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俺TUEEEEEEEチート最強転生者の最後

作者: 『』

生まれる場所は選べないが、死に場所は選べるという言葉がある。

私はそうは思わない。いや、むしろ逆のように思える。私がそうだったからだ。

今はもう思い出せない前世の私が、自分の人生を選んだ…漠然としたそういう自覚があった。


前世の私は楽しげに自分の生まれる場所を決めた。

高貴な身分に生まれ、親兄弟に恵まれ、戦乱から遠い。そんな場所に生まれた。

結果として、最高のスタートの人生を始めることができたと思う。

ただ、


「終わり良ければ全て良し」

こんな言葉もある。

最高のスタートを切った私だが、

今、望んでいない死に方で死のうとしている。


果たしてこれは恵まれた人生だったのだろうか。


私はこう思わざるを得ない。もう一度転生したいと。まだ生きたりないと。


でも次転生するときは、生まれる場所は決めないだろうという確信があった。


代わりに、次は生まれる前に、死に場所を決めようと思う。



そんな来世への期待と覚悟を胸に、「彼」の意識は消えていった。






































『果たして最初から死に場所を決めている人間に次の生は訪れるのでしょうか

生きる目的が死ぬことであれば、それは生まれる前から既に死人なのではないでしょうか』

『あなたはどう思いますか?』

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