カニカマじじい
遥か深くの海の底。
そこに一人のジジイが沈んでいた。
ジジイは、伝説の剣を握っていたが長年の劣化によりカニカマに変わってしまっていた。
そして、ジジイは地引網に引き上げられてしまう日が等々やってきたのだった。
引き上げられたジジイは、窒息死した。
そして、カニカマだけが地面に転がると漁師が拾い上げ海に投げ返した。
ぽちょんと表面にあたると沈んでいった。
数時間後、海が荒れ始め雷も鳴り始めた。
雨がザーザーと降り注ぐとカニカマを捨てた漁師の家に誰かがノックした。
コンコンとドアを叩くと老人の声がした。
「てめぇぶっ殺す!」
と声がしたので漁師がドアを開けた。
そこには、カニカマが置かれていた。
カニカマが声を上げているようだった。
「てめぇぶっ殺す!」
すると、呆れた顔した漁師がカニカマを掴み上げ海に再び投げ捨てた。
カニカマを捨ててから数週間がたった。
その頃から、漁師の家にカニカマが大量に送られるようになった。
そして、カニカマの裏腹に漁師はカニカマビジネスで成功し食いっぱぐれがなくなった。
そういった話をカニカマコーポレーションの社長さんが私に話してくれた。
しかし、私は疑問があった。
ここの商品たち、どうみてもジジイのち○ぽ!