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『私はあなたが嫌い』  作者: Tone
本編
13/54

Another 01

真っ白い部屋。そこを染めるのは部屋に放り投げられた私の赤い血。


きれいな白の空間に咲いた真っ赤な花。それを連想させた。


痛い。


痛い苦しい。


痛い苦しい痛い苦しい痛い苦しい──辛い。


どうして私は辛いの? どうしてどうしてどうして?


ねぇ辛いよ、hs@f。


hs@f? hs@fって誰だっけ? 


大事な人。きっと大事な人。そう確信できる。だってhs@fはやさしい人だから。


hs@fは私に名前をくれた。そう、hs@fは私に……どんな名前をくれたんだろう?


思い出せない。大切な名前のはずなのに。とても気に入っている名前のはずなのに。


どうして覚えていないの? 私の名前は何? 私の本名は何? hs@fから名前をもらう前の私の名前は何!?


ここに来る前は何をしていた? 何かと戦っていた気がする。


頭に靄が掛かったように思い出せない。


一体私は何なのだろう。私は誰なのだろう?


教えて。誰か教えて。


ねぇ、hs@f教えてよぉ。

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