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強化対象

「あーあ、それじゃあアイテム整理といくか」


「うぅ……平八酷いんだよ……」


「せっかく元気付けてくれていたのに、大倉殿は酷いでありますね」


「あー、うん。すまなかった」


 フリージアは俺に頬をこねくり回されたからか、涙目で自分の頬を撫でている。

 思わずとはいえ、半分八つ当たり気味に揉んだのは確かに酷かったかもしれない。

 後でノール共々おやつでも食べさせてやろう。

 さて、ガチャを終え意気消沈気味ではあるが、さっそく今回ガチャから出たアイテムの確認といこうか。


 ――――――

●希少鉱石

 とても希少な鉱石をランダムに排出する。

 ――――――


「鉱石か……希少ってことはそれなりに凄い物が出そうだな」


「コロチウムみたいな物でありましょうか? 専門の人じゃないとよくわからないでありますよ」


「武器や防具にできる金属でしたら、ディウスさんやガンツさんに渡してもいいかもしれませんね」


「それは詳しく調べてからの方がいいと思うわ。もしかするとこの世界にない金属かもしれないし、どこから採ってきたのか騒ぎになっちゃうわよ」


 ガチャから出た鉱石でさらにSRとなると、それなりに希少な物なはずだ。

 エステルの言うとおり、どんな金属が出てくるかわかったもんじゃない。

 魔石集めを手伝ってもらっているディウス達にあげるとしても、その点を調べてからにしないと危険だな。

 今度欠片をガンツさんにでも見せて、どの程度の金属なのか調べてもらおう。


 ――――――

●極大金塊

 黄金に輝く巨大な塊。これ1つで巨万の富に……!

 ――――――

 

「巨万の富って大袈裟な……」


「そんなに大きな金塊なのか。見てみたい」


「私も見てみたい! 出してみようよ!」


「どれだけ大きいかわからないんだから、家の中で出すのは止めた方がいいんじゃない?」


「そうだな。床が抜けても困るから、後で外に出て確認しようか」


 極大だなんて名前だからな……山のような大きさの金塊が出てきたりしたら家がぶっ壊れる。

 さっきの希少鉱石もどのぐらいの大きさで出てくるかわからないし、後で一緒に外で確認しよう。


 ――――――

●高級香水

 香り高い至高の香水をランダムに排出する。

●高級酒

 味わい深い究極の酒をランダムに排出する。

 ――――――

 

