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雪夜の魔法  作者: 桃姫
夜の魔法――The night pall went down calmly――
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1話:プロローグ

 この作品はフィクションです。登場する人物、団体、単語、事件は、実際のものとは関係ありません。

 更新は、不定期です。

  この作品には文体や表現に些か誤りがあるかもしれません。また、戦闘描写などは苦手なので、不満に思うかも知れません。

 まだ未熟なので許していただけるとありがたいです。

 魔法。それは、現実の裏側にあり続けた英知の結晶。決して、一般の人間が手を出してはいけない領域。

 その存在が、初めて表に出てしまったのが中世欧州の事であった。魔法という技術を一般の人に知られないようにするために、「魔法使い」による「魔女狩り」が行われたのである。そうして、多数の犠牲を背負う代償に魔法はまた、陰へとその存在を潜めたのだ。

 ときより起こる魔法同士の抗争。それは様々な事象に影響を及ぼしてきた。だから、いつしか、魔法同士の抗争に決まり事が出来たのだった。そしてそれは、公式な戦闘へと発展する。

―――この物語は、魔法使いの闘いの物語である。

 しかし、別段、中世が舞台というわけでも、異世界が舞台というわけでもない。この物語の舞台は、現実世界の中でも、いたって普通の日常の中なのだから。


 俺は、家の近くにある教会に訪れていた。その辺の席に座って、教壇の奥にある十字架を見る。

 司教は、先ほど、俺に合わせる相手を連れに、奥に行ってしまった。俺は、少しいらいらしながら待つ。

 程なくして、司教が女性を連れて戻ってきた。司教はそのまま奥へ戻ってしまった。

「初めまして。あなたが、ワタシのパートナー?」

 女性は、俺に声をかけてきた。ここに居るのは、俺と彼女だけ。無論、俺が彼女のパートナーである。

「ワタシは雪音」

 ユキネと名乗る女性は、その後、「貴方は?」と聞いてくる。

 俺は、彼女の美貌に目を奪われつつも、警戒をしていた。暗くて、顔は良く見えないが、それでもはっきり分かる美しさ。

 しかし、彼女の足元には、謎の「魔法陣」が形成されていた。

 「魔法陣」は、魔法を使う上で、自動で広がってしまうものである。つまり、彼女は、何らかの魔法を発動しているのだ。それが何の魔法であるかは分からないが、少なくとも、初対面のパートナーに対する態度でないのは明確だ。

「まずは、魔法を解除してもらおうか」

「あら、失礼」

 そう言うと、彼女が光に包まれた。何の魔法だ。幻覚か、幻影か、はたまた、炎系で言う「蜃気楼」か、風系で言う「風装」か。姿を偽る魔法は多々ある。そのどれであるのかは分からない。

 ただ、言えるのは、彼女の姿が、変わった。先ほどまで、俺の高さほどまで在った身長が、俺の首ほどまで下がっている。

 月明かりが、教会のステンドグラスを通して彼女を照らす。

 その姿は、とても美しかった。黒と言うには明るく、茶色と言うわけでもない髪色。表現するならば「藍色」の髪。陶器のように白い肌はと大きな瞳。赤い果実のような唇とほんのり赤い頬。バランスの取れた四肢。細くくびれたウエスト。それは、まるで日本人形のような少女だった。

「…………」

 急激な変化に驚いたものの、落ち着きをすぐに取り戻した。

「ワタシの魔法は、『変化』の魔法。特異魔法」

 特異魔法。その名前を、俺はあまり好いていない。俺の中にある魔法、あるいは、かつての友を頭に浮かべ、そう思う。

 変化と言う魔法は、おそらく、「肉体系統」か「幻術系統」の魔法の派生系だろう。己の肉体を物理的か見かけだけかは分からないが変化させるものだと思われる。

「俺は、篠宮翔希だ」

「よろしく、ショウキ」

 彼女の一瞬見せた、輝かんばかりの眩い笑顔に俺は、見とれていた。

「ああ、よろしく頼むぜ。相棒」


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