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100レベル

いつもお読みくださりありがとうございます。

コミック版13巻が12月25日に発売となります。

是非お読みいただけると嬉しいです。

 迷宮を攻略し終え、無事帰宅し居間で一息ついていた。

 今回は珍しくルーナもまだ寝ないで一緒に集まっている。


「ふぅ、やっと迷宮攻略が終わったな」


「退路を断たれた時は驚いたでありますが、無事に攻略出来てよかったのでありますよ」


「そうね。今回は緊急召喚もせずに攻略出来たし、着実に私達も強くなっているわ」


「何と言っても今回はルーナさんが大活躍でしたよ! 流石ルーナさんです!」


「強化された分の働きはした」


「ルーナちゃんカッコよかったんだよー。私もあんな風に強くなりたいな!」


「僕も自分自身で強くなりたいけど、強化されてもデバフ方面なんだろうなぁ……」


 いやぁ、ボス戦前にルーナの武器を強化しておいたのは正解だった。

 スキルのカズィクルがボス相手に問答無用で有効だから、それを切っ掛けにして攻められるのが強みだ。

 マルティナのデバフも強力だし、パーティーとしてだいぶ完成されてきたぞ。

 まあ、それでもまだまだURユニットは来てほしいからガチャを回すけど。


「それにしても最高の迷宮だったなぁ。沢山報酬が貰えちまったぞ」


「ボスもいっぱい倒せたから魔石や素材もそれなりに手に入ったわね。それ以外にも色々貰えたのよね?」


「ああ、装備強化権は使っちまったけど、最後にユニット強化権も手に入ったぞ」


「ユニット強化権!? 私達が強くなれるやつだよね! いいないいな!」


 ハジノ迷宮の報酬のおかげで、枯渇しかけていた魔石もまた1000個を超える程に貯まっていた。

 これでひとまずガチャイベントが来ても多少は回せる。

 それだけじゃなく、特に手に入って貴重だったのはユニット強化権だ。

 これがあればURユニットを誰でも一段階強化できちまう。

 フリージアが凄く羨ましそうな目で見つめてくるが……うん、誰に使うかはもう決まっている。


「そうだな、今回はフリージアに使うとするか。お前だけまだ未強化だしさ」


「えっ!? 本当!?」


「ああ、ここまで来たら全員限凸させた方がバランスもいいだろ。遠距離要員としてこれからも頑張ってほしいからな。皆もそれでいいか?」


「モチのロンでありますよ!」


「私も賛成よ。仲間外れにはしないわ」


「前回譲っていただきましたし、今回はフリージアさんの番ですよ」


「僕も大賛成さ! フリージアさんの強くなった姿が見たいよ!」


「ふむ、異論なし」


「み、皆……ありがとうなんだよ!」


 フリージアはぴょんぴょんと跳ねながら喜んでいる。

 唯一未強化のままだったしそりゃ満場一致で賛成だよな。

 さっそくスマホでユニット強化権を使用し、フリージアを選択した。

 すると画面から光の粒子があふれ出して彼女の体に吸収されていく。

 光を全て吸収し終えると、目をカッと見開いて今日1番の高さで飛び跳ねた。


「力とパワーが漲ってくるんだよ! 外に行ってくるね!」


「待て待て待て! 外に行くんじゃあない!」


「強化されると何とも言い難い高揚感が得られますからねぇ。一狩りするなら後でお付き合いいたしますよ」


「やった! 狩りに行くんだよ!」


 全く、外に出ようと駆け出したがギリギリ捕まえられたぞ。

 皆強化された後は興奮気味になるから無理もないか。

 とりあえずステータスがどうなったか確認してみよう。


――――――

●【ポンコツエルフ】フリージア

レベル 93

HP 6400

MP 1900

攻撃力 3550

防御力 1650

敏捷 180

魔法耐性 10

コスト 15

固有能力

【神域の射手】

 命中補正『大』 射程延長『大』 弱点看破 敵による阻害効果減少。

スキル

【インベルサギッタ☆2】

 攻撃力1.2倍し、広範囲に持続する同時攻撃をする。 再使用時間:22時間

【カノネスサギッタ】

 一射のみ総攻撃力の3倍の矢を放つ。 再使用時間:1分

――――――


「おー、スキルの変化じゃなくて単発技が増えてやがる。これは使い勝手が良さそうだな」


「固有能力に弱点看破も追加されているわね。フリージアの弓の腕と合わせたら強力そうだわ」


「えへへ、それほどでもあるんだよ! って、ポンコツエルフって何! 私ポンコツじゃないんだよ!」


「僕も自称最強死霊術師だし、この称号ってたまにおかしな物が付くよね……」


 やはり限凸をするとステータスが跳ね上がるな。

 しかも固有能力の追加に新しいスキルまで生えてきやがった。

 インベルサギッタは無差別広範囲攻撃で使いどころが難しかったけど、単体狙いのスキルが増えたのはありがたい。

 しかもクールタイムが1分だから普段から気軽に使えるぞ。


「さて、次は俺だな」


「大倉殿も何かあったのでありますか?」


「ふっふっふ、何を隠そうついに100レベルになったのさ!」


「あら、おめでとう。ハジノ迷宮に潜った理由がレベル上げだったけれど、攻略するだけで上がったのね」


「50階層でボス級の魔物を沢山倒したからな。普通の魔物に比べたら経験値も多かったんだろ」


「あれほどレベル上げに適した状況もないですよね。また行ったら同じ状態になっているといいのですが」