 アイテム欄から選択して実体化すると、香水はハートや星マークのビンに入った物が複数出てきた。

 高級酒の方は1つ出してみると、純米大吟醸と書かれたラベルが貼ってある大きな酒瓶が。


「お兄さん、この香水貰ってもいいかしら?」


「ああ、俺は使わないから構わないぞ。ノール達もほしいか?」


「欲しいのでありますよ! むふふ、乙女として興味があるのであります!」


「私は高級酒が欲しいです! ガチャ産のお酒なんてきっと凄いですよ!」


 欲しいと希望しておいて、シスハは既に酒瓶を抱き抱えて絶対に渡さないと体で主張している。

 香水よりそっちを欲しがらないでくれませんかね……。

 結局ノールとエステルとシスハが香水を希望したので渡して、さらに酒もシスハの手に渡った。

 ルーナとフリージアは全く欲しがる素振りを見せなかったから、この手の物は興味がないみたいだ。


 ――――――

●忘却薬

 飲ませた対象の記憶から、指定した事柄を忘れさせる。

 ――――――


 実体化すると、瓶に入った透明な液体が出てきた。


「うーん、色々と見られると都合が悪いことがあるから、もしもの時に使えそうではあるが……」


「飲ませるってところが難しそうでありますね」


「大倉さんだとロクなことに使いそうにないですね」


「俺は今すぐお前に飲ませて、薄い本のことを記憶から消してやりたいけどな」


「あら、そういえば薄い本ってどんな――」


「な、なんでもないなんでもない!」


 エステルが興味津々といった様子でグイグイ迫ってきたので、慌てて誤魔化した。

 危ない危ない、自分から地雷を踏んでいくところだったぞ。

 それにしても記憶を忘れさせる薬か……ガチャ産の装備を使ったり、ルーナ達を呼び出すことになって誰かに見られた時に使うか。

 ……飲ませるのに苦労しそうだけど。


 ――――――

●合成箱

 同系統の装備の能力を指定して統合する。

 成功率100%。目指せ最強装備。使用後このアイテムは消滅する。

 ――――――


 出てきたもの物は真っ黒い小さな箱だ。

 中を開けると真ん中で仕切られていて、左にベース、右にマテリアルと底に書かれている。


「使い切り系か……でも結構使えそうなアイテムだな」


「指定ってことはデメリットのある装備から、欲しいのだけ選んで移せるってことかしら」


「どうせなら合成機みたいに、何回も使える物が欲しかったですね」


 合成機は何度でも使えるけど、これは1回しか使えないタイプなんだな。

 その代わりに成功率100%。どれに使うか慎重に選ばなければ。

 最悪エクスカリバールをベースに、URの能力を付加しても……馬鹿! 何考えてる!

 URをSRの素材にするとか正気か! 絶対にやらないからな、絶対に!


 ――――――

●エアーシューズ

 空中歩行を可能とする靴。使用中はMPが消費される。

 MP切れで墜落するのにご注意を。

 ――――――


 外側の側面に羽の付いた、銀色の靴。

 それを見たフリージアは俺から靴を引ったくり、さっそく履いて使いだした。

 フリージアが片足を上げて宙を踏み締めると、銀色の靴は輝きだす。

 その足は下に落ちることなく、階段を上るように彼女は宙に浮いていく。

 まるで見えない足場があるようだ。


「すごーい! この靴どこでも歩けるんだよ!」


「面白そうでありますね! 次は私にやらせてほしいのであります!」


「壁を歩いたり、ガチャの靴はデタラメな物ばかりだ」


「これはノールかルーナに持たせるか。お前らが空中戦できるようになれば、飛行する魔物の相手もしやすいし」


 その後もピョンピョンとフリージアは何もない空中を踏み締めてはしゃぎ回っていたが、突然落下して、――だよ!? なんて悲鳴を上げていた。

 調子に乗ってMP使い過ぎたみたいだな……使う時は注意しておこう。


 ――――――

●ディメンションホール

 壁や床の向こう側に空間を繋げる。

 通行中はご用心を。

 ――――――

 

 出てきた物は細長い黒色の棒だった。

 どうやって使うのかわからなかったけど、試しに家の壁に突き刺してみるとそのままズブッと奥まで入っていく。

 そしてある程度入ったところで手を離すと、棒が刺さっている真下の壁が縦に開いて、家の外の景色が見えてきた。

 突き刺していた棒を引き抜くと一瞬で開いた部分は閉じ、何事もなかったかのようにただの壁へと戻る。

 

「おお! これは凄いな! さらに不意打ちがやりやすくなるぞ!」


「すぐにその発想をするのはどうなのでありますか……」


「これを迷宮とかで使えるなら便利よね。でも通行中にご用心ってところが気になるわね」


 これさえあれば敵に気が付かれることなく背後が取れるぞ!

 それにエステルの言うように迷宮で使えたら、罠とかギミックを全部無視して攻略もできる!

