26話:黒い魔法使いの心
ある日の深夜。いやもう、その日ではなく、次の日に差し掛かったのだが。連絡が突如入った。オレは、それを見るや否や、すぐに、飛び出し、「銀十字騎士団」の本部である地下に言った。扉を開けると同時に怒鳴り込んだ。
「おい、西洞のクソが一般の魔法使いに始末されたってのは本当か!」
「うっるさぁああい!五月蝿いよ、みんみん!」
「五月蝿いのはお前だ、三縞!それとみんみん言うな!」
入ると同時に、三縞九重が叫んできた。服が、紅く染まっているのは、おそらく血だろう。オレだったら、即行で着替えるのだが、コイツは感性が一般人とはかけ離れているからな。
「お前じゃない、龍輝をだせ」
アイツなら、事情に詳しいはず。
「ふぉ?龍輝なら、データーベースで調事」
ん?アイツが?珍しいな。
データーベースに行くと龍輝が調事をしていた。
「龍輝、どうした?」
「ん?みん?お前が来るとは。まあ、良い。ちょっと、夜の魔法使いについてな」
夜の、魔法使い?ショーキか?
「篠宮ショーキについて、か?」
「ん!?みん!夜の魔法使いを知っているのか!?」
「あ、ああ。オレの相方が負けたんだよ。篠宮ショーキ、夜の魔法使い、実力がいまだによく分からない謎の人物ってな」
「アイツ……。何者だよ!」
龍輝、どうしたんだ?ただ事ではないほどに、アイツに拘るな。
「何かあったのか?」
「あいつ、二つの魔法を使った」
「二つ……!」
二つ、原則違反だろ!そんなの!あいつがいくら規定外だからってありえないだろ。しかし、龍輝が言うからには、本当なのだろう。奴は、オレの計画に支障を与える存在かもしれないな。次の計画に進む時がもう、来るだろう。奴はどう絡んでくるか。面白くなってきた。