 ついに目標だった100レベルに到達した。

 GCだとこれはユニットとしてのレベルの上限で、プレイヤーレベルはその後も上がっていた。

 この世界だと101レベルになったらユニットのレベルがどうなるかわからないから、レベル上げ自体は今後も続けるつもりだ。

 プレイヤーレベルが上がると使えるコストも増えるからな。


「それでだ、100レベルになった途端スキルが変わったのと称号が増えたんだ。ついでに迷宮達成報酬でも称号が貰えた」


「おお! 平八も強くなれるんだね!」


「称号ってよくわからないけど、どんな物が増えたんだい? 100レベルで貰えるってなると凄そうな感じはするよ」


「気になる」


 俺のユニットとしての固有能力はスキルの称号変更に依存していて、つけた称号で能力が変化する物だ。

 そして今回は100レベルになったことで、スキルが二重称号になった。

 まずはそのスキルから確認してみよう。


スキル

【二重称号】

称号を変更する事で固有能力が変化する。

2つまで称号を装着できる。

同系統の称号は併用できない。


 こ、これは……!?

 つまり俺の固有能力が2つに増えるってことか!

 同系統って言うのは【団長】と【総長】みたいな感じかな?

 2つとも全ユニットのステータスを加算する物だ。

 確かにそれがありだったら絶対に団長と総長を付けることになるだろう。

 何にせよ称号の能力は強力なのもあるから、2つ付けられるのは大幅な強化だ。

 

 さて、お次はそのスキルで使う今回貰った称号も確認しよう。


称号

【君主】

全ユニットのステータスが50%加算される。指定した1体のユニットの素の攻撃力、防御力の30%をこのユニットに加算する。

【魔石コレクター】

50レベル以上の希少種の魔物をGCユニットが倒した時、入手できる魔石が2個になる。


「うおおおお!? 魔石が2個手に入るだと! 神称号だろこれ! よっしゃ、今すぐ狩りに行くぞ!」


「落ち着いてお兄さん! 帰ってきたばかりなんだから狩りはまた今後にしましょうよ」


「相変わらず魔石が関わると恐ろしいのでありますよ……」


「この精神力だけは驚愕に値しますね。しかし50レベル以上だけの希少種が対象となると、ゴブリンの森などは使えないので効率的にはどうなのでしょうか」


 やべぇ、やべぇよこの称号! もうこんなの絶対に外せない!

 希少種倒したら入手できる魔石が2個に増えるなんて神だろ!

 だからこそスキルが二重称号になったんだな……ありがとう、誰に対してかわからないが感謝を伝えたい。

 と、一時は興奮したものの、冷静になってからもう1つの君主もヤバ過ぎることに気が付いた。


「魔石コレクターは固定として、君主も固定になりそうだな。全ユニットにステータス50%加算はヤバ過ぎるだろ。更に指定したユニットのステータスが俺に30%加算されるって……」


「魔石コレクターを固定はどうかと思うけど、君主を他の称号と合わせて使ったら君も更に強くなれるんじゃないかな?」


「今までずっとステータスアップ系に固定だったから、この機会に特定の戦闘系の称号と組み合わせてもよさそうね。魔法を使うなら手取り足取り教えてあげるわよ」


「お、おう。お手柔らかにお願いします」


 エステルがニッコリと笑顔を向けてきたが、何か末恐ろしい気配を感じた。

 実際魔石コレクターは狩りの時だけにして、戦闘時は他の称号の方がいいよなぁ。

 称号もレベルごとに色々もらえて、魔導師系、物理的な近接や遠距離戦闘系、防御系などもある。

 君主と合わせながら使えば俺も今より多少はマシになるはずだ。

 訓練場で色々な組み合わせを試してみるか。


「まあ色々あったから後で整理するとして、1番気になるのはオウの迷宮の鍵ってやつだな」


「名前からしてどこかの迷宮の鍵でありますよね。今までにないパターンなのでありますよ」


「騎士団の方々は知っているようでしたが……訳ありの迷宮でしょうか?」


「鍵が出たんだから関連する迷宮なのは間違いないでしょうね。許可が必要だって言ってたから、国としても重要な迷宮なのかも」


 迷宮攻略報酬と100レベル達成称号で浮かれた気分になっていたが、一緒に入手したオウの迷宮の鍵(第5層)というアイテムのおかげで謎がまた増えてしまった。

 アルブスやレビィーリアさんの様子からして、ハジノ迷宮並みに何かありそうな感じだったが……一体どんな迷宮なのだろうか。

前書きにも書きましたがコミック版13巻が12月25日に発売となります。

今回はついに登場するフリージアが表紙を飾っています。

是非お読みいただけると嬉しいです!

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― 新着の感想 ―
マンガ13巻、発売日に購入しました!! 原作がいいから、マンガ13巻も最高に面白かったです!! 原作がいいから!!!(大切なことなので2回言いました) 396の感想で “何がとは言わないですが、所有…
端の迷宮と央の迷宮なんかねぇ
攻撃、防御30%アップが素のステータスが元になるのかバフなども反映した現在値になるのかでだいぶ使用感違いそう。 後者の方がスキルとか使った時に一緒にパワーアップ出来てロマンはありますね。
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