 最悪ボス戦すら回避して最深部に行くことも……だけど通行中にご注意って説明が妙に怖い。


 ――――――

●緊急召喚石

 コストを無視してランダムに、URユニットを1人一定時間呼び出す。

 既に召喚されているユニットは対象外。使用後このアイテムは消滅する。

 ――――――


「こ、これは!?」


「コストを無視してユニットを召喚……。本当に緊急時に呼び出す為のアイテムですか」


「これを使う状況となると、私達だけじゃ対応できない事態になっている時ぐらいね」


「使うようなことは起きないでほしいであります……」


「全員揃えば大抵のことはなんとかなる。……このエルフがちゃんとやればだが」


「酷いよルーナちゃん! 私はやればできる子なんだよ!」


 おいおい、まさかSSRのアイテムでURを召喚できるとか……。

 だけど一定時間のみなのとランダムってところが微妙だな。

 本当に一時的なお助け要因として、召喚するだけになりそうだ。

 使う機会がない方がいいんだろうけど、もしもの時にはありがたいな。


 ――――――

●装備強化権

 装備を指定してワンランク強化する。

―――――――


 このアイテムを見た瞬間、ガシッと誰かに肩を捕まれた。

 振り向くとそこには、満面の笑みを浮かべるシスハが。


「うふふ、大倉さん」


「あー、うん。えっと、シスハの武器を強化するってことでいいか?」


「いいのでありますよ。シスハ以外全員武器は強化されているでありますからね」


「回復する機会が少ないとはいえ、重要な役割だもの。私もそれでいいわよ」


「シスハの為だ。何の問題もない」


「私も最初から強くしてもらったからいいよ!」


「皆さん……ありがとうございます!」


 ノール達の了承に目じりに涙を滲ませて、シスハは深々と頭を下げた。

 この中で唯一専用武器の強化をしていなかったからな。

 普段から神官の仕事をしているか怪しい部分が多いけど、確かに回復要因として重宝するべきだ。

 そんな訳でさっそく、シスハ専用の杖であるヴィーティングを強化した。


 ――――――

●ヴィーティング☆2

 MP+1300

 攻撃力+1800

 回復魔法+30%

 行動速度+20%

 ――――――


「うぃひひ、ようやく、ようやく私のヴィーティングも強化されました! これでさらに魔物を倒しますよ!」


「回復用に強化させてやったのに、魔物を倒す気満々なんですけど……」


「元々杖で魔物を殴っているでありますからね……」


「うむ、シスハだから仕方がない」


 シスハは強化されたヴィーティングを、片手でブンブンと回している。

 おい、回復要因として重宝すべきだって思った直後に魔物倒す宣言しないでもらおうか!

 全くこいつは……まあ、実際に回復役として強化されたんだからよしとしよう。


 さてさて、お次は最大の楽しみであるUR。

 まずはフリージアが出した、女神の聖域だ。

 実態化させると、虹色に輝く宝石が付いた白銀の指輪が出てきた。

 細かな彫刻が施されていて、宝石の中には盾のような紋章が浮かんでいる。


 ――――――

●女神の聖域

 外部からの干渉を完全に無効にする空間を作り出す。

 使用者が指定した対象のみ侵入可能。

 使用後は一定期間、再使用不可。

 ――――――


「外部からの干渉を無効って……」


「この中に居れば、敵からの攻撃は受け付けないってことでありましょうか?」


「内側からはそのまま攻撃とかはできるのかしら? 可能なら私がその中から攻撃できるし、フリージアもインベルサギッタを安全に使えるわ」


「えー、使いたくないんだよ……。うん、このアイテムはなかったことにしようよ!」


「ふざけんな! とりあえずこれも後日色々と試してみないとな」


 これからどんどんスキルを使わせられるとでも思ったのか?

