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44話:不吉、そして
Sceneハルカ
あたしは、パートナーからの連絡が来た瞬間、出るか迷った。しかし、一応出る事にした。
「もしもし、あんた、何やってんの?」
『なあ、お前を殺しても良いか』
なに、言ってんの?
『すまない、正確に言えば、オレと共に、この世界から消え去ってもらう』
「なんであんたと一緒に心中しなきゃ行けないのよ」
馬鹿じゃないの?
『オレは、いろいろと、やろうと思っている。それには、オレの終焉とお前の紫炎が必要なんだ』
「知らないわよ」
怒鳴りつけた。不意に後ろに気配を感じ、振り向く寸前、気を失った。一瞬見えたのは、見覚えのある黒い影と声。
「悪いな、オレにはやらなきゃいけないことがあるもんで……」




