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雪夜の魔法  作者: 桃姫
黒の魔法――The night darkness deepens more and more――
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46話:戦いへ

 俺は、つくなり【黒減】に話しかけた。

「黒減、ちょっと、話がある」

 怪訝そうな顔をする【黒減】。

「ユキネがやられた。佐薙とも連絡がつかない」

 しかし、これを言った瞬間、表情が変わった。

「それは、本当か」

「このタイミングで嘘をつく必要性がない」

 こんな時に嘘なんて言って惑わして何の意味があるというんだ。

「しかし、このタイミングで……」

「龍輝。例の情報が上がったわ。九重ちゃんはもうじき退院できるって。……あら、篠宮君にウィンディアさん」

 凛菜が現れた。

「ちょうどいいタイミングだ。九重を待っている暇はないな。篠宮、雷帝、これから、俺と共に、みん……ミクリを倒しに行けるか?」

 俺とウィンディアはその言葉に、

「大丈夫だ」

「元よりそのつもりです」

 凛菜が地図を広げる。

「ここのビルの最上階。そこに佐神ミクリは居るわ。そして、佐薙ハルカさんもここに連れ込まれた可能性があります」

 やはり、佐薙は拉致られたか。

「篠宮、お前、ミクリとどれくらい殺りあえる?」

 相手の実力を知っているのか、聞いてくる。

「さあな。だが、やるしかないだろ」

「奴の力、半端ないぞ」

 なんとなくだが、それは分かっている。だが、負けられない。とりあえず、何をしてるか知らないが、ユキネをあんな目にあわせた時点で俺はあいつの言い分を聞かないことに決定した。


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