 確かにこれがあればフリージアがスキルを使って気絶をしても、しばらくそのまま放置させられる。

 場合によっては俺達全員が入ってから、自爆技のようにスキルを使うことも可能だ。


 問題は味方からの干渉も弾いてしまうかどうかだな……。

 外からだとシスハの回復魔法や、ノールのバフも無効化されるかもしれない。

 凄く有用なアイテムだけど、要検証だな。


 次は凄く揉めそうな、URユニット強化権だ。


 ――――――

●ユニット強化権

 ユニットを指定してワンランク強化する。

 ――――――


「さて、問題のユニット強化権なんだが……」


「はい! それも私に――」


「シスハ、ちょっと黙りなさい」


「ヒィ――すみませんでした!」


 エステルが真顔で放った低い声に、シスハは顔を青くしてそのまま肩を縮めた。

 装備強化権を使ったんだから、こっちは遠慮しておけと……本当に強欲な神官様だな。

 エステルも強化してほしいと言い出すかと思っていたけど、こっちを見てニッコリと笑うだけでそれ以上何も言ってこない。

 ……ただ、妙に熱のこもった視線が送られている気がする。


「うーん、悩ましい。ノールに使ってもらうか、もう1人強化するのか……ノール達はどう思う?」


 俺だけじゃ誰に使うか判断が難しいぞ。

 まず最初に思い付いたのは、既に一段階強化されているノールに使うことだ。

 GCでは1人だけでも強いユニットが居れば、ある程度ごり押しで強い相手でも倒せた。

 だが、そうやって他のユニットの育成を疎かにすると、全体的な被害はかなり出ていたからなぁ。

 俺の理想としては、平均的に皆強くなってもらいたいのだが……ここは彼女達の考えを聞いてみよう。


「そうでありますねぇ。私をさらに強くしてもらえるのは嬉しいでありますが、あまり偏り過ぎるのもどうかと思うのであります」


「1対1で戦う状況ならそれが1番だけれど、幅広く対応するのならもう1人強化した方が良さそうね」


「私を強化してもらいたいところですが、真面目な話をするとエステルさんかフリージアさんがいいんじゃありませんか? 近接戦闘は十分過ぎるぐらい整っていますし、遠距離の攻撃にも備えるべきです」


 ノール1人を強化するのは反対気味ってところか……。

 それに遠距離攻撃役のエステルとフリージアを強化するのはいい考えだと思う。

 今のままだと対空とか心許ないからなぁ。

 シスハがこんなまともな意見を言うのは、ちょっと驚いたぞ。

 ……ん? ちょっと待てよ。


「ルーナも一応遠距離攻撃できるのに対象から外すのか」


「私はエステルやフリージアと比べて微妙だ。単発だから連射ができない。それに雑魚専だ。強化しない方がいい」


 何だろう、こっちを見ているルーナの力強い光を宿した目が、絶対に強化するなと訴えている気がする。

 ……強化されたら無理にでも、働きに出されると思っているんじゃないだろうな。

 だけど実際に彼女の言い分も正しく思える。

 遠距離攻撃役として考えるなら、エステルとフリージアの方が適任だ。

 シスハもそこをちゃんと考えて対象として挙げなかったのか。


「じゃあ、エステルとフリージアのどちらかだな。……どうやって決めようか」


「当人であるお2人の意思を、まず確認してみてはどうでしょうか」


「そうだな。2人共自分を強化してほしいって思っていたりするか?」


 遠距離攻撃といっても、魔法と物理で全然違う。正直これまた選ぶのが難しい。

 なので強化をするなら、自分から強化して欲しいと願う方にしたいと思う。

 俺がそう思って口にすると、エステルは迷う間すらなく片手を上げて立候補した。


「あまり主張はしたくなかったけれど、できたら強化してほしいわ。そうすればもっとお兄さん達の助けになってあげられるもの。支援魔法とかも効果が上がるかもしれないし」


「それは凄いでありますよ! エステル1人で、全員が強化されるようなものでありますね!」


「うむ、エステルの支援魔法の効果は凄い」


 支援魔法まで強化されるとしたら、それは凄い利点だな。

 ノールを強化しても固有能力の全体バフが上昇する可能性はあるけど、3段階目も同じように上がるのかわからない。

 ここは無難にエステルを強化した方がいい気がしてくる。

 それに俺達の助けになってあげられるって部分はグッときた。

 是非とも強化してあげたいところだが……決めるのはフリージアの考えを確認してからだな。


「フリージアはどうだ?」


「私は召喚されたばかりだからいいかなー。ずっと平八達といたエステルちゃんを強くしてあげるべきだよ」


「……フリージア、ありがとうね」


 満面の笑みで言うフリージアに、エステルはぎゅっと胸の前で手を握り締めてお礼を言う。

 シスハみたいに強化してくれと騒ぐかと思いきや、意外にもエステルにそれを譲るとは。

 ただのポンコツエルフじゃなくて、そういう考えもできる奴なんだな。

 その気遣いを普段からしてくれると大変助かるのだが……そこがポンコツたるゆえんか。

 

