「よし、とりあえずこれで決まりだな。あとは君主の効果のユニット指定だけだな」
「私を指定してくれてもいいのよ? 私の一部がお兄さんの物になるのね」
「お、おう……で、でも誰を選ぶかはステータスで決めたいからさ」
「ふふ、冗談よ」
エステルはニッコリと笑っているけど目が笑っていない気がする。
ただ指定するだけなのに、どうしてこんな圧を感じないといけないのか……。
「加算されるのは攻撃力と防御力だけでありますよね? それだと……ルーナでありますかね?」
「そうだなぁ。攻撃力と防御力のバランスを考えたらルーナを対象にするのが1番いいだろうな」
「ルーナさんを対象に!? そんなの私が許しませんよ!」
「なんでだよ! 選んだからって別に何か起きる訳でもないんだぞ!」
「ぐぬぬ……ルーナさんのステータスが大倉さんに付加されると思うと……うっ、胸が苦しいです」
シスハが俺を恨めしそうな表情で見ている。
だからただ指定するだけなのに、どうしてこんな反応されなきゃいけないんだよ……。
ノールの指摘通りURユニット内で攻守のバランスが1番良いのはルーナだ。
――――――
●【怠惰な吸血鬼】ルーナ・ヴァラド
レベル:93
HP:1万1000(1万2200)
MP:3700(4150)
攻撃力:3850(4150)
防御力:2800(3100)
敏捷:390(450)
魔法耐性:35(45)
コスト:22
固有能力
【深淵に潜む者】
夜間、能力値とHP、MPの自然回復力上昇。
【鮮血公】
敵からHP吸収時、攻撃力、防御力、敏捷を一定時間20%上昇させる。
スキル
【カズィクル☆2】
1撃のみ総攻撃力の4.2倍。防御力、魔法耐性を無視する。再使用時間:4分
――――――
君主の称号を選ぶと対象を選択してくださいと出たので、【ルーナ・ヴァラド】を選んでYesを押した。
するとスマホから光が溢れ出して俺の体に吸収されていく。
今ルーナは自分の部屋で寝ているけど、指定対象が近くにいなくても効果は適用されるようだ。
平気だと思うけどあとでルーナに許可は貰っておこう。
よし、これでまた俺のステータスを見たらどうなるのか。
――――――
●【君主】大倉平八【魔石コレクター】
レベル 100
HP 2000
MP 1100
攻撃力 1100(2255)
防御力 1050(1890)
敏捷 140
魔法耐性 40
固有能力
【君主】
全ユニットのステータスが50%加算される。指定した1体のユニットの素の攻撃力、防御力の30%をこのユニットに加算する。
【魔石コレクター】
50レベル以上の希少種の魔物をGCユニットが倒した時、入手できる魔石が2個になる。
スキル
【二重称号】
称号を変更する事で固有能力が変化する。
2つまで称号を装着できる。
同系統の称号は併用できない。
――――――
「おぉ……滾る、力が滾るぞ! これが君主の指定効果か!」
「こんなに上がるとは凄い効果でありますね! 見違えたのでありますよ!」
「これなら私達が強化されたら、お兄さんも一緒に強化されていくのね。更に限凸する理由が出来たじゃない」
「大倉さんをここまで強くするなんて、流石はルーナさんですね。いくら大倉さんでもこの攻撃力と防御力はちょっと侮れませんよ」
30%とはいえURユニットの攻撃力と防御力が加算されるのは凄いな。
これでもし指定対象がカロンちゃんやサレナだとしたら……夢が広がる。
ぐふふふふ、こりゃ更にガチャを回すしかないじゃないか!