 フリージアの承諾も得たので、ユニット強化権はエステルに使うことになった。

 アイテム欄からユニット強化権を選び、さらに表示されたユニット画面からエステルを選択。

 するとスマホから光の粒子があふれ出して、エステルの体に吸い込まれていく。


「どうだ、おかしなところはないか?」


「はふぅ……体の芯から熱くなるようだわ。思わず魔法を撃っちゃいそう」


「そうでありましょう、そうでありましょう。私も強化された時は動きたくてウズウズしたのでありますよ」


 息を荒くし紅潮した顔で、エステルは杖を抱き締めて身を悶えさせている。

 そんな彼女を見てノールは腕を組んでウンウンと頷く。

 強化ってそんなに興奮する程の感覚なのか……エステルさんが興奮して自宅を爆破しないことを願おう。

 とりあえず強化されたステータスの確認、と。


 ――――――

 ●【大魔導少女】エステル

 レベル 83

 HP 3940

 MP 6700

 攻撃力 2950

 防御力 960

 敏捷 30

 魔法耐性 60

 コスト 21

 固有能力

【魔導の権威】

 出撃時、全ユニットの魔法耐性を20上昇させる。

スキル

【大魔術】

 魔法の威力を100%上昇させ、相手全体の魔法耐性を80下げる。再使用時間:半日

 ――――――


「……これまた随分と強化されたな」


「ふふ、強化してもらった分頑張っちゃうんだから。期待しててねお兄さん」


 エステルはそう言って紅潮した顔のままウィンクをしてきた。

 うーむ、大変可愛らしいのだが、やり過ぎないかが心配だな。

 今後の働きには期待させてもらおう。


 全てのアイテムの確認を終えたところで、最後に恒例のエクスカリバールと鍋の蓋の強化を始めた。


 ――――――

●エクスカリバール☆54

 攻撃力+5790

 行動速度+315%

 スキル付加【黄金の一撃】

 状態異常:毒(小)

 木特効:ダメージ+10%

●鍋の蓋☆37

 防御力+2050

 ――――――


「……私のヴィーティングが強化されて喜んでいましたが、大倉さんの武器を見ると……」


「攻撃力5000に行動速度300%超えって……強化され過ぎよ」


「あれれ? スキル付加って何? この前見た時はそんなのなかったよね」


 あれ、確かに見たことがない物が混ざっているような……。

 ステータス画面で俺を確認してみると、エクスカリバールに表示されていたスキルが追加されているのを発見した。


――――――

【黄金の一撃】

 MPを大量消費し、攻撃力を2倍した一撃を放つ。

――――――


「おお! ついに、ついに俺にも必殺技が!」


「おめでとう平八。私のスキルと似たような感じだ」


「どうして急にスキルなんて付加されたのでありましょうか……」


 ルーナがパチパチと拍手をして祝福をしてくれている。

 確かにルーナのスキルと似た感じだ……完全に下位互換だけどな!

 だけど、なんでスキルが付加されたのだろうか。

 強化が50を超えたからって可能性は考えられるけど……謎だ。

 まあ強化されたことに変わりはないから、ここは素直に喜んでおくとしよう。

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正しく塵も積もれば山となるが具現化したようなエクスカリバール! ノーマルの☆5よりも限界突破させた☆4の方が強いみたいな奴やなぁ。今回でた使い捨ての合成箱みたいなやつでURの強武器に最終までカンカンし…
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